驚きの事実
ー朝ー
コンコンッ
「失礼します。れい様おはようございます。」
「う〜ん.....おはよう。」
今日から、こっちの世界の家族と一緒にご飯を食べることになった。私の体調良くなるのはやいなぁ。
「レイチェル、おはよう。調子はどうだ?」
「おはようございます、お父様。だいぶ良くなりました。頭の痛みももうありません。」
「ふむ、それなら良かったよ。あの時、レイチェルが目を覚まさなかったら私は.....うぅっ。」
彼は、アルベルト・フィン・ダフニー。ダフニー家の家長であり私の父だ。家族のことに関しては凄く涙脆い。国王の右腕であり同級生、武人で有名らしい。
「もう、あなたそんな悲しいもしもの事を言わないでちょうだい!私も涙が.....うぅっ。」
彼女は、セシリア・フィン・ダフニー。私の母だ。社交界などで有名でこの国の王妃様と同級生で今も仲がいいらしい。そして、家族のことに関しては涙脆い。
「レイ、おはよう。それにしても、あんな事故が起こるなんてびっくりしたね。もう心配させないでよね。」
彼は、ジョイス・フィン・ダフニー。私の2つ上の兄だ。4年生の魔法学校にも通っていて、今年で2年目。魔法に関しては兄さんに聞いた方がいいだろう。
「ごめんなさい。もう無理はしないわ。」
その時、急に腹部に何かがタックルしてきた。
「「お姉様、もうお怪我は大丈夫ですか??」」
彼らは、リン・フィン・ダフニーとレン・フィン・ダフニーだ。双子の姉弟で姉がリン、弟がレンだ。どちらも体育系で起きている間は家の裏の森などで遊びまくっているらしい。なんだか、リンとレンの名前に違和感があるような……まぁいいや。
「もう、大丈夫よ。もう木から落ちないように気をつけるわ。」
そう、れいの事故の原因は双子と虫取りをしていた時に木の上から誤って頭から落ちてしまったためである。ただのバカである。
「私たち、もう無茶なお願いしない。」
「……しない、絶対しない。」
涙目の双子をなだめていると母が心配そうに言った。
「後、1ヶ月後には学校に行くのに本当に学校でも大丈夫かしら?」
その情報は初耳である。と真顔で絶望するれいであった。
学校は好きではないです。