0 ゲーム内イベント
輝く太陽の光が降り注ぎ、青々とした名も無い草が生い茂る平原には万を越える数の者達が背後に聳える荘厳な神殿を守るように武器を構えて目の前を睨みつける。
各自武器を構え、眼前から迫り来るであろう異形の者達を睨むのは人間とエルフの大軍団。
対して武器を抜いて人間とエルフの背後に聳える荘厳な神殿を目指し、雄叫びを上げながら突撃する万を越える数の異形の者達。彼らは魔族・亜人と呼ばれる種族の大軍団。
「魔法職と弓職は牽制しろ!!」
「撃て! 撃て! 撃て!!」
防衛側――人間とエルフで構成された大軍団の最前線に位置し、剣と盾を構える者達は自分達の後方に控える者達へ攻撃の合図を叫び、突撃してくる敵軍の兵に備える。
対して攻撃側、否。奪う側である魔族と亜人達は周りにいる者達との連携も協調性も無く、我先にと最終目的地点である神殿を目指して突き進む。
「クソッ! 俺が、俺が鍵を奪うんだああああッ!!」
「邪魔だ!」
神殿を目指す魔族と亜人は敵軍から雨のように放たれる魔法や矢が命中し、HPと言われるゲージを減らしながらも果敢に進み続ける。
「ガッ! クソ! ポーション、ポーション……」
「ヒールくれ! ヒール!」
HPゲージを減らした者は走りながらポーションを飲んで回復したり、パーティーメンバーから放たれた回復魔法を受けてHPを回復しながらジリジリと着実に進み続ける者も見られる。
「あたッ! ああ――」
先頭集団の中で不運にも複数の魔法と矢が同時に当たり、HPゲージが真っ赤になった者は口から出た声を強制的に中断させられると光の粒子へと変わりその場から消える。
「オラアアッ!!」
「キエエエッ!!」
神殿を防衛する大軍団に辿り着いた魔族と亜人は武器を振りかぶって容赦なく振り下ろし、人間とエルフの盾役――タンク職は振り下ろされた攻撃を盾で受け止める。
この状況は何なのか。
何が起こっているのか。
これは現実ではない。
ゲームだ。
仮想世界侵入型オンラインゲーム――アンシエイル・オンライン
その仮想世界は剣と魔法が存在し、2つの陣営が大陸を奪い合う世界。
登録者数500万を越える超大人気オンラインゲームでキャッチフレーズは『真の世界に飛び込もう!』と打ち出された大型MMOだ。
このオンラインゲームのメインコンテンツは2つ。
1つは『人間エルフ同盟』と『魔族亜人同盟』による領土の奪い合い――大陸戦争と名付けられた大規模戦争。
こちらは毎週決まった曜日と時間に運営によって指定された場所で戦争は開始され、勝利条件はどちらかの陣営が全滅するか戦争開始時に出現する砦を落とすかの対戦コンテンツ。
もう1つは圧倒的なリアルさを誇る仮想世界『アンシエイル』を冒険し、未知なるアイテムや金銀財宝を探す冒険の旅。
所謂、ゲームの基本であるRPG要素と言えるコンテンツ。
仮想世界アンシエイルに飛び込んだプレイヤー達のほとんどは日々レベルを上げ、スキルを磨き、冒険でお宝を探し当て、鍛えぬいたキャラクターで大陸戦争に参加して実力を示すのが生きがいであった。
そんな2つのメインコンテンツを楽しむ、アンシエイルのプレイヤー達全員に運営から突然の大イベントが発表された。
『真実の鍵を巡る戦いが始まります』
告知された内容はイベントアイテム『真実の鍵』を奪取・防衛せよというモノ。
人間とエルフは神殿に安置されている真実の鍵を奪いに来る魔族と亜人から防衛する事。
魔族と亜人は神殿を防衛する人間とエルフから『真実の鍵』を奪う事。
大陸戦争のような2つの同盟による攻防戦かと思いきや、魔族・亜人側に届いたイベント内容には続きがあった。
『参加条件:個人・パーティー』
