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息つぎのあとに  作者: 高瀬あき
2/12

第2話 始まり

「宮下!」

朝の通学中、校門の前で声をかけられた。

「佐々木、どうしたの?」

「これ、山野から。」交換ノートを渡された。

「あ、ありがとう。」

「あいつ、渡すの恥ずかしいから代わりに渡してくれって頼まれてさ。自分で渡せよな、じゃあ!」

と言って佐々木は走って行った。

佐々木は私と山野の共通の友達だ。

すぐにでも中を見たかったが、学校で見るのは恥ずかしいのですぐに鞄にしまった。

書かれている内容が気になって仕方がない。

早く帰って読みたい。

教室に入るとすぐに山野と目が合った。

照れくさそうに頭をかいている。

私は鞄からノートを少し出して頷いた。

山野も笑いながら頷いた。

ドキドキする。

初めての彼氏、初めての交換日記。

学校、早く終わらないかなあ。

その日の授業は全く頭に入らなかった。

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