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笑うベースボール 25

 投高打低(とうこうだてい)という言葉がある。野球型スポーツにおいて、投手が活躍し打者が活躍しない、そんな状況をあらわすものだ。たとえば公式球が飛びにくい物へ変更されると、リーグは全体的に投高打低なシーズンを送ることになる。賛否両論ではあるけれど、それもふくめて野球というスポーツだ。


 今日はまさにそんな状態。6回の表が終わって、スコアボードには「(ゼロ)」が11個ならんでいる。ヴィヘリャ・コカーリが6回裏に点を入れられないのなら、12個目が追加されるだろう。


(いや、見ていておもしろいんだけどさ)


 そんな状況をイーダ監督はわりかし楽しんでいた。転生前の野球動画で一番多く再生したのは守備のスーパープレー集。今日はそれがお腹いっぱいになるほど飛び出してくる。鮮烈な守備シーンだったから、色鮮やかな絵画を凝視した時と同じ現象が発生していた。目を閉じても、まぶたの裏にくっきりと輪郭が残るのだ。


 とくに5回表の守備、クリッパーとサカリの二遊間。これは語り継ぎたいほどのもの。


 1アウト1塁の場面、低くするどい打球が二遊間――セカンド・クリッパーとショート・サカリの間を襲った。打球はグラウンド・エフェクトでも生んだのか、地面と水平に飛び土ぼこりまで立てた。2塁ベースのほぼ真上、内野手が誰もいないところをまっすぐ目指して。いや、定位置で守れば()()()()()()()ところを。


 どの図書館にいる司書だって体を地面と平行にして飛ぶわけがない。魔界にいるひとり以外にそんな芸当はできないのだ。ちょうどよくそこにいたクリッパーは、守備位置を微妙に2塁側へずらしていたことも、もちろん今日の試合に参加してくれたこともふくめ、ファインプレーの擬人化となった。


 空中にいるまま左手を返すと、バックハンドでボールを捕球しアウトをひとつ。これだけでも今日観客となったオートマタたちは「見にきてよかった」と思える瞬間だったろう。でも続きがあったから、スタジアムの熱気は「熱い」と感じられるほどになった。


 さすが、コンビなだけはある。クリッパーが着地した時には、横にサカリが走ってきていた。白球は司書にグラブトスされ空中へ。カラスはくるりと半回転すると、それをむんずとつかみ、もう半回転くわえて地面へ片脚を突き立てる。そして勢いそのままに、前転宙返りでもするかのようにボールを1塁へ打ち出した。飛び出していた1塁走者は戻り切れずにタッチアウト。ダブルプレーでチェンジ、最高の守備シーンだった。


(うーん、許されるなら動画で保存しておきたかったよ)


 思い返すと1塁手の骨58号さんもすごかったかも。おおきい体をいっぱいにのばして捕球したのち、骨人特有の体のやわらかさでぐにゃりと変形、足元へきていた走者にタッチしたのだ。人間種にはできない芸当。オートマタをチームへ入れてよかった。


(さて……攻撃はどうだろう)


 イーダは脳内の好プレー動画再生をやめて、気持ち切り替え目をフィールドへ。投高打低は自分たち側にも適用されており、それは6回裏の打順を見ればわかる。オンニからはじまるのは3回とまったく同じ。つまり各回3人で3アウトを経た結果だ。打線は完全に抑えこまれているといってよかった。


 そのオンニは2回目の打席も方針をくずさない。彼は自分の脚がそれほど速くないのも、自分に長打力がないのも理解している。バットを短く持って、ボールをミートしやすくし、徹底したカット戦術に明け暮れるのだ。


 5球、6球、7球。連続ファールで粘っていく。魔界名物バックネット虐待に、鷹の鳥人、投手ノジュスも嫌な空気を感じていた。むろんネットに同情したわけではない。


(ちっ、こりゃやっかい。おいらが左右に投げ分けても、あいつら全部ファールにしやがる)


 かといって対戦相手はみな動体視力がいい。あきらかなボール球は振ってもくれず、ストライクかボールかきわどいものだけカットされるのだ。これだけボールへバットを当てるのがうまいのなら、いつしかヒットを打たれてしまいそうで、ひとり目の投手サカーチ・ジュラが苦しそうにしていた理由もわかった。


(せめてあと3人)


 自分の役割は4回から7回の3イニングを投げ切ること。本来なら9人だが、恐竜投手がひとり分早く降板したため、マウンドの鷹は10人の打者を打ち取らなければならない。そしてジュラと同じ問題をかかえている。


(くそっ、魔腺疲労が……)


 10球目をファールにされて、さすがに彼も舌打ちをした。自分もふくめ、全員がみずからになんらかの魔術を使っている。当然プレー時間がのびればのびるほどキツくなっていく。とくに身体強化魔術をかけ続けなければならない投手において、それは深刻だ。そうでなければ3イニングずつという継投策なんて取らなかった。


(相手の投手はおいらたちと違ってタフだな。いや、もしかしたらそうでもないのか?)


