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第102話 ギガースの街と持ち込み案件


「やぱギガースは大きいなあ、それに足は竜の鱗で覆われているのか?漆黒を襲った数人を斬っちゃったけど、恨まれてないかな」


「それは平気だよ、この街の文明に触れる事で知能が発達したんだよ、あの時は戦うだけの巨人だったから」ヘッカ


俺達は旅行とテューポーン戦の足跡を辿るというついでもあって、ギガースの街に遊びに来ていた、ヘカテーとゴルゴーンは仲良くなり、セントラルで買った服をプレゼントしたり、首輪やブレスレットのような装飾品も贈っているようだ


「ゴルゴさんこんにちは!梳李と言います!そういえばこの前に話はしましたね」


「おお!梳李よそのような容姿をしているのか」ゴルゴーン


「ゴルゴさんは美しい姿に戻れて良かったですね、住み心地はどうですか?」


「われは10%の才能と20%の努力…」ゴルゴーン


「あの…ゴルゴさん!そんな事までヘッカに寄せなくて良いと思うんですけど!」


「ふふふっ!梳李が喜ぶと聞いてな、ゴルゴさんと呼ばれた時の為に全210巻読破していたのだよ」ゴルゴーン


「まあ…いのち!の方じゃなくて少し安心しましたが」


「なんと!われの研究不足じゃな!調べておく!」ゴルゴーン


「ヘッカもそうだけど、美女は黙って微笑む事が一番良い時もたくさんあります。今後そのネタは心から好きになれる愛方にのみお見せするのが良いかと」


「そうなのか、ヘッカが気さくに人間と触れ合って人気を集めているのを見たからな、こういうのが好まれるかと思ったさ」ゴルゴーン


「それを貫くには鉄の心臓が必要です、ヘッカには出来ても普通は途中で折れます」


「そうだったのか、ヘッカはわれが勝負を挑むには強すぎたのじゃな」ゴルゴーン


「多分…強さ違いだと思いますが…ゴルゴさんが楽しいなら、もうそれでいいです」


「ところで住み心地だが、ヘッカ達を見ていると少し寂しい気はするのだけど、元々はもっと暗い場所で暮らしていたので快適は快適だよ」ゴルゴーン


「要望があればまた言ってください、フェアリーとヘッカと来て、ちょちょいと改造しちゃいますから」


「そうだね早速で悪いのだけど、要望を聞いてもらえるなら刺身と酒を少しわけてくれないかな。美味しそうにみんなで食べていたから、あじわって見たかったんだよ」ゴルゴーン


「それなら冷蔵庫を置いて保存できるようにしておくよ、酒も色んな種類を置いていくから気に入ったのが無くなったら、いつでもヘカテー城に遊びに来たら良いよ」


「そんなに気楽に接してもいいの?」ゴルゴーン


「ヘッカの友達は俺達にとっても友達だからな、気を使う必要はないよ」


「ゴルゴさん!いつでも来てくださいね」サラ


「われは10%の才能と20%の努力…」ゴルゴーン


「ふふっ!才能あるかもしれないね」アン


「確かに心臓の強さならヘッカにも負けてない気がするね」アスコット


「まてまてまてまて!それは相当だぞ!」エンジェル


「ふふふっ!いつでも来てくださいね」フェアリー


「みんな梳李の仲間は温かいんだね」ゴルゴーン


「連れて帰って城にゴルゴさんの部屋を作ってもいいんだけどさ、それだとギガースが寂しがると思うし、いままでこき使って来たんだから少し優しくしてあげるんだよ」


「わかっているよ、それにあわてなくてもいつでも会いに行けるし、楽しそうな事をしていたら私も飛び入りで参加する。あと私の事はゴルゴでいいよ。私も梳李と呼ぶから」ゴルゴ


「わかった!それならゴルゴ!少しだけみんなで街を見学したら勝手にかえるから、自分の仕事に戻ってね、また会おうな!」


この頃になると、漆黒とスピリットも良く行動を共にした、チャイルドは急成長したらしく魔物の王としての修行をしている為に、子育てから解放されたスピリットが、羽を伸ばしていたからである


漆黒もスピリットもくっついてくるのは好きな様子だけど、エンジェルが妻の座についているので、それ以上は竜族の決まりで言ってこないが、出かける時も食事の時もテューポーン戦以来、共に過ごす時間が多くなっている


「梳李はゴルゴーンの所かの?」ゼウス


「ああ、ゼウスか?どうした?」


「お前のおかげでばば様との関係修復は順調なのだが、やっかいな頼まれ事をしてな、少し手を貸してほしいのじゃよ。おそらくは梳李にわしらの事で手を借りるのはこれが最後になると思うのだ」ゼウス


「また持ち込み案件かよ」


「ややこしい話は端折っていくがガイヤばば様とウラノスじじ様の子でキュクロプスとヘカトンケイルと言うのが居るのだが、わしからするとおじさん達にあたるかのぉ、その子供達の容姿を気にしたウラノスがタルタロスという大地の奥底に幽閉してしまったんじゃよ、怒ったガイヤばば様はわしの父であるクロノスに命じてウラノスの王位を剥奪するのだが、我ら創世の神々の人間関係は複雑かつ生々しいものが多くてな、少しさかのぼって改変を考えているのだ。テューポーンの持ち帰った梳李の話にガイヤばば様はとても興味を示されてな、幽閉されているキュクロプスとヘカトンケイルを助けて貰うように頼んて欲しいと言ってきたのだ」ゼウス


「俺がやれる事ならなんでもするけど、移動はゼウスが連れて行ってくれるんだな」


「頼まれてくれるか!わしも最近梳李に頼りっぱなしで頼み事も少し気が引けていたのじゃよ」ゼウス


「最後ならいいんじゃないか?それに子供を幽閉されては母親は怒るだろうしな」


「まあその辺の人間関係や間柄については、そのうちゆっくり説明するよ、わしもガイヤばば様と因縁を持つ前は、クロノスから王位を奪う時には手を借りていたし、その時には話をした幽閉されたおじさん達を借りたのだが、常に親を蹴落として息子が王位を奪うスタイルも、男尊女卑が過ぎる神界の文化等も、仲直りの話をしている時に、色々と協力しあって改変しようと言う事になってな。まずは第三者の手でキュクロプスとヘカトンケイルを救出しようと言う事になったんじゃ」ゼウス


「まあ地の底に行くくらいの事は別にかまわないよ。仲良くなったなら良かったじゃないか、改変したら歪みができてしわ寄せはどこかに出るだろうが、血なまぐさい話が美しい話になるのなら努力するのも一興だろ」


「梳李がかっこいいからわしも少し真似をしたくなってな!ほっほっほっ!」ゼウス


「どこをみてそうなったのかがわからんが、平和を好む事はいい事だな」


「そうじゃ!勝つために励むのではない!自分に負けない為に励むのじゃ!」


「その…神界で静かなブームでも来てるのか、どうもぶっ込むのが好きなようだな神様ってやつは…なんにしても救出には行くからゼウスの準備が整ったら連絡してくれ、ささっと行って終わらせよう」


それで梳李は無から有を生み出した原初の大地ガイヤと出会う事になるのである


神々との付き合いは色々疲れるから勘弁して欲しいなー、これが終わったらサメハダの視察がてら温泉でのんびりしよっと



第103話に続く


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