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第二十四話 龍騎士の演舞曲 その二

人は、悪辣なる龍の巣からの解放を求めた。

終わりなき絶望から救い出してくれる“希望の手”を。


人の怪異は、人の想いの集合体。

なら、俺は――全てを救う希望の手となる!


「大衆の手!!」


自分の体から出たドロドロだけでは足りない。

これは、概念武装。

なら――


「“人が居るところには俺の力がある”としよう。」


そうすれば……


身体中に力を込める。


「ハァァァァァァァァァ!!!!」


身体中から溢れた力が波紋状に広がっていく。


「大衆の手……いや――」


「“願望の(がんぼうの)救世手(きゅうせいしゅ)”!!」


パリ全土を覆う俺の力から、無数の手が現れ、降り注ぐ火を丁寧に一つ一つ握りしめ、消していく。そして、全ての火を消した無数の手は、俺のもとへと帰ってきた。


「さぁ、“人花一体”だ!!」

『まっかせて!』


人を救けるという想いと、花の終焉を齎す力を一つに合わせる。

概念武装と概念武装の掛け合わせ――


身体は黒く染まり、流動する。

花は流動する身体に根を張り、力を送り込む。


花と人の力が合わさり、見た目は変化する。

龍騎士を倒すために顕現したその姿は、さながら勇者であった。


漆黒の服、漆黒のマント、腰に携えた桃色の刀。

身体の至る所から小さな桜が生え、

根が張られたその顔には血管のような紋が浮かび上がる。

そして、酷く優しい微笑みを浮かべながら――

その深淵のように黒い瞳の奥に、確かな龍への殺意を宿していた。


「『桜花人(おうかびと)……完成だ』」


その瞬間、龍もサクラも直感した。

最後の戦いが始まる。


悪辣なる龍の巣を、桜花人が解放する。

花の都・パリを取り戻す時だ。


「『まずは、アベルを救ける。さぁ、行くよ?』」


「愚かな人間の願望をその身に纏い、調子に乗ったか!! その希望ごと、俺の力に溺れるといい!! 花ァァァ!!」


「『俺たちは――サクラだぜ!! アベル!!』」

ご精読ありがとうございました!


龍巣都市で最大限サクラを強くすることでこの後の化け物共とまともに戦えるようにしないと!!ということで、桜花人登場!!


他の国にもヴァルフォールのメンバーは居るけど、戦力が足りない!

もっと強くなってくれないと困るぞ!

さぁ!どんどん行くよ!

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