 思考が目の前の打者からはずれはじめたのはよくない傾向だったが、ともあれ彼の予測は正しい。魔王のチームはベンチ内で魔術をかける。言遊魔術(ケニング)による身体能力の強化が主だ。だからフィールドには持ちこめない魔石を利用できる。肉体的な疲労にいたっては優秀なドクターによって手厚い回復も受けられる。


 一方、勇者のチームは裕福でなかった。魔石という高価なものなど、ほとんど持ち合わせていないのだ。数少ないそれも武器などに埋めこまれた物。ベンチへは持ってこられない。


(やり切るしかない!)


 そう思ってさまざまな球種を左右に散らしながら、打ちにくい低めのコースへ正確に投げこんでいく。11球、12球、13球、14球……。けれどファールの連続だ。ここまでくると認めなければならないだろう。


 ――投球のくせを見抜かれていると。


 打席に立つ男は洞察力のするどいキャッチャー。その分析能力は異常に高い。まったく非常識なほどに。


(ああ! らちがあかない!)


 魔力を使い果たす前になんとかしなくては。あせる気持ちが指先へ妙な力を入れ、15球目は3つ目のボール。過去、こんなに長い打席があっただろうか?


 体毛の間を汗がつたう。服を濡らして気持ちが悪い。打席の敵は1球1球ごとに不気味な存在感を増している。いや、恐ろしさすら感じた。もしここでヒットを打たれたら、心が折れてしまいそう。


 16球、17球、18球、そして19球。毒の沼へ沈んでいくような、体力を奪われる感覚がした。


 ――その時、ベンチから大声がした。


 怒号にも似た野太い声だ。あんな声を出せるのはチームにたったひとりだけ。


 降板した恐竜投手ジュラ。


「ノジュス!」


 大声では発音しずらい名前だろうに、彼はバックスクリーンにまで届きそうな音量で叫ぶ。


「俺は8人打ち取った! 俺の勝ちでいいんだな!」


 今まさに8人目の打者と対峙する戦友へ、恐竜はそう言い放った。意味するところは、ここで折れれば俺の勝ちだがお前はそれでいいのか、と。


(…………)


 しばし沈黙。でもすぐに鳥人はくちばしの端を上げる。


「うるせぇ」


 低くボソリ、そして笑み。


 体の力が抜けていく。それは投げる力が失われたのではなく、余分な力が()()()()緩和される絶妙な効果をもたらした。


 ワインドアップでふりかぶり、彼は「がぁっ!」と竜のように咆えた。真ん中高めのその球は、球速148km/h。彼が投げはじめた時のストレートと同じくらいの速度。


 打者の夢魔は失投だと思った。高めの球ならいくぶんかヒットしやすい。ゆえに自然な形でバットが出る。奥歯を食いしばってインパクトへそなえる。


 ――でも球は、落ちた。物理法則を笑い飛ばして、ケタケタと耳障りな音を立てながら。


 伝家の宝刀フォークボールに、ぶおんとバットが空を切る。ついで「Strike(ストライッ)」、審判のひかえめなコール。


 20球、13分01秒。1アウトを取るために費やされた、たった1打席にかかったもの。日本のプロ野球リーグの記録よりも1球多く、アメリカのメジャーリーグの記録よりも1球少ない、そんな記録。


「っしゃぁ!」


 グローブを叩いて、鷹はもういちど咆えた。


「無失点は、おいらがつなぐ」、その言葉どおり、彼もまた義務を果たしたのだ。


     ◆  ①  ⚓  ⑪  ◆


 1塁ベースコーチの位置で、魔女が「ようやくきたね」とつぶやいた理由は、とある男がマウンドへ上がったから。勇者イヴォ、今日最大の敵で、さっきまでレフトを守っていて、今さっき3人目の投手になったところ。


(勇者側は3イニングを3回まわす継投策。今は6回の裏1アウト。2アウト分かせげた、ってことでいいのかな)


 出番のない時にはずっと、オンニが相手ベンチを注意深く観察していた。そこで彼らが魔石を使用していないことに気づいた。くわえて相手チームは全員が地球人離れした身体能力。あきらかに魔術を行使している。


 なら取る手段は簡単だ。魔力切れを狙えばいい。今のところ2名の投手には効果があった様子だ。もっとも、得点にむすびついていないから及第点といったところだけど。


 魔女は相手の投球練習を見る。右投げの彼は、ずいぶん軽く投げているように見えた。本気ではない。それでもスピードガンの速度は160km/hを上まわるのだから、プレーが再開された時にどんな球が投げられるのか予想もついた。きっと固有パークの制限いっぱいに、今まで誰も見たことのない速度でボールが宙を切り裂くのだ。


