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ぼくの詩集

ひみつ

作者: 桜井あんじ

気づけ気づけ早く

その男はアンテナにすぎない


気づけ気づけ早く

その女は触媒にすぎない


気づけ気づけ

そいつはただの象徴に過ぎない


咲いたばかりのひまわり 花びらの数 小さい人々が数えてノートに書き込む

それは黄金比

1:1.618 0 1 1 2 3 5 8 13 21 34 55 89....

フィボナッチ!


気づかなければ

ただ順番 数えるだけ

1から10まで

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 順番!

はい残念 では 次の人!


巨大な黒い花が

無秩序に世界を覆う前に


数えろ

フィボナッチの数列


気づけ気づけ

そいつはただの触媒に過ぎない


波打つ水際はあまりにも日常のようでそうでない

それはエリオット波動

来て 還る 来て 還る 来る

エリオット


気づかなければ

よせては かえすだけ

単調で 退屈な

ざぶうん ざぶうん ざぶうん ざぶうん!

はいそこまで ありがとうございました!


巨大な黒い波が

日常を飲み込む前に


感じろ

エリオットの波動


気づけ気づけ

そいつはただの象徴に過ぎない


発せられた電波は宇宙の端で 神の鏡に反射しまた戻る

それが螺旋

上へ上へ ぐるぐる登る

螺旋


気づかなければ

ぐるぐる 回るだけ

ずっとおなじとこ

ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる ぐるぐる 死ぬまで

はいもう一度 始めから やりなおし!


巨大な黒い鳥が

頭の上を 通過するまえに


登れ

螺旋の階段


神様あなたは 明日から

有給消化に入って下さい

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