入隊
第三話
入隊
この新一は、南條の人格に相手の攻撃を防いでくれた。
「では新一!私と君は人格者を殺るぞ!さあ早朝の宴の始まりだ!」
相手のマスター新一達を睨みちきコートの中からハンドガンを取り出し新一に銃口を向けた。
「新一!私と距離を置いて相手のマスターに駆け寄るぞ!」
「はい!」
相手のマスターは、拳銃を撃った。新一達は南條の言う通りに二手に分かれ距離を置いて走った。新一は、マスターの後ろへ南條は、マスターの横へ移動し銃を一発を発射した。その一発はマスターの腕に命中し銃を手から落とした。
(よし、今だ!)新一は、その隙を見てマスターの方へ駆け寄り、鋭い蹴りを相手のマスターの腹部に与えた。相手のマスターは、蹴りの痛みに腹部を抑え狼狽えていたところを南條が拳銃の持ち手で顔面を殴った。相手のマスターは、殴った勢いで後ろへ吹き飛んだ。
「新一、強いね。」
「あ、まあ……。」
南條がそう言って驚いていた。新一が微妙な返事を見せ応えた。すると、後ろから機会な叫び声とともに後ろへ倒れるトカゲの人格が見えた。
「死んだか?」
新一が南條言った。
「いや、ヤツは消えていない……。まだ生きている。」と南條が人格が死んでいないことを確認したところで南條は、倒れている男を抱え言った。
「この方は一旦、事情聴取をしよう。」
「……。」
「新一も、人格者の事情聴取をしてみませんか?」
南條が言った。新一は、軽く無言で頷き、また別の事情聴取室へ移動した。場所は上の階ではなく地下にあった。南條は、マスターの手に椅子の後ろに回し手錠をかけ目を覚ますまで静かに放置する事にした。南條が白い手袋新一に渡した。
「今から持ち物検査をする、指紋が着くから手袋をはめろ。」
新一は、手袋をはめマスターの私物を探った。
すると、新一は、マスターのポケットの中に黒いノートの様なものが入っていた。
新一は、ポケットに手を伸ばし入っていた黒い物を取り出した。
「これは……。」
新一は、そっと中身を開いた。そこには相手のマスターの身分証明書だった。
「お!新一、よくやったぞ!身分証明書だ!」
「身分証明書が?」
「あ!身分証明書があれば相手の氏名や住所がふんだんに入っているカードだからなら!」
南條がそう言ってカードを手に持ち私物のメモ帳に書き込んだ。
「男の名は 、天龍 辰巳 23歳だ。職は自営業者のようだな。」
「あれ?」
「どうした?」
辰巳のポケットにまだ何かが入っている事に新一は気づき辰巳のポケットの奥に手を突っ込んだ。そこには、小さな紙切れが入っており恐る恐る開けた。
「これは!」
南條が大声を上げた。
「南條さん、一体何事?!」
「これは、このマスターの所属組の証明書だよ!」
それは、マスターの所属組の証明書だった、そこには、「歌舞伎町一向組」と書かれた紙だった。
「歌舞伎町一向組…。」
「歌舞伎町一向組?ですか?」
新一は、ポカンとした表情で首をかしげた。
「歌舞伎町一向組とは、歌舞伎町を拠点に置く人格者党の一部のグループだよ。歌舞伎町の人々からは恐れられている組協会だ……。」
その後、身元が判明したマスターは、逮捕。そして、人格には、契約解除の令を言い渡され強制解除に執行された。
あの人格者が新一に襲われてから数時間、東京警視庁の裏で立って悩んでいた。
「はぁ……。これからどうすりゃいいんだ……。」
すると、人格が新一の影から現れた。
「主……。」
「あ。アルトリウス……。」
「うわ!」
新一は、悩みと疲れでほけ痩せた顔にアルトリウスは、大声を上げた驚いた。
「主……。大丈夫か?」
「あ……、大丈夫……。しかし、家を失い。何故か人格やマスターに狙われ、これからどうすれば……。」
「主!元気を出せ!悩みのあとは必ずいい事がある!」
アルトリウスが一生懸命新一に元気な言葉をかけた。
「あ、そうだな!」
すると、そこへ南條が歩いてきた。
「あ!南條さん」
新一が南條の方を向いて南條の名を言って呟いた。南條は、新一の横へ行き後ろの壁にもたれかかってる新一に言った。
