第119話 親しき仲にも礼儀あり
「ヘッカ!ガイヤ達の神殿はどうする?ここはヘッカだけってのも気まずいだろ?」
「そうだなあ…少し相談しながら考えてみるよ」ヘッカ
「梳李はいつもそういう配慮に余念が無いですよね」フェアリー
「疲れませんか?」ヴィーナス
「わりと自然体なんだけどな、配慮してると言うよりも、親しき仲にも礼儀ありって感じなんだよな、みんなに対して頼み事をする時にでも、必ずお願いしていいか?って聞くのと同じでさ、嫌と言わないのはわかっているんだけど命令するのは違うと思っててさ」
「確かに梳李が人に命令するのは見た事がないね」エンジェル
「従者に対しても嫌な事は嫌って言えるように、本人の心を大事にしたいと言うかさ、それが俺なりの誠意というか…なんかそんな感じだよ」
「そんな事を言ってられない緊急事態ってのはこの先にあるかもしれないけどな」
「下世話な話ですがそれで寝る時も私達が満足するようになさるのですか?」ピーシス
「それはね、求めるよりも求められる方が良いと言うか…みんなが満足してくれる事の方が、俺は満たされるんだよね」
「私達が激しく求められたい時はどうすれば良いの?」ミーティア
「そういう気持ちがないわけじゃないから、そう言ってくれたらそうなるよ、いつも少しだけ理性を残しているだけだから、いつでも解放できると思うよ、アスコットと空から朝日を眺めていた時は我慢できなくなったし」
「そういう行為自体も俺は愛に溢れていて、溶け合うような時間をお互いが楽しめば良いとしか思ってないよ、形はないでしょ」
「だから…あれなのですね」アン
「いつものあれな」
「そうなのですよ、いつもあれとしか言えませんけど、夢中になっちゃって頭が真っ白になるのですよ、他の人はどうなんでしょうか?」アン
「他の人を気にしても仕方ないよ、アンはアンで良いんだから」
「私、たまに自分がおかしいんじゃないかと思っちゃって」アン
「俺は気に入ってるからそれで良いんだよ、そもそも人と比べる事じゃないさ」
「それなら良かった」アン
「お姉ちゃんはそうなのか…」サラ
「私はどちらかと言うと色んな事をしてあげたくなるんだけどね」アリアナ
「なあ…この話…俺を交えてまだ続けるつもりか?」
「興味有りますー!」ファニー
「わしもじゃ」ガイヤ
「なぜ加わろうとする!」
「まあ俺は奥さんがたくさん居るからってのもあるのかも知れないけど、特別扱いしたいんだよね、みんなをひとりひとり確実に、だからどちらかと言うとみんなの好みに寄せてしまうのかもしれないね」
「それにいつかダンジョンでそうなった時だったかな、みんなから細々リクエストされたじゃん、あの時はあの時で楽しかったからさ」
「私も加えてくださいね」ゴルゴ
「その辺はヘッカを議長にした会議があるからそこで提案してね、俺の要望は入れない事にしているから」
「それよりもわしもみんなが付けているような可愛い下着が欲しいのじゃが、サメハダ商会で買ってきていい?」ガイヤ
「好きにしてね( ̄▽ ̄;)」
「ゴルゴや!行こうぞ!」ガイヤ
「はい!」ゴルゴ
「なんにしてもみんなは自由に思うままで良いから、細かい事は気にしなくていいからね、嫌になる事もなければ、愛おしいと思う気持ちが薄まる事もないからさ」
「それなら安心です」レオット
「人って勝手ですよね、わがままを言われたいと言ったと思えば、自分勝手だと怒ったり、親や姉妹と過ごしても結局はそうだから、梳李の立ち位置は絶妙なのかもしれませんね」オリビア
「親しき仲にも礼儀ありなのよ」
「はははっ!まあみんなに気を使っているわけじゃないから気にしなくていいからな」
「それなら私達も遠慮なく接します」イザベラ
「それでいいさ、それにみんなと居て疲れる事もないからさ」
「わかりました」ヴィーナス
「たまにこういうどうと言うことは無い話しをみんなでするのも良いね」
「なんとなく楽しいね」アスコット
「またヘッカと打ち合わせしてみんなの実家に行くのも考えたら良いからな、移動時間も無くなったし、前見たく何日もかからないから」
「好きな時に好きな場所に行けるのは便利ですね」フェアリー
「ガイヤ様々だな」
「それと漆黒やスピリットも、もう持ち場を離れて大丈夫ならここに住ませていいからな、それはエンジェルが確認してあげてよ」
「そうするー」エンジェル
「チャイルドの武者修行はどうなったんだよろうな」
「まだまだだけど頑張ってるよ」エンジェル
「さてとそれならヘカテー王国にも桜の広場を作って、梅の広場も作ろうかな…フェアリー頼むよ」
「はーい♡」フェアリー
第120話に続く