大規模戦争ならば参加条件はレイドパーティーと記される。
しかし、今回のイベント参加条件は個人かパーティー単位。種族同盟による連携と協力は行わず、大規模戦争の勝利時のように同盟全体に報酬が与えられない。
報酬が欲しければ個人、パーティー単位で達成しろという事だ。
相手である人間とエルフはレイドパーティーを組んでのレイド時限定の全体強化バフ、レイドパーティ用の切り札でプレイヤーが協力してレイドボス級のガチクソ強い守護者を召喚する特殊魔法を使用できる。
対して魔族・亜人側はレイドパーティが組めないので、それらの恩恵を受けられない。
そもそも魔族・亜人側には特殊な召喚魔法なんて無い。精々あるのは全体支援バフくらい。
これだけでも人間・エルフ側が有利なイベントだと読み取れる。
だが、このような運営による人間・エルフ贔屓のクソバランスはアンシエイル・オンラインでは日常茶飯事なので最早誰も気にしていない。
このクソバランスイベントで魔族・亜人側プレイヤー達に贈られる報酬はというと――
『魔族・亜人プレイヤーは真実の鍵を入手すると真のストーリークエストを受注できるようになります』
これだ。
この一文を見て魔族・亜人側プレイヤー達は今回のイベントに対して完全に興味を失った。
理由は現在実装されているストーリークエストに対する価値だ。
ストーリークエストはアンシエイルで起きた事件を解決しながらプレイヤーキャラクターの育成を補助していくモノで、ストーリークエストを全てクリアするとキャラクターレベルが限界値付近まで上がるよう出来ている。
云わば新人プレイヤーが大陸戦争に参加するまでの導線であり、プレイヤー間でメインコンテンツ・エンドコンテンツと呼ばれるのは大陸戦争の方だけであった。
プレイヤー人口のほとんどを占めるのは、既にレベルがカンストした大陸戦争を楽しむプレイヤー達で新規プレイヤーはほとんどいない。
それなのにイベント報酬はレベルがカンストした層には一切メリットの無い、新しいストーリークエストの解放。
レベル上限が解放されるという告知も無いので今更そんなモノをプレイしたって時間の無駄だ。
ハイ、クソー。ハイ、クソ運営ー。バランス調整あくしろよ、と魔族・亜人プレイヤー達の反応は散々なモノであった。
しかし、イベント開始日時の1週間前に魔族・亜人側プレイヤーに対して『ある噂』が広まる。
真のストーリークエストをクリアすると巨万の富が手に入る。
真のストーリークエストをプレイすると未実装の武器防具が先行して手に入る。
真のストーリークエストの舞台は未実装エリアで、未実装コンテンツを先行体験できる。
嘘か真か、そんな噂が流れ始めた。
噂の出所は誰もが特定できず、終いには「イベントが不評だから運営が流した噂では?」と勘繰る者が続出した。
プレイヤー間で多くの情報が錯綜する中、結局は不参加を決め込んでいた多くのプレイヤー達も噂の真偽を確かめるべくイベントに参加する事となった。
そして、現在。
魔族と亜人側のプレイヤーはイベントアイテム『真実の鍵』を得る為に持てる力の全てを出し切りながら敵陣へ突っ込んでいるのだ。
だがやはりレイドパーティーを組めず、報酬を我が手にと連携も協調性も無い魔族・亜人側のプレイヤーは人間とエルフの放つ無数の魔法と矢でHPを削られ、最前線に到達しても削られたHPの差でやられてしまう。
「はっはっは! 連携もクソもない突撃ばかりじゃないか! こりゃあ防衛報酬はもらったな!」
人間とエルフは高らかに笑う。
「こんな楽な防衛で5000万エイル――アンシエイルの通貨名――が手に入るんだから笑いが止まらないぜ!」
