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第131話 ハデスの願い


「梳李!少し良いか?」ハデス


「なんだ兄弟揃って」


「わしらは付き添いじゃ」ゼウス


「この前話したペルセポネの管理する星でな深海にいやな感じがあるんですよ、兄の二柱に相談したら梳李にも相談しようという事になりましてな」ハデス


「ガイヤが真の冥界の王といったのは、伴侶込の話だったのか、はははっ!それは是非協力しないといけないな」


「ペルセポネも紹介しますので」ハデス


「それは必要ないよ、こっそり行ってこっそり片付けよう、俺はさ絶対神の神託なんていう、とてつもないスキルを所持はしているけど、存在は人間だから神には逆らえないんだよ」


「何が言いたいかと言うとだな、ヘラやアンピの事も愛おしいとは思うのだけど、本音をいうとあまり求められたくないんだよ、俺の常識でいうと、ヘラはゼウスを求めればいいし、アンピはポセを求めればいい、そう考えている」


「ペルセポネさんと挨拶したからといって、俺をどうこう思うと考えている訳ではないけど、なるべく関わらない方が良いと思ってな」


「いまはまだコレーという地上の神なのですが、とても乙女なので梳李と接すれば我など眼中から無くなってしまうとは懸念しておりました、ご配慮感謝いたします」ハデス


「ところでペルセポネはハデスとデメテルの間にできた娘だったんじゃないのか?」


「がははっ!デメテルはもう梳李の物じゃ、わしとステュクスの間にできた娘じゃ」ゼウス


「話がややこしくなるからその話は掘り下げないでおこう、結論からいってそこに連れて行ってくれたら加勢はするぞ」


「ポセイドンですら倒せないと言われている最強の海の女神カリブディスといいます、兄上とばば様の娘でしたが、食にあまりに貪欲で他の神の牛を盗んで食べた為に、兄上から罰として怪物にされたのです」ハデス


「今度はゼウスとガイヤの娘かよ、神界に秩序はないんかい!」


「なんにしてもゼウスが怪物にしたなら、戻してやればいいんじゃないのか?」


「それがな梳李、怒り狂っておって近づけんのじゃよ、わしらも話をしようにもいまのままでは無理なのじゃよ」ゼウス


「わしからも頼むよ、ゴルゴのように救ってやってくれんか」ガイヤ


「とりあえず2~3発ぶん殴って話を聞かせれば良いんだな」


「梳李はいつもそうじゃが、これから屈強な怪物と戦おうというのに簡単じゃのお」ガイヤ


「油断はしないけど、いまの俺ならそれくらいの戦闘力差はあるだろうよ、クロノスの時は瞬時に首を飛ばすしか勝ち筋が見えなかったけど、カリブディスは可愛いもんだろ?」


「梳李よ、カリブディスを乙女に戻してやってくれ、もしかするとお前に恋をしたら食べる事も我慢するかもしれんしな」ガイヤ


「とりあえず行くか!みんなは今回留守番だけど頼むよ」


「危険な事はしないでくださいね」ピーシス


「心配してくれてありがとうな、わかっているよ」


「それなら私達で梳李が留守の間に、公園や運動場を作っちゃいますよ、学校については教師が足りないという事で、梳李の意を汲んだ上で、必ず独自に建設すると各国は言ってました」フェアリー


「俺が居なくて大丈夫か?」


「私もガイヤ様と度々共同作業をしたからコツは掴んだし、遊具の設置はアスコット達がニッカポッカを履いて作業着に身を包んで頑張ってくれるから、みんなやる気だよ」ヘッカ


「可愛いなあ…フェアリーはその風景は録画しておいてね」


「心得ておりますよ」フェアリー


「この服を着ると力が沸いてくるのよね」アスコット


「汗が目に落ちてこないようにタオルをハチマキにするといいぞ」


「こんな感じ?」アリアナ


「そうそう!ぶははははっ!めっちゃ可愛いから抱きしめちゃう」


「あん♡」アリアナ


「みんなも怪我しないようにしてくれな、すり傷でも切り傷でもフェアリーが治してくれるだろうけど、しない事が一番だからな」


「私はどうですか?似合ってますか?」ファニー


「うんうん!可愛い!可愛い!」


「では!どうぞ!」ファニー


「梳李の匂い…素敵♡」ファニー


まるで送り出しの儀式のようにみんなが色とりどりの作業着を披露してくれた、全員似合っていてとても可愛い、例えたら子供が父親の日曜大工を手伝う為に、汚れていいように作業着に身をくるんでいるような感じだ


萌え萌えは止まらなかったが、キリがないので俺達はカリブディスの元へ向かった


ペルセポネの星はとても遠くて、どこへでも瞬時に動ける俺も、ハデスに連れて行ってもらっていた為に時間がかかった


一方俺も帰って来ないので奥様方は世界中の街に児童公園をどんどん作っていった


久しぶりの労働で気合いも入っていた為に作業はとても早く進んだ、しかも俺に付き合って危険な場所に行く事を覚悟していた為、全員かなり鍛えていた、労働力に変換しても獣人顔負けの威力を発揮したようだ


強い事や美しい事、それに児童公園や運動場の寄付、全てにおいてガーディアンズであるという事は住民達も気が付いて、作業自体は遠くから見ている物の、休憩に入ると人集りができて、お茶やお菓子の差し入れと握手を求める地域住民で溢れかえった


中でも奥様方が着る色とりどりの異世界から来た作業服は、とても可愛いと性別を問わずに注目を集め、瞬く間に世界中の話題となった


サメハダ商会には連日問い合わせが殺到しているらしい


ほんまかいな!( ̄▽ ̄;)


とりあえずもう少し頑張っててねー



第132話に続く


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