 受ける側の捕手も変わっている。野球選手には見えない小太り体系の人で、たぶん人間種の男性だと思われる。()()()()というのは、ゲームの最初から仮面を着けていて顔が見えないからだ。今は仮面がないけれど、かわりにキャッチャーマスクでよくわからない。利き腕は左、だからミットを持つのは右手。キャッチャーは右利きのほうがやりやすいとされているから、なかなかに珍しい存在だ。


(相手も正体不明な人がいるんだな。まあ、こっちほどじゃないかもだけど)


 ネクスト・バッターズサークルを見る。あきらかに死んでいるやつが手足の関節をあらぬ方向へグネグネと曲げ、たぶんストレッチなのだろう動きで体をほぐしている。


(ここで打者は骨53号か。頼りない気もするんだけど……2安打してるんだよね、あいつ)


 投高打低の本日において、2安打しているのはあの料理人だけ。今のところ、ではあるのだが、両チームふくめて彼だけなのだ。いくらストレッチがすぎて、ついに頭蓋骨が360度回転していたとしても、結果を残しているのに変わりはないのだ。


(怖っ!)


「こ、怖いぃ。首の骨が怖い」


 ベンチからも声。同じことを思うだなんて、これは尊い。いやそうではなくて、しっかり立ち直ったのが尊い。


 自身の失敗へ涙を流していたノエルは、すっかり元気になっていた。手元にはイーダの書いたルールブック。さっきまで走塁の欄を真剣に、穴が開くほど見ていたけれど、ちょっと余裕も生まれたようだ。


 イーダは骨53号が出塁したら、すぐにノエルを代走へ出そうと思っていた。「失敗したらすぐにやり直させるほうがいい。そうしないと二度と挑戦できなくなる」と、昔マンガで読んだことがあったから。


 彼の高速走塁「Charge(チャージ)」は1日2回が限度。もう1回使ってしまったから、残り1回だけ。代走に出すとしても、使いどころだけはアドバイスをしたほうがいいだろう。


(さぁ、そろそろはじまるかな)


Play(プレイッ)!」


 マウンドにはただならぬ闘気を四方へ放つ勇者の姿。仲間ふたりがつないだ無失点、背負うものも多かろう。対する骨はあごをカタカタさせている。そこもストレッチしておけばよかったのに。


 勇者がワインドアップでふりかぶる。と同時に、彼の周囲の空気がゆがむ。比喩的な表現をしたわけではない。彼の体が温度的にも魔法的にも過熱していたからだ。そのせいで彼のまわりには陽炎が立っていた。


 彼の信奉する筋肉という筋肉が、沸騰しそうなほど熱い血潮と凝縮された魔力を流し、今まさにはち切れんばかりの勢いで外に噴き出そうとしているのが見えた。そして――


 白いレーザー、空気の悲鳴。


 ズバァァン!


 時間差もなく、響く破裂音。


「ひゃ……177キロ⁉︎」


 見間違いではない。電光掲示板のスピード表示に、悲鳴にも似た観客たちの歓声がスタジアムを満たす。口のあるものはあんぐりと開き、トントゥたちは食べかけのヒマワリの種をぽろぽろと手から落としていた。


(う、打てるか!)


 そうだった。勇者はチートだった。


 あっけにとられたイーダの目に、テンポよく投げられる2球目が映る。映るといっても軌跡が見えるだけ。そしてズバァァン! の音に体をビクッとさせた。


 これも177km/hだ。地球の野球公式戦において、投球の最高速は169.1km/h。その5パーセント増しだから、端数切捨てで177km/h。脳内の電卓が「だってそうなるでしょ?」とのたまって、その現象を数学の公式のような既成事実にしてしまう。


 ここまできたら、もう祈るだけなのかも。魔女はあきらめそうになった。すぐに「いや監督があきらめてどうする」なんて強がりを口にしてみるが、脳みそには177km/hの文字がこびりついてしまって、しばらく立ち直れそうにない。


(あわわ、どうしよう)


 万が一あれがデッドボールになったなら、痛いどころではすまないはずだ。ドクが嬉々として駆け寄ってきて、「うん! 骨折!」とか「内臓破裂!」とか言うに決まっているのだ。だから彼女はガラにもなく、骨53号を心配した。剛速球が命中し、バラバラになって、球場に骨を埋める結果にならないでくれと。


 そんな心配をよそに骨53号はいちどバッターボックスから引いて、虚空を見上げる。首を少々かたむけて、あご骨をだらりとだらしなく下げて。表情がないにもかかわらず、彼は誰がどう見てもマヌケ面をさらしていた。投手を油断させるための秘策だろうか、魔女はそう感じて「……効かないと思う」なんてひとりごと。


