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プロローグ1

 僕の名前は藤鈴ふじ・りん面白くもない人生を今まで生きてきた26歳の普通のサラリーマン(オタク)だ。普通の高校を卒業して、そこそこの大学に入り、世間一般の人間と変わらない様な面白みのない青春をおくり、そして普通の企業に勤めている。

 なのになぜこうなったんだ?

 始まりは、会社から夏のボーナスが出て数日が立った頃に大学の時の友人達に誘われて都会の街に遊びに来ていた時だった。日中はカラオケやショッピングなどをして過ごし4時頃に少し早めに解散をしてバスに乗って家に帰ろうとしたんだ。そしたらなんだ?今までの面白くない人生からしてありえないだろ?バスジャックとかさぁ?テンプレかよ?

 そして今現在バスの中で絶賛人質の1人になってます(笑)

 「てめえら動くなぁぁぁ!」バスジャックの1人が言った。バスジャック犯は4人組のいかにも漫画に出てきそうな全身黒ずくめで黒いマスクを被っていて少し笑いそうになってしまった(笑)

 「全員手を頭の後ろに回しておとなしくしていろ!」さっきとは違うやつが言った。こいつらは全員がハンドガンを持っていてそれを使って乗客を脅していた。偽物じゃないのはバスジャック犯がバスに乗るなり天井に向けて3発ほど撃っていたのを見ていたためにいやでも乗客たちは逆らってはいけないことを理解してしまっていた。

 「全員大人しくそのままでいろよ・・今から携帯を回収する!」そう言うと奴らは2人ほど見張りを残した状態で残りの二人で乗客から携帯を回収し始めた。その時、通路を挟んで右側に座っていた女性に抱かれている赤ん坊が泣き始めた。

 「うるせぇ!黙らせろ女!」と母親だと思われる女性にキレる犯人の1人。だけれどもいっこうに泣き止む気配を見せない赤ん坊に対して犯人が銃を向けた。

 「耳障りなんだよ!死ね。」その言葉を聞いたときなぜか僕の体は右側の方に飛び出していた。

 <バァン>

 「テメエなにじゃましてんだ?そんなに死にたかったのか、それともガキを助けていい人気取りかぁ?」

 「さぁ~ね~。僕にも・・わからないや・・ただ・・体が動いちゃったんだよね・・・・」

 その時窓ガラスが割れてとても大きな音と先行が弾けたのと同時に僕は意識を失った。

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