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貝殻ストーリー  作者: 湯巡亭 風呂美
14/22

第14貝 「スパイラル貝殻エイト1日目」

今日もすがすがしい朝だ。

ベランダから見える朝日が気持ちいい。

今日は朝から魚でも焼いているのか、香ばしい匂いが漂ってくる。

俺は、いつものようにサザエの貝殻を耳にあてた。

「うわ~!波の音が聞こえる。」

朝と波の音のコラボは、やっぱりいい。

そんな俺を見ていた妹が、布団の中から眠そうに言った。

「あのさ。汁たれてるよ。汚ないよ。」

俺は咳払いをして、今度は大ぶりのつぶ貝を耳にあてた。

「あのね。つぶ貝じゃ波の音聞こえないよ。汁たれてるからね。汚いからね。」

そんな俺にとっては、いつものすがすがしい朝の一時。

さて、学校に行くとしよう。


つづく



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