 もちろん勇者は気にしなかった。次の球を放るため、豪胆な投球を開始する。体中がミシミシ音を立てそうな力強いフォーム。放たれた白球はみたび177km/hを記録し、キャッチャーのグラブ目がけて猛進した。


 ――しかしそれは、意外な結果を生む。


 せまる剛速球を、53号は両目をしかと開けて見た。折り目正しくバットを構え、目深にかぶるヘルメットの下、あごを引いて上目づかいに、大まじめな顔で目の色を変えて。


 傍目に見れば勝ち目は薄い。目も当てられぬ結果もありうる。彼はひいき目に見ても日陰者。その見た目へ、これは駄目だと誰しも思う。いつもは焦げ目のひどい料理を作って、相手に腹八分目を強要する骨。目玉焼きすらロクに作れぬ、目くそのような仕事人なのだ。


 ところが引け目を感じることなく、目下彼はあることを目論(もくろ)む。目当ての結果を手繰り寄せるため、白球の縫い目がわかるほど注目し、集中した。この勝負の決め手をなすため、目線はボールを追い続けていた。目覚ましい結果で派手に目立って、料理へ目くじら立てる魔女に目にもの見せてやろう、なんて。


 だから彼は腰をかがめ、頭を内角側へかたむけ、ついでに()()()()()()()()()()()()()()()()。バットを振ることなどできない、特異な打撃フォームを取ったのだ。


 ――バント。


 確実にバットをボールへ当てることで、打球を転がす打法のこと。


 これは主に走者がいる場面で使われる戦法だ。ボールを転がして時間をかせぐことで、走者が次の塁へ進みやすくするのだ。あらかじめ走者へ「次の球が投げられたら走れ!」なんてサインを出しておくのが常套手段。そうすることによって高確率での進塁が見こめる。


 そのかわり、打者はアウトとなる公算が高い。あらかじめ走っている塁上の走者と違い、打者にとっては内野へのゴロと大差ないのだから。


 ゆえに走者がいない現在のような状況において、通常は出番のある打撃戦法ではなかった。内野ゴロと同じであれば、アウトは必至となるからだ。でも()()()()()()戦法なら、このタイミングでも許される。魔女は一瞬で意図を理解した。


(セーフティバント!)


 それは安打を狙ったバント。守備側の誰もが予想してない時、虚をつく形でバントする。誰も予想していないのだから、対応が遅れるしミスも多くなる。ゆえにヒットを狙える、なんてものなのだ。


 ボールがバットに当たる直前、骨53号は全身をやわらかい布のように弛緩させた。


 コッ! 剛速球に似合わないちいさな音がして、打球はすぐさま地面と接触し、転がった。コロコロコロ……本塁と3塁をむすぶ白線の脇、速くもなければ遅くもない、ほどよいスピードで進んでいく。あわてて前進する3塁手のオーク、同じく打球をひろおうとマウンドから駆ける勇者、そのふたりをわき目に、ひどくマイペースな速度で。


(こつ)さん、走って!」


 言われずとも53号は走った。猛然と走った。あまりに急いで走ったため、骨をいくつかそのへんに落としながら。そこまでしても脚は速くない。普通なら十分アウトになるくらいの速度しか出ていない。


 でも3塁手はあわててしまった。投手のイヴォが同じ目標を目指していたから、どちらが捕るのかと迷ったのもあった。結果、自分が処理すると決めた彼は、転がるボールをつかむのに時間がかかった。手の中で縫い目をたどり、投げやすくするのにも少々の時間が必要に。そうして生まれた時間が1秒半。


 勝負の分かれ()、というやつだ。大急ぎで1塁へ送球された、その結果は――


Safe(セーフ)!」


「ああ! やったぁ!」


 魔女は両手を上げてよろこび、骨ははずれたあご骨のままドヤる。塁を走り抜けたため、1塁へゆっくり戻りながら。この間にも2、3本の骨がフィールドに散らばったが、気にする様子など皆無のままで。


Time(タイッ)!」


 散らかった人骨を掃除するために、審判はタイムをかけた。そのすきにイーダは骨53号へ歩みより、肩を叩いて祝福を。


「見直したよ! さすがに予想していなかった! ありがとう!」


 賛辞に骨はふんぞり返り、カタカタと気味の悪い音を立てた。でもそんな音、大歓声の前には誰の耳にも届きやしない。


 1試合3安打、いわゆる猛打賞。この世にスポーツ新聞があったなら、「彼は活躍した」と太鼓判を押される誇らしい結果。


 蛇の()の意匠――緑の円形章(ヴィヘリャ・コカーリ)を身に着けて、骨53号は誇らしげだった。


 でもこの間ずっと、やっぱり彼に眼球はなかったのであった。

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