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第114話 がイヤに相談してみるか!


「ガイヤさーん!いますかー!」


「どうした梳李!ご機嫌じゃな!」ガイヤ


「実は相談があって来たんだけど、手ぶらもなんだなと思ってお供えを考えたんだけど、俺はアイテムボックスになんでも持っているから、何が良いか聞いてからにしようか…だけどあげるものを本人に何が良いか聞くのは無粋だなあとか思っていたら到着しちゃったから、色々誤魔化すのにご機嫌な感じになっちゃったよ」


「お前はバカ正直でいいなあ!」ガイヤ


「隠す事でもないじゃん、母さんに会いに来るようなものなのだしさ」


「だからそこは恋人に会いに来るという事にしろと言っておろうが!それで何用じゃ」ガイヤ


「ヘッカやヴィーナスに子供が出来ないのは当然なのだけど、他のみんなにも出来ないから俺が異世界人だからなのか、理由を聞きに来たんだよ」


「梳李…少しショックかもしれないが落ち着いて聞くのだぞ、お前は既に本来受ける事の出来ない我らの加護も手に入れ、スキルはなんでも持っているし、魔法もその場であみ出すこともできるようになった。称号もなんでもある、そんなお前だからこそ潜在意識の中にある子供に対する恐怖心が子種のない精子にしてしまうのじゃ」ガイヤ


「無意識に子供が出来ないようにスキルか魔法を発動してるって事か?」


「平たく言えばそういう事じゃ」ガイヤ


「そうなのか!わかった!助言ありがとう」


「なんじゃ!それだけか?」ガイヤ


「難しく考えても意味が無い事がわかったから充分だよ」


「簡単なやつじゃなあ」ガイヤ


「お嫁さんに理由が説明できたらそれで良かったんだよ、俺が原因ならそれでいいんだよ」


「なるほどのお…確かに女の方が気にするのかもしれないな」ガイヤ


「俺が臆病だから出来ないらしいって説明ができるから、ちょっと安心したよ。俺は子供を作る事に恐怖心がある自覚はあったから、とても納得がいったしさ」


「特にアスコットは貴族の出でさ、病弱な長男を産んだあと、2人目が女の子だったから、弟達ができるまでは父親が母親に冷たく当たったらしいんだよ、だからこの世界の文化では女の人が原因だと考えられているみたいだから…俺は前世の知識があるから何度か説明したのだけど、やぱ長年培った観念を壊す事はできなかったから…ガイヤが言ったって言うだけで安心させてあげられるじゃん」


「聞いたら聞いたで妻も対策を相談に来そうだけどな、それはヘカテーの得意分野でもあるから、お前は任せておけば良い」ガイヤ


「そうするよ、それで何を置いていけば喜ぶんだ?ガイヤは…」


「それなら今から下界を眺めながら一杯やろう!少しだけ付き合え」ガイヤ


「私も参加するー!」ヘッカ


「わしもいきます」ゼウス


「なんじゃ!おぬしらまで!」ガイヤ


「俺は大歓迎だぞ、ガイヤはあきらめろ。みんなでやるのもいいじゃないか」


「それもそうじゃな」ガイヤ


「今日は肉も食ってみるか?渋味のある果実酒と脂の乗った肉って組み合わせも最高だぞ」


「それは是非いただこうかのお」ガイヤ


ヘカテーで飼育している最高級牛肉と赤ワインで乾杯をした


ガイヤはとても気に入ってエンジェルと見間違えるくらいにガツガツ食べていた


さっきした話の説明を受けたヘッカは自分から他の妻に奥様会議で伝えると話していた


そういう話は女の人同士で話しをした方が良いのかもしれないなと思った


「と、言う事らしいのよ」ヘッカ


「子供ができる事に恐怖心があるという事は聞いた事がありますけど、まさか自分の能力が影響するとは驚きですね」アスコット


「私達が心配しても始まらないから自然体でいるしかないね」アリアナ


「子供が欲しいと言う気持ちは強く持ってますけど、理由がそういう事なら仕方ありませんね」ミーティア


「私達に理由がない事を証明する為に、ガイヤ様を訪ねるなんて、梳李らしいと言えばらしいけど、本人にショックは無いのかな」ファニー


「それはわからないけど、ショックがあった所で私達からかける事のできる言葉はないよ」ピーシス


「確かにそうだよね」イザベラ


「私達がもっと梳李が理性を失うような技を身につけたらどうなのでしょう」レオット


「理性を失うような技ってなに?」サラ


「さあ?」レオット


「わからんのかい!」サラ


「アリアナが言うように私達も気にしないで自然体でいるのが一番いいんじゃない」オリビア


「そうですよね」アン


「私達は元々できないことはわかっているから今回は意見するのはやめておきます」ヴィーナス


「そうよね」エンジェル


「私は梳李の頭の中も心も掌握できていますが、その原因はわかならかったですね」フェアリー


「なんにしても騒いでも仕方ないよ」ヘッカ


「今回は会議というより報告だったから」ヘッカ


「とりあえず状況は理解しました」一同


各々は少しゆっくり考えようと自室に戻った、みんなはお茶を用意し窓から外を眺めてのんびりしたようだ


「梳李はどちらですか?」フェアリー


「ガイヤの神殿でガイヤとゼウスとゴルゴと遊んでるよ、ヘッカから話があったのか?」


「そうです、膝枕がしたくなったので行ってもいいですか?」フェアリー


「来い来い!」


「ここへ!」フェアリー


「心配させてごめんな、大丈夫だからな」


「桜の下に行こうか」


「なあ…フェアリー?」


「どうしましたか?」フェアリー


「ん?なんでもないよ」


「そうですか…なでなでしてますね」フェアリー


「ありがとうな」


「桜は凛と咲いていて、生命を全うすれば散って…その儚くも短い生命が美しいですね」フェアリー


「そうなんだよな、だけど桜は目立つけど、季節を伝えない花もなければ、一瞬に咲き誇って存在をしめそうとしない花もないからな、全ては美しいんだよ」


「そうなのですね」フェアリー


「えっと…さ…ありがとうな」


「なんの話ですか?」フェアリー


「なんだろうな!」



第115話に続く


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