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Ep.4 新たなるステージへ

 アルトライがメキメキと音を立てる。

 

 「忍!手を離すなよ…俺も彩花の手を離さない。」


 「絶対に離すものか!!二人と離れ離れにはなりたくない!!」


 ーー量子テレポートまで、3ーー


 その時、アルトライが二つに割れ、足元が崩れる。


 「嘘だろ!!」


 宙ぶらりん状態となり、忍が俺たち二人を支えている。


 「絶対に!離さないんだ!!」


 ーー量子テレポートまで、2ーー


 「絶対に!!」


 しかし、力めば力む程、手と手がスルスルと解けていき、


 ーー量子テレポートまで、1ーー


 「あっ!!」


 「忍!!」


 手が離れ


 ーー量子テレポート開始ーー


 俺たちは離れ離れとなった。


 ーーーーー


 「いてて…」


 気がつくと、極寒の世界にいた。


 「彩花!!忍!!どこだ!!」


 量子テレポートは成功したようだが、誰一人として同じところにいない。


 「ま、じか…」


 『ここは、どこだ?』


 「わかんねぇよ。んなもん。」


 炎で体を温めながら、雪原の中を歩いて行った。


 ーーーーー


 「うわーーーー!!!!」


 ダメだ!!死ぬ!


 量子テレポートが成功したのは良いけど、空はなくない!?!?


 「彩花!!優希!!」


 ふと、空に浮かぶ幾つもの星々に目が奪われた。


 どこだよ、ここ。


 『運が良かったな。【言葉の怪人】』


 忍は夜の中に消えて行った。


 ーーーーー


 「いてぇ。」


 ここはどこだ?裕也は…


 「たすけて」


 なんか、埋まってる。


 裕也を掘り返し、辺りを見渡す。


 「ここ、どこだよ。」


 「本当に、」


 結晶に包まれた、見慣れない街。


 天まで届く様なあの、鉄塔は…


 「まさか…」

 

 八上と影神は彼の地に消えた。


 ーーーーー


 「口に砂が…」


 「あ!湊!」


 気がつくと、俺たち二人は砂漠のど真ん中に座っていた。


 「ねぇ、争太は無事かな?」


 「無事だよ。だって、水越争太だぜ?」


 しかし、ここは、嫌な場所だな。


 「しかも、この気配…ここは、"冥界"か?」


 夢結と伊刻は砂塵の中に消えた。


 ーーーーー


 「アルトライ落ちます!!」


 シップの叫び声と共に衝撃が体を打ちつける。


 「はぁ、痛いな」

 

 水越争太はゆっくりと、立ち上がり、大破したアルトライの管制室でモニターを見る。


 そこには、五体の強大な怪異の冥界発生と共に、それを除く全ての大地と海が花の冥界に支配された現状を映し出していた。


 「まるで、花の冥界から守る様に冥界が展開されているな。」


 「実際そうかもしれませんね。」


 そう言い、クウがモニターに映された日本を指差す。


 そこには、"moon"と示されていて、日本、いや、この範囲では、"東京"が【月の怪異】の冥界に包まれていた。


 「月がここを守ったのか…にしても、小さいな…」


 無理…したのか。


 モニターに示された他の冥界には、


 Paris wyvern


 Australia ice


 Cairo death


 Rio de Janeiro night


 New york sin


 それは、この五つの都市や国が怪異の手に落ちたということだ。


 「アルトライの復旧にはどれぐらいかかる?」


 「100年は見積もるべきかも…」


 シップが頭を掻きながら言う


 「100年…わかった。まずは、他の奴らと連絡する手段を見つける。シップは、ここで修理の算段をつけていてくれ。クウは俺と【月の怪異】の元に向かう。」


 「はい!」「わかった」


 こうして、彼らの旅路は始まった。


 ーーーーー


 そして、


 ーー100年後


 「うし!じいちゃん!!行ってくるぜ!」


 「おう。行ってこい!」


 荒廃した大地を駆ける一人の少年。


 彼の名は?


 「さぁて、"怪異狩り"だ!!」


ご精読ありがとうございましたぁ!!!


はい!これで、一旦終わりかな?


ここから、新たな物語が始まります!


え?100年は経ちすぎ?


そんな長い間、何してたのか?


これから、ですよ。待っててください!

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