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第十三話 鬼

『ついにこの時が来たか…』


「ああ、お前の力も最大限借りさせてもらうぜ?」


『冥界生成の話だろ?怪人が冥界を生成するなんて不可能なのだが…』


「ワンランク上がろう。"俺達"は、"悪"を倒す為だったら人を捨てる。」


『覚悟はできているんだな?』


「雪の為に…俺はなんでもしてやるよ」

『そうだよな』


八上は龍の分体に気づかれないように建物や瓦礫の影に隠れながらリュクサンブール公園へ向かう。


公園の上空には巨大な龍が3体、中心に聳え立つ結晶の上に龍人が座っている。

足を組み、辺りを見渡すように座る龍人と目が合った。


「お前がここの龍人か」

『お前が鬼の怪人か』


ーー昨日


慎也は俺を呼び出した。どうやら、話すことがあるらしい。

「急にどうした?」

「パリ攻略作戦についてなんだが、裕也にはリュクサンブール公園に向かって欲しいんだ。」

「それはいいんだが、大丈夫なのか?サクラ達だけで向かわせて」

「凱旋門の龍人は新たに現れた経験不足な雑魚だ。」

「へー、じゃあ、どこがヤバいんだ?」

「お前のところ」


ーーーー


「なんで俺なんだよ…」


ーーお前が一番強いから


「悪や月との戦いで俺は足を引っ張ってばかりだったろ…なんで、そんな判定喰らってんだよ…」


『ブツブツと…なにを言っているんだ?』


「うーん、これは…自己嫌悪ってやつだな」


八上はなんとも言えない笑みを浮かべ、結晶の上に座る龍人を見た。


『そうか…自己嫌悪…』


龍人は立ち上がり、空を旋回していた龍達を呼び寄せる。


『回れ。』


龍達は龍人の周りを高速で旋回し始め、一つになる。


「えぇ…なにそれ…」


6つの翼が縫い合わされ2つの大きな翼になり、3つの首を持ち、天を多い尽くす程の巨体…その姿はさながら…


「キングギドラかな…?」

『俺はそれを知らないが、その名はいい響きだなァ…』


見た目はすごいけど、威圧感はない

所詮分体の集合体か…

一撃で仕留めて、結晶に爆弾を仕込む。

爆発するまで数分…耐えれば俺の勝ちだ。


「鬼哭啾啾…」


青い焰を我が身に宿し、身体能力を強化する。


「鬼出電入」


姿を消す。


『ほぉ…』


「『天金棒』」


キングギドラもどきが吹き飛び、消滅する。


「ワンパンかよ!!俺ら強くなったなぁぁ!!」

『本当だな!!』


『それぐらいしてもらわないと面白くないだろう!!』


龍人が赤黒く禍々しい火球を生成する。


『死ぬなよ?』


「んなもんで死ねるかよ」


火球が放たれ、金棒で受けようとする。

『バカが!やめろ!避けろ!!』

鬼が体を操り、火球から大きく距離を取らされる。

火球が地面に触れた途端にそこが消し飛び、火球が消える。


「はぁ?こんなんで俺を殺せると…」

『伏せろ!!』


大爆発が起こる。

瓦礫が吹き飛び、風が吹き荒れ、俺は地面にしがみつくが吹き飛ばされてしまった。


「っくそ…が」


『ほらほら、立ち上がれよ。次、行くぞ』


龍人の周囲にはさっきの火球がいくつも浮遊していた。


「…まじか」


全ての火球が放たれる。


避けながら結晶に爆弾を埋め込む。

『まともに戦ったら負けだからな。』


ーーーー


「結晶を守護する龍人は結晶からエネルギーを得ている。だから、裕也のところの龍人は正面から戦わず、先に結晶を壊せ。逆に、サクラのところは結晶からエネルギーが放出されていないことが確認されている。つまり、サクラのところで先に結晶を壊すとなにかよくないことが起きるかもしれないから、サクラには結晶を壊す前に龍人を倒せと伝えておく。」


「わかった。」


ーーーー


龍人の方も結晶が壊されるとマズいってわかっているはずだ。

だから、結晶から降りてこない。しかし、あの火球の爆発は結晶すらも壊せるだろうな。

ならさ、


「懐に入れば勝ちだろ!!」


『近寄んな!』

背後で火球が爆発するそして、その爆風に身を任せながら、強化された身体能力で地面を踏み締め、飛び出す。


「金棒!!」


金棒を持ち出し、結晶に衝突する衝撃を緩和させるために、技を出す。


「確殺の金棒!!」


それでも全ての衝撃を緩和させることはできず、体を強打する。

息が一瞬苦しくなったが、すぐに体が再生されて立ち上がる。


金棒は結晶に突き刺さり、抜けなくなった。


「いいか…」


懐から爆弾のついたナイフを取り出し結晶の表面に突き刺す。


「タイマーセット…2秒!!」


タイマースタートと共に、結晶を蹴り、結晶から飛ぶように離れる。


『無駄だ』


結晶が揺れ、鋭利な棘が突き出し、爆弾を突き刺す。


爆弾は爆発せず、残骸だけがそこに残った。


『残念だったな』


「詰めが甘すぎる。」


結晶から煙が溢れ出し、静かに崩れ落ちていった。


『は?』


「『金棒の中に爆弾仕込んでおいたんだわ!バカめ!!』」


崩れ落ちた結晶の中から龍人が立ち上がる。


『力が…』


「ヴァルフォールの戦い方は基本的に相手に対して速攻で攻撃ぶちかますで決まってんだよ。皆んな意識してないけどなんかそうなってる。バーサーカーの集まりなんだよなぁぁ!」


龍人は身体から抜けていく力に困惑を隠せない。


「『こっからはステゴロ合戦だ』」


龍人の目の前に飛び、その茫然としている顔面に痛いの一発ぶち込んでやる。


「吹き飛べヤァ!!」


『っぐ!!』


何度もバウンドしながら龍人は倒れる。


「いくぞ」


龍人は口から滴る血を拭いながら立ち上がる。


『ふぅ…ふぅ…ぶっ殺してやる!!!』


殺意をむき出しにして龍人が何とも心許ない小さな翼を広げ、迫る。


「鬼の一撃見舞ってやるよ。」


拳に力を込める。


『しねぇェェ!!!!』


鋭利な爪を立たせてこちらを切り裂こうと眼前まで迫ってきた。


「『潰れろ!!!』」


迫る腕を躱し、その顔面に全ての力を込めた一撃をぶつけ、そのまま地面に叩きつける。


岩が砕けるような音が響き、龍人は頭蓋も脳髄も全てをぶちかまして死んだ。


「なーにが最強の龍人だよ。ただの雑魚じゃねぇか」

ご精読ありがとうございました


旅行行ったり課題したり…

APE……勉強したり

遅くなりすぎました。


申し訳ございませんでした。

龍の国、佳境に突っ込んでいきましょう

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