そう言いながら最前線で大剣を振り下ろし、魔族のプレイヤーにトドメを差す人間の男。
人間エルフ同盟の勝利は確実。誰もがそう思っていた。
しかし、彼らに迫る魔族と亜人達の後方から土煙を上げながら、走って近づいて来るであろうドドドドという大きな音が聞こえ始めた。
その音に気付いた人間とエルフは魔族と亜人達を斬り伏せながら前方を見やる。
前方を注視していた人間の男から慌てるような叫び声が上がった。
「あ、あ、ありゃあ、黒盾だ!!」
黒盾。
それはアンシエイル・オンライン、全プレイヤーランキングで1位を維持する廃人プレイヤーの異名。
「黒盾だけじゃねえ! 悪魔魔導師と技巧幼女までいやがるぞ!?」
ランキング1位――黒盾
ランキング2位――悪魔魔導師
ランキング3位――技巧幼女
全プレイヤーランキングベスト10で運営によって優遇される人間とエルフが4位から10位まで独占するにも拘らず、不利な仕様をぶっ飛ばしてランキング上位3位を常に維持する魔族と亜人プレイヤー。
効率的な経験値稼ぎ、数々のダンジョン制覇と仮想世界に隠されているサブクエストをクリアして得たレアリティの高い武器や防具、他にもプレイヤースキルやゲームシステムを最大限利用・工夫して培った力で圧倒的な強さを誇る3人組。
人間とエルフが最も恐れる3人組が姿を現した。
3人組の先頭を走るのは黒盾と呼ばれた人物。
重厚感のある真っ黒な鎧と竜の角のようなモノが生える黒い兜、黒いガントレットに黒いグリーブと全身黒色の装備を身に纏いながら、本人の身の丈と同じくらい巨大で無骨な黒い盾を前面に構えて突撃してくる。
「邪魔だ! 邪魔だァ!!」
先を行く魔族と亜人を構えた大盾で小説の主人公を異世界に転生させてしまうトラックの如く轢き飛ばし、人間とエルフの放つ魔法と矢を撃ち込まれようがお構いなしに神殿を目指して走り続ける。
「いや~、敵側、全然削れてないね」
そう言いながら前を走って自分を守ってくれる黒盾から体を少しだけ横にズラして覗き込み、敵側の陣を確認した薄い青色の髪をした青年の頭には羊のような立派な巻き角が2本。
黒盾と呼ばれた者の背中を追いかけるように走る悪魔族の青年は持っている魔導書に魔力を込め、安全地帯である黒盾の後ろから魔法を放つ。
「魔導の5、エクスプロージョン。魔導の5、エクスプロージョン。魔導の5、エクスプロージョン――」
上位魔法であるエクスプロージョンを無詠唱で8発。
これによって進行方向に立っていた人間とエルフの大半がまとめて吹き飛んでHPを全損。光の粒子になって多くの者が消えていく。
「あはは! いけいけ~!」
黒い大盾を構えて突き進む『黒盾』の背中におんぶのような形でべったりと引っ付きながら、黒盾の肩越しに前方で起こった大爆発を見て楽しそうに笑う褐色肌の銀髪ツイテール少女。
「おい。そろそろ到達するんだ。準備しろ」
黒盾は鎧の中から男と思われる声で背中の少女に呼びかける。
「わかってるよ~」
体も小さく、身長も低い彼女の装備は大胆にも肩とヘソを出した胸部のみを保護する金属製の胸当て、肘まである大きく太いガントレット、下半身はミニスカートに膝下ニーソックスの上に金属製のグリーブという構成。
所謂、軽装と呼ばれる防具セットだが最も目を引くのは彼女の持つ武器だ。彼女の手には身の丈2つ分くらいの大鎌が握られていた。
「突入するぞオラアアアッ!!」
黒盾は背中に貼り付いていた少女が降りた途端、加速して敵陣の中に突っ込む。
囲い込もうと前方から近づく敵を手に持っている大盾で吹き飛ばしながら敵陣ど真ん中の位置に停止して、前方から向かってくる前衛職や飛んでくる遠距離攻撃を大盾で受けながら立ち位置をキープ。
