24、紘子
1、富士子「サヤ」
サヤ「今日も残業でしょう、小腹が空いた頃かなって思って」
富士子「今夜は会食の予定なの」
2、サヤ「ごめんね、宗弥。お邪魔虫しちゃって、富士子と募る話しもあっただろうに」
3、宗弥「ああ、あったよ。募る話しも愛の告白も」
4、富士子に微笑んだ宗弥「なぁー、富士子」
サヤ「またー、そうやって大胆なこと口して富士子をかばう」
5.サヤ「ほんとわかりやすいよね、ばか宗弥」
宗弥「るせー。そんで、お前は何を持って来たの?」
6、サヤ「富士子スペシャルのサンドイッチ」
宗弥「めざといお前は、どうせ三人前もって来てるんだろう」
サヤ「当たり前でしょ、私を誰だと思ってんの」
7、走る車・車内
助手席の石橋「急な呼び出しですまない」
男「いえ、人員の目星が付いたのでお知らせにあがろうかと思っていた所でした」
石橋「どんな奴らだ?」
8、男「1人は中国特殊部隊にいた奴で、もう1人はパキスタン人の傭兵です。あと自爆要員も用意しました」
9、石橋「ほぉー、面白いこと思いついたな、どんな奴だ?」
男「ガザ出身なんですが、地雷を踏んで膝から下が吹っ飛んで親に金残してやりたいから、なんでもやりますって殊勝な奴です」
10、切ない表情の石橋「…、日本に呼んどけ」
男「しんみりさせてすみません」
11、石破「いつの世も、献身を知る者に地球は冷たいな」
12、2ショット
男「神も人間に嫌気が差してるんですよ」
石橋「人間は自分都合だからな」
13、富士子のオフィス(サヤと宗弥は旺盛に飲み食いしている)
サヤ「今日はなんで来たの?」
宗弥「親父に会いに来るのに、理由が必要か」
サヤ「宗弥も富士子も実家が好きよね.自立しなさいよ、自立」
14.宗弥「そうゆうお前だって実家暮らしじゃないか」
サヤ「母の体調がすぐれないからよ。介護よ、介護」
富士子「サヤは偉いよね」
15.サヤ「喜んで差し上げるけど」
宗弥「サヤ」
サヤ「何よ?」
宗弥「そう意地の悪いこと言うな」
16、サヤ「どこがよ」
富士子「なんかごめん」
サヤ「富士子が謝ることないわよ、宗弥が過剰反応しすぎるのよ」
17、宗弥「ほんとお前なー」
サヤ「ところで、どっから帰って来たの?」
18、宗弥「お日様にあんまり会えない所から」
サヤ「なにそれ、毎回そんな感じの答え方するよね」
19、富士子「日本の裏側でお日様とあんまり会えない、、、北欧!」
20 、宗弥「富士子!」
サヤ「ビンゴ!北欧でなにしてたの?」
宗弥「観光」
サヤ「嘘つき」
宗弥「お前もな」
21、会長室
国男「立ち入りを制限したい⁈」
樽太郎「ええ、情報漏洩があってからでは遅いので」
22、国男「社員には呑気で居てもらいたいんだが」
樽太郎「外から見た時、その方が平穏に見えるからですよね。ですが、液体デイバイスを守ためには必要かと」
国男「そうか、とりあえず研究所と秘書室、会長室の3箇所でどうだ?」
樽太郎「十分です」
23、車内・石橋「富士子の監視に付いてるのは6人で間違いないか?」
男「はい」
石橋「ひとグループ3人の二交代制か」
25、ニャリと笑う石橋「コロンブスらしい」
26、男「3人で対応してるなんて、そんなに優秀なんですか?」
石橋「俺が世界で通用するように基礎を作ったんだぞ。間違いなく超一流だ」
27、石橋「だからこそ、俺はあいつらの弱点がわかる」
男「弱点?」
石橋「あいつらの思考が読めるんだよ、俺は」
28、石橋「あの部隊に対して、それが出来るのは世界で俺1人だ」
29、富士子のオフィス前・廊下
サヤ「じゃあ、私仕事に戻るね」
富士子「ごちそうさま」
宗弥「俺は研究所に寄ってくよ」
30、サヤ「お二人で仲良くどうぞ。宗弥、またね」
31、エレベーターに乗っているサヤ
サヤの会社専用内線が鳴る
サヤ「はい、疎下の内線です」
オペレーター「住田紘子さまからお電話入ってます」
33、サヤ「またですか、掛け直すと伝えて頂けますか」
34、社内オペレーションルーム
女「毎日、10回以上のお問い合わせを頂いております。問題でしたら保安室が対応いたしますが」
35、サヤ「ちょっと精神を病んでしまった友人なんです。わかりました、つないで下さい」
36、紘子の声「サヤ!!!どうして!!なんで携帯に出ないのよ!!!」
耳から携帯を離すサヤ「関わりたくなかったから」
37、紘子、やつれている
紘子「…どうゆうこと」
38、サヤ「孤立無援なのね、紘子。大丈夫?」
紘子「弁護士さんからも連絡がないのよ!!」
39、サヤ「弁護士?」
紘子の声「あんたが紹介してくれた弁護士よ!!」
40、サヤの声「私が紹介したのは弁護士じゃなくて、私の知人よ」
怨霊の紘子「えっ…、私を騙したわね、サヤ」
41、サヤ「騙した⁉️何言ってんの、大丈夫、紘子」
紘子の声「お金返してよ!!」
サヤ「私、紘子からお金借りてないわよ。お薬ちゃんと飲んでる?」
42、紘子「社長からも、社長の弁護士からも、なんの連絡もないわ!!!私の案なのに!!」
サヤの声「プレゼンしたのは紘子でしょう。私に言われても」
43、サヤ「借金で追い詰められてんのわかるけど、、」
44、紘子「騙したのね、私を陥れたのね!」
サヤの声「言いがかりよ。ねえ、ほんとに大丈夫?」
紘子「あんたなんかに・・あんたなんかに・・」
45、サヤ「あんたなんかにって?」
紘子の声「わたしが、負けるわけがない!」
サヤ「やっぱりそう思ってるんだ。残念だわ、紘子」
46、紘子「覚えてなさい!!」
サヤの声「紘子、この会話は録音されてるのね。私に何かあったら保安部の人に頼むことになると思うの。ごめんね、これ以上は付き合いきれない」
47、サヤ「元気でね、さようなら」
48、“ツーツーツー“と音を立てているスマホを握りしめて茫然自失の紘子
時間経過・夜
49、富士子、女将と料亭の前に立っている
国男の車が停まる。
50、女将に案内されて中に入ってゆく富士子と国男
51、2人の男、料亭の中に入ってゆく(富士子の護衛・特戦群)
52、富士子たちを見送っている運転席に座る男(コードネーム・マウス・以下マウスと表記)、運転席の車窓がノックされて視線を向ける。いつの間にかに男が立っていた。
53、ノックした男「本陣より預かってきたものがあります」
マウス「ご苦労様です」と言いながら車窓を下す。
54、箱を差し出す、ノックした男
55、運転席に座ったまま手を伸ばすマウス
56、ジワリとテニスる箱を引くノックした男
57、“えっ“とノックした男の顔を見上げるマウス
58、手を伸ばしたマウスの脇の下を滅多刺しする、ノックした男の手(手袋あり)




