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サヤ  作者: 國生さゆり
16/21

16、神様ってクソったれよね



1、ベットにふたりサヤと石橋(サヤの部屋)

裸のサヤ、仰向けで天井を見つめている

石橋、伸ばしたサヤの左腕に頭を乗せ、コアラの子供のように四肢をサヤの体に巻き付けている。

サヤの髪に、耳元に、顔をうずめている石橋

石橋「お前が楽しそうに話してたから・・いけないんだ」と囁く



2、バストサイズ2ショット

サヤ、「そんなことで・・」

石橋「俺だけを見てて欲しくて」

サヤ、「見てるし、こうやって寝てもいる」


3、

石橋「‥嫉妬‥させないでくれ」

サヤ「そのぐらい自分でなんとかしなよ、工作員でしょ」

石橋「お前のこととなると・・俺は」



4、サヤの首元に右手を添える石橋

 石橋「正気を失うんだ」

 サヤ「だから、こうゆうとこウザいんだけど」



5、サヤ「私はもう逃げたりし」



6、石橋「わからないんだ。信じていいのか」

サヤ「あなた人を操り過ぎたんだね」

石橋「そうなのか…、」

サヤのモノローグ1、“半分壊れているこの人は私を愛しているという。そんなとこが似てるから、こうして一緒にいられるのかもしれない“


2、“ただ、この人は今でもどこかで、人を信じたいと思ってる“

“私はそうゆう希望的観測を持ってるこの人を甘いと感じて、いじめてやりたくなるのかも“



7、サヤ、左手で天井を指差し

サヤ「あの星、私が6歳の時にかーさんが貼ってくれたのよ」


8、サヤ「まだとーさんとかーさんは仲良くてね、幸せだった」

  見上げる石橋「誰にでもそんな時期はある」

  サヤ「神様ってクソッタレよね」



9、くすみ、色あせた蛍光色の星



10、石橋「一緒に逃げようか、誰も俺たちを知らない所に」

  サヤ「金はどうすんの??なきゃ幸せになれないの知ってるよね」


11、石橋「知ってる」



翌朝

12、朝、トレーニング着のサヤ

公園のベンチに座っている



13、サヤに密やかに近づく影



14、振り向くサヤ

 サヤ「何しに来たの?」冷たい顔つきである。


15、上着のフードをかぶっている智人「電話してる!何度も、何度も!」

  サヤ「声おさえて」

  智人「ああ!バカだよ!!君の口車にのったんだから」


16、顔をそらし、景色を眺めるサヤ「そうね、私なんか信用するからよ」

  

16A、智人「・・・ごめん・・」



17、智人へと視線を向けたサヤ「座って、何があったの?」

  

17A、智人「もう、君しかいないんだ。僕を、僕を見捨てないでくれ」サヤの足元に座り、サヤにすがる。



18、サヤ「先に私を捨てたのは、あなたよ」



19、智人「僕は…、蔑まれる結婚生活から抜け出したかっただけで」

  智人の頬に両手を当てているサヤ「下に見られてるって、適当に扱われるのって辛いでしょ」

  


20、智人「すまなかった」

サヤのモノローグ、“と、言いながら保身を探す、うましかくん“


21、サヤ「もういいから、ベンチに座って。どうしてここに来たのか、話を聞かせて」

  


22、パークベンチに座ってる2人

智人「辛いんだ。2人も死んで」

サヤ「良心が呵責してるだけよ」


23、智人「君は・・よく平気でいられるね」


24、サヤ「私の母はね、罰を考えるのが上手かったの」

  智人「なんの話をしているんだい?」

  サヤ「だから、あなたの話よ。私は母に罰せられるのを起立して待ってたわ。今のあなたみたいに」


25、智人「・・・」


26、サヤ「優しさは弱さよ。想像してみて、いらないでしょ。自分を弱くする優しさなんて」

  智人「どうしたら、君みたいになれるんだよ」

  サヤ「恨みの上に立つのよ。あなたを馬鹿にした人たちの上に立つの」



27、サヤ「簡単よ、その気になればいいだけだから。さっ、もう帰って。大人しくホテルにいて。それからあなた太ったわ。奥さんを憐れんでいる夫には見えない。体重落として」



