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神の助手  作者: 乳酸菌
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魔法の特訓

今日は朝から魔法の特訓だ。兄様から今日も魔法の練習をしようと言われた。確かに魔法が使えたとしても止めたり、コントロール出来なきゃ意味が無い。1ヶ月後には学校があるらしいしそれまでにコントロールくらいは出来るようにしないとな。


「あれ?お父様。今日は休みなのですか?」

「あぁ、そうだよ。今日はジョイスと私で魔法を見てあげよう。」


(2人ともすっごくニコニコしている。私もニコニコするべきか?)


「それじゃあ、レイ。昨日と同じように手から水を出してみて。大丈夫!レイはただ集中してやればいいから。」


(兄様が昨日のようにと言ったからコントロールとか考えなくていいのかな?)


れいは昨日のように頭の中でイメージするために目を閉じ手のひらに集中した。








「レイ!もう大丈夫だよ!」


兄の声が聞こえた瞬間に手のひらから出る魔力のようなものを抑えた。昨日、コントロールするために魔法を使っている時の事を思い出していた。その時、体中に何かが巡っていた事を思い出した。アリスや爆弾魔のカータに聞いたところそれが魔力だと言われた。なら、その流れをこっちでコントロール出来たら魔法もコントロール出来る。という考えで今に至る。


「レイ!凄いね、自分で止めれるようになったんだ。」


兄様が自分の事のように喜んでいる。少し嬉しいとれいは感じた。それと同時に、自分が水を操れるようになっているのに気づいた。


「わぁ、水のお手玉が出来る……これ、生活に代用できるかな……?」


呑気に他の魔法もコントロールしていた時、ジョイスやアルベルトは汗を滲ませていた……。




ーその夜ー



皆が寝静まった頃、アリス、カータそして双子はれいの部屋に集合した。



「まさか、お嬢が『れい』だったとはな。驚きだぜ。頭打って思い出すってなんかありきたりだな」


爆弾魔(カータ)が腹を抱え、笑いながら言う。爆弾魔と出会ったのはダークウェブ内で作業していた時だ。急にメールが来た。Aliceはメール内にウイルスなどはないと解析し開くと、仕事の内容だった。まぁ、何でも屋をしていたからどんな仕事内容だったかは想像に任せる。とにかく、そこからどんどん爆弾魔から仕事が来て会話もするようになった。そういえば、仲間のようになったのはこいつが最初だった気がするな。表では、花屋をしている。裏では爆弾魔してんのにまじでギャップがすごいーー正直私も最初はびっくりした。



「私たちが悪いの……姉様に木の上に虫がいて取って欲しいて言ったから……本当にごめんなさい。」

「ごめんなさい……」


双子がまた涙ぐみながら謝る。


「大丈夫だよ。私がどんくさかったからだ。むしろリンとレンには感謝だね。前の事を思い出せたんだから。」


この双子は初めに登場した時に少し話したかもだが、暗殺者だ。私の所にも依頼され〇しに来ていた。が、返り討ちにしたんだよなぁ。あの時が懐かしいよ。その後、なんやかんやあって一緒に住むようになった。この時のことはまた別の機会に話そう。いつの間にか懐かれていて仲間の1人になってた。まぁ、この子たちは器用だから私が教えたことはすぐに覚えくれて助かった。こんな感じかな?


「れい様が木から落ちたと聞いた時は本当に全身が冷水をかけられたように感じました。今後、あんな事がないように私はれい様から片時も離れませんよ!!」

「いや、片時も離れないのは勘弁だな」


その時、爆弾魔がボソッと言った。


「まぁ、もうあんな事がないよう俺が守るからな……あんな思いは散々だよ。」


近くにいたアリスと双子は一瞬で爆弾魔の方を見てニマニマしている。その後、急に双子がれいに抱きつき、



「「れいは渡さないよwww」」


すると、爆弾魔が顔を真っ赤にして


「うるせぇっ!」


そこに天然の爆弾が投下された……


「よしよし、心配してくれてありがとな」


そう……。れいが真顔で爆弾魔の頭を撫でた。ますます顔が赤くなる爆弾魔。笑いがこらえきれず吹き出すアリス。ニマニマする双子。れいは、なんでアリスが笑っているのか、爆弾魔が何も言ってこないのかが分からず首を傾げたまま頭を撫で続けるのであった。






れいは超が付くほどのド天然キャラにしようと思っています。キャラクター紹介は一応考えているキャラが全て出たらしようかと考えています。

沢山キャラがでてくるので多すぎと思われた方には申し訳ないです。

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