「邪魔だよ~」
黒盾の後ろに隠れていた少女は彼の左側にいる敵に大鎌を振るい、数人まとめて光の粒子へ変えた。
「諦めようね」
悪魔族の青年は右側の敵に上位魔法を撃ち込んで爆発四散させる。
「突破する! 行くぞ!」
周りにいた人間とエルフを大勢屠ると再び黒盾は前方に盾を構え、神殿へ突撃を開始。
2人も後を着いて行きながら迫る敵を排除し、遂には神殿へ辿り着いた。
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『イベントが終了しました』
全プレイヤーにアナウンスされたのは、黒盾――イングリットが神殿の扉に触れた瞬間だった。
すると、今回のイベントの勝利者であるイングリットと共にパーティーを組んでいた2人だけを残してフィールドにいた全員が光の粒子になって消える。
魔導悪魔――クリフ
技巧少女――メイメイ
この2人がイングリットのパーティーメンバーであり、10年間ゲーム内で苦楽を過ごした仲間であった。
イングリットは2人とリアルでも会った事があって2人の秘密を知っている。
「消えちゃったね」
「街に転送されたんでしょう」
クリフとメイメイは光の粒子になって消えた者達を見ながら勝者の笑みを浮かべて会話する。
「さて、神殿の中に報酬があるわけか?」
色々な噂が飛び交うイベント、そして報酬アイテム『真実の鍵』
それをさっさと手に入れたい、と言わんばかりにイングリットは振り返ることもせず神殿の扉を押し開いた。
神殿内は真っ暗。
しかし彼らの前方、最奥と思われる場所に薄っすらと光る何かが置かれていた。
先頭だったイングリットが神殿内に一歩足を踏み入れると、神殿内部中央に敷かれた絨毯を挟んで左右にある柱に取り付けられていた松明が独りでに炎が点る。
松明の炎を頼りに絨毯の上を歩き、奥へ。
奥へ進むと2本目の柱に取り付けられていた松明に炎が点る。
これを3回繰り返して最奥に到達すると荘厳な神殿内はすっかり明るくなり、最奥の台座に置かれていた物の正体が判明する。
「こりゃあ、鍵か? いや、真実の鍵ってくらいだから鍵か」
「まぁ、そうだね」
イングリットは台座の上でふわふわと浮かぶ3つの鍵をまじまじと観察しながら告げると、イングリットの言葉をクリフが肯定する。
「持ち手が宝石って趣味悪くない? もっとカワイイデザインにしてほしい~」
メイメイの言う通り、ふよふよと浮かぶ3本の鍵の持ち手は透明な六角形の宝石になっていてそこからニョキッと鍵が出ている。
「中身は男なのに……」
イングリットがボソッと呟く。
そう、メイメイの中身は男だ。いや、少年と言うべきだろう。
リアルでも背の低い、可愛らしい少年。女性物の服を着せても違和感が無いくらいに中性的な容姿の持ち主だった。
ゲーム内では銀色の髪をツインテールにした褐色肌で背の低い種族――ドワーフ族の少女でプレイしている。
因みにメイメイの恋愛対象はちゃんと女性だし、本人はちゃんと男として生きているのだが。
「良いじゃん! カワイイは正義だよ!」
頬をぷっくりと膨らませてプリプリと怒る姿は可愛らしい。しかし中身は男だ。騙されてはいけない。
「うんうん。わかる。わかる。カワイイって良いよね。美少女って良いよね」
メイメイの至言に同意し、何度も頷きながら肩まで伸ばした薄い青色の髪を揺らしながら若干ズレた事を言うクリフ。
彼はメイメイとは逆にリアルでは女性だ。
リアルでは男装の麗人のようなカッコイイタイプの女性で背の高い女性だった。男物の服を着たらイケメンに変身する。いや、むしろ変身していた。
