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神の助手  作者: 乳酸菌
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さらに驚き


「そういえば、ソルト殿下から花と手紙が送られてきてたわよ。」


食事が終わってそうそう母から爆弾発言が聞かされた。


「ソルト殿下……ですか?」


「やっぱり殿下の事も忘れてるわね。あなた、この婚約今すぐ取り消しにしましょう!記憶損失だからっていう理由で無しに出来るでしょう!!」


「そうだな、今すぐ国王に取り消しを申し出よう」


まさか、私に婚約者がいたとは……最悪だ。私は結婚などに興味がない。なので、前の世界でも33歳だったが独身であった。人間関係に関して人生で1番悩んでいて吹っ切れかけていた。私の性格も悪いんだが、一部分を嫌いになってしまうとどうしてもその人のことを最終的に嫌いになってしまう。まぁ、生きていると絶対人と関わることになるからあまり考えないようにしていた。


「では、ソルト殿下にお返事を書いてきますので私は部屋に戻らせてもらいます。失礼します。」


礼儀に関してはなんかしっかりしている。中身が自分なのが残念だ。


「れい様、迷子になりませんよう、しっかり私についてきてくださいね。」


「私は、子供じゃないんだが?今は12歳だぞ?」


アリスの後をついて行きながら自分の方向音痴さに嘆いた。元から地図も読めず、東西南北も分からなかったが前はスーマホがあったから案内してもらえたが今の世界には無い。


(……やばい!非常にやばいどうすればいい?流石にこの歳(精神年齢33歳+12)なのに迷子になるのはやばい。てか、ソルト殿下て誰?どんな奴なん?全然知らんのやが……)


そんな事を考えながらソルト殿下への手紙の返事を書き、部屋の中に日記のような物がないか探した。

その時、部屋にノックが響いた。


コンコンッ


「「姉様!今大丈夫ですか?」」


「どうしたの?2人とも……アリス、お茶をお願い。」


「かしこまりました。」


部屋を出たアリスと入れ違いに双子が入ってきて私はイスに座らせた。


「実はね、姉様に言わなきゃ行けないことがあるの……」

「アリスにはもう言った……」


「そうなの?じゃあ、姉様に言ってごらん?」


「私たちのこと覚えてない?」 「暗殺者の双子」


「やっぱりあの双子なのね……名前が一緒だったからまさかとは思ったけど。」


そう、彼らは前の世界で、何でも屋をしていた頃の仲間である。仲間は自分たちを含め8人いる。それぞれ、双子の暗殺、爆弾魔、狂人、薬剤師、医者、詐欺師そして何でも屋である。



(この感じだと他の奴らもこっちの世界にいそうだな……でも、家族内に3人も私と関係している者がいるとはーー他にもワンチャンいるか!?この家にいる奴ら全員に探りを入れるか?どうする私…)


そこにアリスがお茶の用意をして戻ってき、私の雰囲気を感じ


「れい様、後執事に爆弾魔がおります。」


「あいつが執事?!」


そう叫びながら頭を抑え嫌な予感が的中しまくるれいであった。





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