「新一。君はこれからどうするんだ?」
「あっ。はい。今ちょうどその話をアルトリウスと言っていたところです。」
「そうか。そうだ新一、良ければこの警察の社員が住む寮があるんだかどうだ?」
「え?寮ですか?」
「今、一部屋が空いているのだ。家賃はそこそこだか、2食付だ!」
それを耳にした新一は、目を煌めかせ「お願いします」と直ぐに南條の目を見て言った。
「まあ。しかし、警察の寮だからな……。警察にならなきゃ、寮を貸すことができないんだよね……。」
「おい!お前の、何を考えている!」
アルトリウスが南條の異様な話し方に問い掛けた。南條は、真面目な表情に変え正直に話した。
「新一。君にはやはり私たちの部隊に入隊して欲しい。」
「え?」
「やはりか……。」
アルトリウスが納得した声で言った。
「今、君の家系図を調べさせてもらった。君の親は人格を所持していたか?」
南條は、新一の親が人格所持していたかを質問した。
「親は、人格を所持しておりません。」
「だが、君のお爺さんは、大日本帝国軍陸軍 人格第二部隊に所属している事がわかった。」
「叔父が?」
新一は、おじいちゃんが人格を使っていた事に驚きを隠せなかった。
「主。」
アルトリウスが新一の顔を見て呟いた。すると、が新一が「南條さん。俺を入隊させてくれ!」と自ら入隊を南條に志願した。
「主?!」
「新一。」
「俺は忘れていた。なぜ人格を呼びたいと思ったかを……。俺は人を殺しまくる人格者を倒したくて…平和を取り戻したくて。これは自ら選んだ道だから、選択は俺が選ぶ、俺は入隊を志願します!」
新一は、大声で南條に自らの決意を叫び声心の意志を話した。すると、南條が笑って言った。
「ふん。じゃあ、早速入社試験だ!」
新一達は南條のあとに続き地下のエレベーターのって移動した。エレベーターの扉を開くとそこには長い通路に大きな扉が立ち塞いでいた。
「これは……。扉……。」
新一は、扉の大きさに圧倒され立ちすくんでいると、南條が扉のノブに手を握り言った。
「ここが、入社試験を行う対戦ルームだ!」
南條が扉を開けるとそこには眩しく真っ白な巨大な部屋が広がっていた。そこには、数十人の警官がトレーニングをしていた。
「これが……。対戦ルーム。」
「新一、これを。」南條が渡してきたのは黒いて重い防弾ジョッキだった。新一は、分厚い防弾ジョッキを広げると背中には特別人格機動隊(PRG)が入った物だった。
「今からこれを着て警官の人格たちと戦ってもらう!」
「人格とですか?」
すると、アルトリウスの声が聞こえ新一に言った。
(主、気おつけろ。相手は人格、変な手を使ってもおかしくない、我も援護するが主を守り続けることができるか……。だか、できるだけ主を守る様心得ているぞ。)
(あ。わかった。頼む。)
新一はアルトリウスに背中を授け約束の誓をした。
「君が南條先輩が言っていた。笠田新一さんですか?」
一人の警官が新一の方へ歩き話しかけてきた。新一は、歩いてくる警官の巨大な体とカチカチの筋肉に息を飲んだ。しかし、新一は直ぐに警官に頭を軽く下げ「こんにちは」と挨拶をした。
「はあはははははははは!礼儀のいいヤツだ!田中 正俊だ!よろしく!」
と笑いながら言った。すると、新一の体からアルトリウスが外に出て来た。
「主に馴れ馴れしく話すな!」
田中は、アルトリウスのスタイルと男らしい口調に田中の心の中に何かが胸に突き刺さっりアルトリウスに一目惚れしたようだった。
「おい。お前の顔、赤いが大丈夫か?」
田中の頬が真っ赤になっていた。
「あ、ほんとだ……。」
周りからも「おい、お前どうした?ほっぺたが真っ赤だ!」と笑い物にされていた。
「フゥハハハ!参ったな!よし!新一くん、入社試験の対戦相手一人目は俺が行く!本気で行くからね!」
田中が対戦を希望し田中から黒い煙が湧き上がった。人格の姿はガスマスクを装着し片手にマシンガンを持った黒い人格だ。不気味な人格に一瞬体から凍りつくも直ぐに「望むところです!」と相手の希望を受け止め新一は初めて本格的な戦いが始まった。