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貝殻ストーリー  作者: 湯巡亭 風呂美
17/22

第17貝「スパイラル貝殻エイト4日目」

今日か?

今日なの?

すがすがしい朝だよね?

間違いないないよね?


ベランダからは、見えてるのはきれいな朝日だよね……気持ちいいのかな?


やっぱりなんか変だ。違和感がある。


今日は……今日も?本当に今日?

朝から台所で魚でも焼いているよね。

香ばしい匂いが漂ってるもん。


僕は、いつものようにサザエの貝殻を耳にあてる。ん?なんかデジャブ感。


「うわ~!波の音が聞こえる。」


朝の空気と波の音のコラボは、やっぱりいいよね?

そろそろ、服がベタベタになる錯覚があるんだけど……。気のせい?


そんな僕を見ていた妹だよな?

が、今日も布団の中から眠そうに目をこすりながら言った。


「あのさ。今、汁たれてるよ。汚ないよ。」


僕は軽く咳払いをし、今度は大ぶりのつぶ貝か?をとりあえずを耳にあててみた。


「あのさ。つぶ貝じゃ大ぶりでも波の音聞こえない。汁たれてるからね。汚いからね。」


そんな僕にとっては、いつものすがすがしい朝の一時みたいなんだけど……。


まあいいや。そろそろ学校に行こうかな。


つづく

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