第5話 男の子のロマンだよね
「魔力も回復したし、あとは城壁だな…高さは10mもあれば大丈夫かな?」
「堀の巾は何mの予定?」
「100mと思ってたけど…肉食の川の魔物をたくさん入れて」
「それなら良いね」
「久しぶりにスキルボードみせて」
レベル999 HP99999 MP199999
ATK9999 DFS9999
MAT9999 MDF9999
称号 異世界からの転生者
ヘカテーの代理人
管理者を所有する者
バーカーサー
青龍王の主
スキル スキル無限取得 スキル作成
魔法無限取得 魔法作成
武具制作 アイテム制作
農地開拓 水路開拓
地下通路開拓 建造 彫刻
道路施行 橋施行
剣術 一刀両断 狂喜乱舞
体術 ジャイアントスイング
斧術 回転投げ
所持魔法 アイテムボックス10
シールド10 コレクト10
ディフォメイション10
ファイアボール10
クロスファイア10
スパイラルウインド10
サンダーアロー10
「増えたね」
「梳李様の努力の賜物です。早く外に行きたいって事が伝わってきますよ」
「さて…大まかな区画整理や道路と、転移門は出来たから…ヘカテー族を核融合するかな…」
「どうやればいいの?」
「それは…管理者の私がやります。魔力は梳李様から頂いて管理者権限や代理人権限をフルに使う必要があります。心を沈めて、リラックスしてください。何も考えずに…」
「わかった」
大量の魔力を奪われ真っ白になっていく…その先で
「おぉー!これはキャラクター作成画面か…なになに…個体差は気にしないで、だいたいの平均値を決めるのか…とりあえず、性別の割合は、繁殖もできた方が良いから1:1にして、顔は男女共に、美形が良いよなぁ…成人の身長、体型は、少し大柄にして…これも男女で一緒にしておこう。街を作りながらどうなっていくのか…とても楽しみだな」
「我らが王よ!此度は、生を頂きありがとうございます。この領地の開拓、運営、維持…全て我らにおまかせください」
「たくさん居るなー。幸せに暮らすんだぞ…あとバルバロッソの事もよろしくな」
「はは!青竜王様もよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくね」
「委員長!何体作ったの?」
「とりあえず20歳のヘカテー族を8000人生み出しました。転移門に使う魔石以外は、全部使いましたので」
「転移門に魔石はめなきゃな。ダンジョンはあるの?」
「冒険者の憧れダンジョン!ありますよ!」
「城壁内にはないですが、東側1km、水路の少し北側にあるダンジョンが1番近いですね」
「そしたら…ダンジョンまでの道路整備や商店街も、安全に行き来出来るように造っちゃお」
「街づくり…昔やったシュミレーションゲームみたいで楽しいんだよな。発展して人口が増えて来たら通貨が必要になるだろうし、資源も初めのうちは渡さなきゃいけないだろうから、ドロップアイテムをもっと貯めなきゃな。ギルドを作ったり…騎士団とか、城の使用人も募集して…」
「やる事はいっぱいですね」
「明日はダンジョンまでの環境整備と武具を整えて…終わったらとりあえずセントラルに向かおうかな」
「いよいよ冒険の始まりだね」
ヘカテー族は早速エリア毎に人数をわけてそれぞれの仕事に取り掛かっている。バルバロッソも食用の野獣をどんどん集めている。落ち着いたら、バルバロッソも連れて遊びに行くとか、背中に乗せてもらうとか、できたらいいな…と思いながら休んだ。MPが増えたで、空になるとインターバルは少し長くなるようだ
「よく寝たなぁ…大地で寝るのもあと数日間かな、とりあえず武器を作るかー!」
「梳李様おはようございます!武器制作、張り切っておられますね!」
「武器の作成は男の子のロマンだからな!」
「材料はどれを使えば良いのかな」
「どのような武器を作るのですか?」
「コツコツ、一通りは作るつもりだけど…まずは大剣かな」
「それなら青竜王に鱗をもらって、あとはキングサイクロプスの角、ダークスケルトンメイジの杖、辺りが良いですね」
「付与魔法は…強化、軽量、威圧、魔力充填、斬撃範囲拡大と縮小…その辺でしょうか、成功すれば国宝にも負けないレアソードの完成ですよ!」
「聞いてるだけでもすごい大剣だね。俺は魔法付与ってできるの?」
