ᓚᘏᗢ 夏場に腕にふみふみは痛いのですよ ᗢᘏᓗ
雨が降っている夏場。気温が下がって涼しくなり快適さを増している。
だからだろうか。飼い猫が久しく、飯などの訴えの時以外は私に近寄らなかったのに纏わりついて来る。
嬉しい。だが暑い。気温が低くなっても湿度が高いためにまだまだ暑いのだ。気温が上昇中の午前中ならまだしも午後になって気温が高くなると湿度が飽和していくので、蒸し暑さが増していく。
なのに腕を枕にするほどに、くっ付かれるともふもふが気持ちいい、とだけとはいかないのだ。
冬場はぬくぬくでも、それは夏場にはアツアツへと変化するものなんだ。
枕にされると、その部分が熱で汗をかき、抜け毛がくっ付くの。退いた後もその抜け毛が気持ち悪い。
いくら櫛で梳っていても、抜け毛は無くならないから。
そして夏場は暑いから人間は半袖で薄着であることから、猫が嬉しそうにゴロゴロ言ってフミフミ手でモミモミしないで。
猫の手はその爪が袋状になっているものに、握る動作をすることで出てくる仕組みになっている。
だからモミモミと、仔猫の頃の母親の乳を吸うときに出をよくするための動作をされると、こちらは可愛らしくて嬉しく思うのだけれども、腕の皮膚に爪が刺さるの。しかも内側に潜り込んで腕枕しながらだと腕の内側に爪が当たって、そこは内側だからこそ皮膚も薄いし、とても痛いの。
外飼いの猫だけれど、雌猫はあまり出歩かない。狩りは雌猫の方がするけれど、喧嘩とかしないからか、その爪は鋭く尖っている。爪とぎは家に帰ってくるとき、庭の木にマーキングのようにガシガシしているのを見かける度にしていた。それでも尖ってはいるのだ。
親族の家にいる完全に家飼いの猫で動き回らない仔はフローリングの床をカチカチと爪の先が歩く度に当たって音を立てている。爪切りで切るぐらいはしてあげてもいいと思う。可愛い可愛いと癒しの道具ではないのだから。
そういえば、この前、階段で猫の爪を拾った。
猫の爪は鉤爪で、人の平爪とは違っている。猫は生え変わる爪で、抜け落ちるのだ。
猫の歩き方は指行性と呼ばれるもので、肉球の部分で歩く。
雄猫は硬いアスファルトの上で遊んで肉球も硬くなっていたりする。
でも雌猫は歩き回らないからか肉球が柔らかい。
だからそれでモミモミされても肉球は気持ちいいと言えるのだ。
腕枕して熟睡し、頭が落ちている仔の肉球を握ってみる。
別に起きていても触れるけど。
腕枕の対価を頂かないと痺れてしまうから。憧れないけどね。
たぶん2021年 08月12日ごろ作成