28、智人を見送っているサヤ

  サヤのモノローグ、“今更、後悔しても遅いんだけどね、うましかくん“



時間経過

プチ・トリアノン

29、玉ねぎをみじん切りしているサヤ・肩でスマホを支えながら電話をしている


30、快速すぎる手元


31、サヤ「そうなんだ、良かったーー」

   女の声「サヤの助言のおかげーー」


32、女の声「どうしたの?泣いてんの?」

   サヤ「ちょっと、ほら、色々あって。私、雇われの身だから」

  女の声「また、富士子に・・何か言われたの?」



33、サヤの口元、笑ってる

サヤ「言えないのわかってて聞いてんの・・ほんと意地悪なんだから」



34、女・紘子、サヤの高校の同級生である。

紘子「いつまでそうしてるつもり?私のとこで働かないって言ったの覚えてる?」

サヤの声「ありがたい話ではあるけど、富士子には恩があるのよ」



35、紘子「私だって、あなたの親友よ」



36、サヤ「わかってる、ありがとう。ねえ、智人のこと覚えてる?」

  紘子「あああー、彼、いま大変じゃない⁈」

  サヤ「そうなのよ。ホテルに缶詰状態なの・・落ち込んでで・・慰めてあげたいの。一緒にどうかなって思って」



37、紘子「あんな辛い目に合わせたのに⁈」

  サヤ「それはいま関係ないでしょ。善意でした事を疑われて警察に逮捕されたのよ。可哀想で仕方ない」

  紘子「確かに」



38サヤ「だからね、様子を見に行きたいの。こんなこと富士子に頼んでもヤダって言われるから」



39、紘子「わかった。予定ちょうだい、合わせる」



40、サヤ「ありがとう」

サヤのモノローグ、“あんたがゴシップ好きで良かったーーー、さてと、やりますか“



日替わり、

41、ホテルロビー

サヤ「ごめんね。私の予定に合わせてもらって」

紘子「いいのよ、話題の人に会えるんだもん。いい息抜きになるわ」

サヤ「忙しそうだもんね」



42、エレベーター内

サヤ「智人って、盾石のWEBデザイン部だから、紘子の相談にのれると思うんだよね」

紘子「どう今の時代、SNSを華やかに美しく映えさせるかだからね」



43、ドアを開ける智人「いやー、いらっしゃい。久しぶりですね、高橋さん」

  紘子「ほんとね、佐伯くん」

  2人のそばを通り抜け、中に入りながらのサヤ「2人とも硬いなー」



44、ルームサービスのテーブル前に座っている3人

紘子「おいしーね、ホテルスゥイーツーー、神」

智人「この部屋で人に会うのは久しぶりだから、奮発したんだ」

紘子「大変だったね、大丈夫なの?奥さん1人にして」

智人「実家にいるよ、身重で何かと心配だからね」



45、

紘子「警察の聴取まだ続いてんの?」

智人「いや、僕は協力者だよ。なわけないじゃん」

サヤ「ここにいるのはマスコミ対策なんだよね」



46、

智人「人助けしたのにさ、迷惑な話だよ。ところで君、会社立ち上げたんでしょ?上手くいってるの?」

紘子「ネットニュースを配信する会社なの、高齢者向けのね。核家族化で孤立しがちじゃない何かと、だから国の支援とか交付金の手続きとか、NGO団体とかの紹介とかを織り交ぜて配信するの」



47、

紘子「主な収益は年寄り向けの広告からって考えてる。この案、元々はサヤの提案だったのよ」

サヤ「ところで、まだあの都市伝説は継続中なの?」

智人「都市伝説?なんだよそれ」



48、

サヤ「紘子はMENSAの会員なのは知ってるでしょう?国際的なIQの高い人達が集うグループ」

智人「ああ」

サヤ「国難とか、そうね、人類滅亡の危機が起きる前に、密かに連絡が来て優先的にシェルターに入れるという都市伝説があるの」



49智人「ええ⁉️そんな伝説があんの??」



50、紘子「頭脳という才能の保管計画。壊滅的な被害を受けたであろう地球の復興と再建のためには、私たちが不可欠なのよ」



51、サヤ「そう、紘子は富士子と一緒でこの世界の重要人物だもんね」

紘子「あの子と一緒にしないで、彼女はちょっと頭がいいだけよ」



52、サヤ、紘子を見ている「・・・」



53、サヤ「それでね、法的なことを朋子さんの弁護士さんにお願いして、ホームページと資金面の投資を智人にお願いできないかなっていう相談に来たの」



54、智人「俺に!ホームページのデザインはできなくもないけど・・投資は・・義兄さんがなんていうか・・」

サヤ「じゃ、お義兄さんに紹介してよ。その場で紘子がプレゼンすればよくなくない」



55、紘子「そうしてもらえると助かる!!私にないのは後ろ盾だけなのよ、銀行融資も今MAX借りてるんだけど、、、大きく展開するにはやっぱりもう少し資金が必要なの」

サヤ、紘子を見ている。



56、紘子「お願いーよーー、智人。絶対!あなたにも、あなたのお義兄さまにも損はさせないから」



57、智人「“僕抜きで話は進めない“を守ってくれるなら」



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