「アイテム制作スキルをお持ちですから大丈夫ですよ」
「んじゃ…作ってみるか!」
地面に鉄板を敷き、デザインを描いていく。細部のこだわりは重要…刃の通りが良くなるように真ん中を分厚くしたりはしない。その代わりに波形を彫刻の様に、両刃から中に集める。バルバロッソをイメージして描く…刃先は円形をとり、柄まで少しづつ剣幅を広げていく。素材を並べる
「アイテム制作!魔法付与!」
薄いブルーの美しい大剣が完成した。剣を太陽にかざして角度を変えると青竜が姿を現す
「フォルムといい…完璧だ!収集癖のある俺もこれなら1本で良いと思ってしまう」
「最高傑作だね」
「良し!相棒に名前を付けないとな…これ以上の武器は無いだろうな…覇者、王様、覇王…武器の覇王がいいな!オーバーロードだ!大剣オーバーロードにしよう!」
「武器に名前をつけるって…学生時代から変わりませんね!喜びがダダ漏れです!梳李様」
「お、おう…俺の黒歴史の記憶は、締まってくれるとありがたいけど…とにかくダンジョンまでの整備をとっとと終わらせよう。愛剣オーバーロードも使いたいしな!」
ダンジョンまでの1kmの道のり初見の魔物にもエンカウントしたが勢いよく切り裂いていく。拡大した斬撃は回りの大木や岩をも切り裂き、大型の魔物も近寄る事も出来なかった
ユニコーンに出会った。ユニコーンは魔法攻撃をしてきたが、オーバーロードが吸収した
ユニコーンの白い毛並み、輝く角、銀色に光るたてがみ…梳李は魅了された
「委員長!こいつ足の裏を怪我してるな。それと個体名はなに?」
「図鑑によると…」
「俺がエンカウントしたり倒したりした魔物は図鑑完成度で言えばどれくらいなの?」
「魔物は現在12%強ですね」
「魔物のコンプリートにはあと何種類くらい必要なの?」
「全部で約300種ですのであと260種くらいです」
「深淵の大森林て、人類の未踏の地なんだよな?」
「未踏の地は、他にもたくさんあります。永遠に続く砂漠もあれば、この大森林の何十倍にも広がる氷の大地、海も未開拓ですよ」
「くーっ!上がるなぁ!コンプリート目指して大冒険できるじゃん」
「ちなみに図鑑の他の進捗状況も教えて」
「魔物12%、素材8%、植物21%、野獣1%、魚0%、武器15%、防具7%、魔道具2%ですね」
「フルコンプリート目指して大冒険だな」
「あ、ありました!そのユニコーンは最上位種のユニコーンレジェンドです」
「仲良くなれないかなぁ」
「ユニコーン種は警戒心が強く、不浄を嫌います。1mmでも害意があれば無理ですね」
「俺の乗り物にしたいと思うのは害意か?」
「それはわかりません」
梳李は、とりあえずもっていた回復薬でユニコーンレジェンドの足を治し、持っていた1番固い鉱石、オリハルコンで蹄を作り、軽量化して取り付けた
「仲間になって欲しかったんだけど…乗り物にしたいと思うのは、迷惑だよな。もう怪我しないようにな!」
それからまた、魔力を使い果たしては、休みをとりを繰り返し、ダンジョンまでの道のりの整備を終えた後、海に出て海沿いも開発できるように、海岸線を堀と城壁で分断し、大森林の魔物が、海側に出て来れないようにしてから、転移門を開通させた。委員長の話では、浅瀬にはほとんど魔物は来ないらしいので、将来はリゾート地にして観光の要所にしようと考えたのだ
「海にもロマンあるよなぁ…美味い魚がとれると、ラッキーだしな!」
力尽きた梳李は砂浜で寝ていた。しばらく寝ていると、頬を舐める感触に目が覚めた
「ん?お前はこの前のユニコーンか?どうした?そうか…転移門を使って来たのか…ははは!くすぐったいよ!」
「俺を認めてくれたのかな」
「そうかもしれませんね」
「乗っても良いかな…」
ユニコーンに跨ってみる、ユニコーンは嬉しそうに砂浜を疾走する。角から電撃を発し、風よりも早く疾走する!
「お前は雷風!雷風だ!」
「ユニコーンレジェンドをテイムしました」
「今日からよろしくな!雷風!」
頬を擦り寄せて懐いて来た。とても可愛い
「良し!んじゃ…街を一通り見回ってヘカテー族に挨拶したら…一緒に冒険に旅立つか!」
北へ向け冒険を開始する…セントラルはどんな所なのか、各種族の国は…未踏の地は…ワクワクの止まらない梳李であった
第6話に続く




