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青を翔ける  作者: 倉津野陸斗
第4章 思いの丈
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将来のこと

 それから俺は、雄也の家にお世話になって東京に戻った。

 雄也の家族に見送られて、新大阪駅を発った。雄也はもう一週間長く残るから、一週間だけお別れだ。


 雄也から告白されるとは思っても見なかった。俺からしようとしていたけど、その踏ん切りがつかなかった。悩んでいる間に、雄也に先を越された。

 でも、雄也も俺のことを好きって思っててくれたのがたまらなく嬉しかった。


 俺は、自分の勇気のなさを嘆いた。雄也は勇気をふりしぼっておれに告白してくれた。相当悩んだはずだ。雄也に葛藤させて、悩ませて、俺は酷いやつだ。そんな俺を好きになってくれた雄也を俺は、これから一生かけて守ってあげたい。

 また俺は、後悔やら葛藤やらで涙がててきた。何で俺はこんなに弱いんだろう。

 いつも雄也に引っ張ってもらっている。おれががんばらなきゃなぁ。


 のぞみ号はあっという間に名古屋を過ぎ、新横浜を過ぎた。あんまり落ち着かなかった。

 一週間は、一人で過ごさないと。


 ◇◇◇◇◇


 陸人が帰っちゃった。

 新大阪で、陸人を見送った。本当は一緒に帰りたかったけど、地元の友達にも会いたかったし、まだ家族とも離れたくなかった。

 けど、俺はやっぱり陸人と離れるの辛い。家族の前で涙は見せたくなかったから、夜に一人で泣いた。数日で何回泣いたのかな。


 でも、後悔はしていない。やっぱり陸人は、俺のことをが好きだったんだな。

 前から、陸人は俺のこと可愛いとかなんとかいっぱい言ってくれていた。それを思い出すだけで、嬉しくなる。

 あの告白で良かったかなって思う。けど、もう早くこの思いを伝えたかった。


 陸人がいない一週間って、こんなに寂しいんだな。心に大きな穴が空いたような気がして、友達に会ってもいつものように笑えない。「どうした?」ってよく聞かれた。

 けど、そんなことどうでもいい。

 あと一週間我慢すれば、陸人に会える。

 まだ、家族には俺たちが付き合ってることは伝えてないけど、しばらくしたら伝えて、同棲したいな。


 陸人と二人暮らしなんて、想像しただけでも嬉しくて、楽しくて、勉強なんて二の次になっちゃいそうだ。


 そんなわけで、俺は陸人に会えるのを楽しみにして、再び眠りについた。

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