そんな見た目だからか、女性からのアプローチがスゴイらしいがバッチコイ状態。彼女の恋愛対象は女性で美少女が大好物。
ゲーム内では男性キャラクターを使用していて顔の造詣がリアルに似ている。ゲーム内での印象は中性的な爽やかイケメン。
リアルでも可愛く、ゲーム内でも美少女なメイメイを見る目が怪しい。
これが、イングリットの仲間である2人の秘密だ。
「ともかく、噂通り未実装エリアやら新しいアイテムが手に入るのかどうか……」
イングリットは浮かぶ鍵の1本を掴み、腕を引き寄せる。
他の2本もクリフとメイメイが掴んでそれぞれ引き寄せた。すると――
< 鍵の同期を開始 >
システムメッセージが脳内に流れた後、それぞれ手に取った鍵の宝石部分が強く発光し始める。
< 同期完了 >
発光が収まり、再びシステムメッセージが脳内に流れる。
次に鍵の宝石部分から一筋の光が昇り、空中にメッセージウインドウが表示された。
『真のストーリークエスト受注条件:真の世界へ向かう』
「真の世界ってなんだ?」
「さぁ? 未実装エリアの事かな?」
「本当に未実装エリアを先行プレイできる権利だったのかな~?」
3人は顔を見合わせながら首を傾げる。
「未実装エリアってどこから行けば――」
とイングリットが喋っている最中に3人の背後には何の前触れも無く『扉』が3つ現れ、ギィと音を立てて扉が開かれる。
「なんだ!?」
突然現れた扉に驚く3人。
扉の先は闇。
真っ暗で、漆黒で、光など1つも無い闇だ。
そして、その闇は3人の体をもの凄い勢いで吸い寄せ始める。
「ひえええええ!?」
体が小さく体重の軽いメイメイが悲鳴を上げながら体をくの字にして闇に吸い寄せられてしまう。
もの凄い勢いで、バヒュウーンと意味の分からない効果音を立てながらイングリットの横を通過して行き、体の全てが闇の中に沈むと扉が勝手に閉まった。
「ちょ、ちょ、ちょおぉぉぉおお!?」
吸引が始まった瞬間、咄嗟に台座を掴んだクリフとイングリットはまだ扉の中に体を呑み込まれていなかったが、力の弱い魔法職であるクリフは台座を掴む力が限界に差し掛かる。
クリフは足が宙に浮かび、台座と扉の間で体を平行にしながら握力のみで踏ん張っていたが遂に手が台座から離れてしまった。
「あああああ!?」
クリフも悲鳴を上げながら扉の中に吸い込まれてしまった。
「クリフゥゥゥ!? 畜生!! なんだってんだ!?」
タンク役らしく身体能力系のパラメータを鍛えているイングリットは未だ耐えるが、彼も限界に近い。
(いや、でもアイツ等が呑まれたんだから俺も行くしかねえよな。そもそも、これが真の世界の入り口なんじゃ?)
急に現れた扉に吸い込まれるのを見て動揺してしまったが、そもそもこれはイベントなのでは? と気を取り直すイングリット。
そう思えば動揺も不安感も薄れ、気持ちが落ち着いてくる。
(そうと決まれば)
彼は台座を掴んでいる手を離し、吸引される力に身を任せて扉の中へ吸い込まれていった。
3人を吸い込んだ扉は全て閉じられ、先程までゴウゴウと3人を吸引する音が鳴り響いていたのが嘘のように静まり返る。
そして、3つの扉は光の粒子になって消えてしまった。
『真のストーリークエストを開始します。クエスト最終目標:聖樹の破壊』
当作品を読んで下さりありがとうございます。
この作品はなるべく解り易く、主人公達や味方は苦難もあるけどコミカルに、をコンセプトにしています。
ゲームを題材にしたプレイヤー達の定番であるダンジョン探索や魔獣との戦い、敵勢力との対人戦などMMOぽい行動をしながら進んでいく物語になります。
素人ながらに描く、最終目標までの過程や世界がどんな状況なのかというのを楽しんで頂ければ幸いです。