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息つぎのあとに  作者: 高瀬あき
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第4話 学校生活

あれから2ヶ月。

私は山野に別れを告げた。

あれほど長く続いてほしいと願っていた交換日記も。

山野に非はなく、全部私が悪いのだ。

他に好きな人が出来てしまった。

その気持ちを抑えられず、このまま山野とつき合っていくのはおかしいと思った。

こうして私の初恋はたった2ヶ月で終わりを迎えた。

この頃からか私は学校で同級生からいじめを受けていた。

事の始まりは、みさきがいじめられるようになり、それを止めたり助けたりしているうちに私もいじめられるようになった。

あと、厄介な事に上級生から目をつけられ、毎日呼び出しの嵐。

時にはこんな事もあった。

「3年1組の矢吹があんたの事好きなんだって。つき合ってくれない?」とか

「一緒に下校してあげて。」とか。

それが誰なのか顔さえ分からず私は困惑する。

その頃の私は新しくつき合っている彼がいた。

別れてくれとお願いされることもあった。

私はそれら全てを断り続けた。

すると、ある日また上級生がやってきて

「今日の放課後、屋上に来て。」と言われた。

こんな事ばかり続いてはもう何が何だか分からなくなってしまう。

どうして私がこんな目に遭わないといけないのか。

だけどもし行かなかったらきっとまた大ごとになるのだろう。

仕方ない。と放課後、言われた通り学校の屋上へ行った。

次の瞬間、私は目を疑った。

そこには女の上級生が5人、棒やらバットやらを持っている。

これはまずい。相手は五人だ。

私一人ではどうする事も出来ない。

どうしようか少し後ずさりした時だった。

「宮下!」

と誰かに呼ばれた。

振り返ると山野がいた。


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