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神の助手  作者: 乳酸菌
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家族会議 (アルベルト目線)

今回は父親目線です。


私の名はアルベルト・フィン・ダフニーだ。最近可愛い可愛いレイチェルが双子と遊んでいる間に頭から落ちてしまった。その時、私は城で仕事をしていたが、知らせを聞いて瞬間移動で帰って来た。騎士というもの剣だけではなく魔法も使えなければならん。あぁ、話がそれたな。今日は久しぶりに家族揃って食事が出来た。レイチェルも元気そうで本当に……うぅっ良かった。レイチェルと双子が寝静まった後、セシリアとジョイスと私で会議をした。



「レイ……少し変わったわね。」

「やはりそう思うか。」


妻のセシリアが悲しそうな表情をして話す。


「だってあの子もっと感情を出していたわ!嬉しい時も悲しい時も……頭を打ってから急に感情が無くなったかのように真顔よ。」

「私も母様と同意見です。」


セシリアが落ち込んでしまったが、ジョイスも感じている部分があるらしい。


「レイは私が抱きしめた後もただ固くなってオロオロしていました。頭を打つ前は抱きしめ返してくれてとても笑顔だったのに……。」


ジョイスのシスコン度には少し引くが確かに言っていることは的を獲ている。セシリアも言っていたがレイチェルの感情が分からなくなってしまった。双子に寝る前に聞いてみたが


「「姉様は感情出してるよ?」」


と答えている。私たちには出していないのか、何故私たちに出さないのか……んーまだ様子見か。


「それと、レイは魔力が増えているようです。それもかなりの量……いや、あれは無限と言ってもいいでしょう。後、魔法を使っている時頬に黒い花の模様が浮かんでました。花びらは5枚で先が2つに分かれているのは見えましたが、それが何の花か分かりませんでした。」


(ジョイスが真剣に言う……魔法研究を専攻していて常に1位キープのジョイスでさえも分からないとは。どうしたものか。感情が無くなったのと魔力が増えたのと何か関係があるのか。)


「……分かった。明日、私は休みだ。ジョイス一緒にもう一度魔法練習をしてやってくれ。私も同行しよう。」

「分かりました。」

「あなた、なんだか胸騒ぎがするわ。」

「あぁ、このことは王にも報告しておく。何かがあっては遅いからな。」


(可愛い我が子に危険が迫った時はたとえ私の命が消えようが必ず守る。魔力が無限というのは各国で喉から手が出るほど欲しがられるだろう。このことは、王には言わないでおこう。レイチェルにも自分の身を守る方法を教えなければ……。)



その後、王の息子との婚約解消の話にもなったが、セシリアが絶対解消させると息巻いて思わず漏れ出る魔力で部屋の物が少し散らかった。

読んでいただきありがとうございました。

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