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貝殻ストーリー  作者: 湯巡亭 風呂美
16/22

第16貝 「スパイラル貝殻エイト 3日目」

今日もまたすがすがしい朝だよな?

ベランダからは、見えてるきれいな朝日が……気持ちいいのか?

なんか変だ。違和感がある。


今日は……今日も?

朝から台所で魚でも焼いているよな?

香ばしい匂いが漂ってるし。


俺は、いつものようにサザエの貝殻を耳にあてた。ん?なんかデジャブ感。


「うわ~!波の音が聞こえる。」


朝の空気と波の音のコラボは、やっぱりいいのか?


そんな俺を見ていた妹が、今日も布団の中から眠そうに目をこすりながら言った。


「あのさ。今、汁たれてるよ。汚ないよ。」


俺は軽く咳払いをして、今度は大ぶりのつぶ貝か?とりあえずを耳にあてた。


「あのね。つぶ貝じゃ大ぶりでも波の音聞こえないよ。汁たれてるからね。汚いからね。」


そんな俺にとっては、いつものすがすがしい朝の一時みたいだけど……。

まあいいか。そろそろ学校に行くとしよう。


つづく

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