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続く混乱

蓮斗「闇系統最上位魔法・黒掌触腕」

天羽「次元系統最上位魔法・空斬之使徒」

アルド「!!」

アルド・グレイヴは私と天羽が同時に放った魔法に対し回避を選択する。無尽蔵に生み出され続ける闇の腕と超高速の当たれば致命傷が確定する使徒。普通であればこの初撃で倒せる筈だが、案の定アルド・グレイヴは無傷で切り抜けていた。

アルド「なるほど、これがフェレドールが狩りきれなかった力か!とても興味深い!」

天羽「狩りきれなかったって、あいつが手を抜きまくって狩れたのに遊んだせいで狩る前に殺戮神が来ただけだ。俺達の実力じゃない。」

蓮斗「そうですよ、あの時は私も天羽君もあの時は一切抵抗出来ませんでしたからね。言わばこれは相手を変えたリベンジマッチです。」

アルド「おいおい、前回お前らをボコしたのは俺じゃないだろ。それ八つ当たりだろ。」

蓮斗「同じパンデモニウムの大幹部なんですから八つ当たりではありません。」

アルド「すんごい暴論。」

天羽「知らんな、そんな事!!」

天羽「次元系統最上位魔法・次元龍〝跋扈〟」

唐突に天羽が魔法を放つ。しかし攻撃したのはアルド・グレイヴ本人ではなく地面だった。

アルド「おぉ!?」

蓮斗「二重詠唱・貫雷蛇炎」

足場が崩れた事によりアルド・グレイヴの体制が悪くなる。そこへ速度に重点を置いた魔法を放つ。アルド・グレイヴの体に噛みつき、障害物を無視し街の外へ追いやっていく。しかし、

アルド「なんの!」

アルド・グレイヴは最上位魔法をシンプルなフィジカルで突破。魔力探知で索敵をするがそこに私達の魔力反応はなかった。

アルド「地上にはいない、この場合は...」

そうアルド・グレイヴが呟くと同時に天羽は空から、私は地中からアルド・グレイヴに襲いかかる。

蓮斗「闇系統最上位魔法・黒来災禍〝鏖龍〟」

天羽「次元系統最上位魔法・空縮貫槍」

アルド「連携がうめぇな!」

アルド「死霊系統最上位魔法・魍魎之波」

アルド・グレイヴは私と天羽の攻撃を同時に対処する。しかし、上下からくる物量に押されほんの一瞬だけアルド・グレイヴの防御に隙が生まれる。

蓮斗「炎熱加速〝火神之一閃〟」

アルド「くそっ......!」

アルド・グレイヴは私の動きを察知し即座に防御魔法を展開したが、コンマ1秒私の方が早かった。

蓮斗「貰った!」

魔法本来の貫通力に加え、私の炎熱加速の速度が合わさり絶大な破壊力の蹴りがアルド・グレイヴの腹部に突き刺さる。

アルド「ぐはっ......!!」

その衝撃は街の中央部にいたアルド・グレイヴを街の外、大森林の前まで吹き飛ばした。

アルド「...おいおい、それは火の根源魔法の技だろ。なんで別の系統でそれを使えんだよ。」

アルド・グレイヴは仰向けに倒れながらそう疑問を呈した。それに私は歩きながら答える。

蓮斗「簡単な事ですよ、私は今闇系統の根源魔法を使ってはいますが、他系統の技が使えない訳じゃない。根源魔法を発動すると同時に火系統の根源魔法を事前に体に付与してた、ただそれだけです。」

アルド「なるほど、事前に魔法を体に付与しておけば魔力を流さない限り魔法は発動しない。故に、不意をつけるって訳だ。こりゃ、1本取られたな。」

天羽「空間系統最上位魔法・広域展開〝次元断層〟」

アルドは言い終わると同時に地中から攻撃を仕掛けるが天羽はそれに超反応で防御を展開する。

アルド「なるほど、片方は魔法の扱いに長けて、片方は反応速度と展開に速さが異常だな。なんでそんだけの強さしてフェレドールに負けたんだ?」

天羽「答えは簡単、俺達がこの1ヶ月で強くなったからだ。以前の俺達はまだまだ半端だったからな。」

アルド「なるほど、じゃあ二対一は分が悪いな。それなら、お前達の選択を増やすとしよう。」

蓮斗&天羽「?」

アルド「死霊系統最上位魔法・邪神転換」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

滝壺「ふー、久々に運動できてスッキリしたわ〜。それにしても、なーんか違和感があるんだよな...」

シエル「嘘...12万をたった数分で.....」

シエル達の見る先には国民を根絶やしにしようとしていた亡霊達の亡骸が散乱していた。その中央で滝壺さんはタバコを吸いながら思い耽っていた。

滝壺「(国を攻め落とすつもりならこの程度の戦力じゃ少なすぎる...奴さんには別に目的があるのか?)」

煙を吐きもう一度吸おうとした瞬間大地が揺れる。

シエル「なんだっ!?」

リンド「分かりません!...は!?」

リンドが再び外を見た時目に映ったのは7つの黒い柱だった。

シエル「あの柱がある場所は...!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フーガ「あぁ...アルド様...使われてしまうのですね...貴方がそう判断するのであれば、我らはこの命を捧げます。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

滝壺「なるほど、奴さんの奥の手の1つはこれか。」

シエル「滝壺さん!これは一体...!?」

滝壺「一応確認したけど守り人の規格が邪神に変わってるね。おそらく守り人の数だけ第一級、いや、特定神霊級が出現しただろうね。」

リンド「特定神霊級!?」

滝壺「今俺が出せる出力じゃ特定神霊級五体が限度、せめてもう1人欲しい。」

リンド「なら俺が...」

滝壺「いや、君じゃ無理だ。おそらく対応出来たとして騎士団も、魔法師団も、国下六王剣も全滅する。」

そう滝壺は無情な現実をシエル達に突きつける。特定神霊級、その強さは第一級神霊の約5倍。厄災1000体分に相当する。

シエル「じゃあ、どうすれば...」

滝壺「大丈夫、もうこっちに来てる。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルド「今城下町に7体の特定神霊を放った。今の戦力じゃあ国の4分の3は破壊されるだろうな。」

蓮斗「...悪趣味な。」

アルド「悪趣味でもいいさ。これは戦争、使えるては全て使う。それが俺の考えだ。」

天羽「なぁ祇梨。」

蓮斗「はい?」

天羽「少しの間、あいつを一人で止めれるか?」

蓮斗「それはどういう意味ですか?」

天羽「俺が街に戻って滝壺さんと一緒に特定神霊を倒してくる。それまで、一人で止めれるか?」

蓮斗「はぁ...出来る限りはやりますが、本気出したあの人をどれだけ止めれるかは分かりませんよ?」

天羽「じゃあ10分粘ってくれ。」

蓮斗「貴方ね!」

天羽「じゃあ無理って言って逃げるか?」

蓮斗「煽るのが好きですね。ただ、その煽りに乗ってあげますよ。15分で帰ってきてください。」

天羽「それでこそ祇梨だ。」

天羽「空間系統上位魔法・瞬間転移」

その詠唱と同時に天羽は街に戻った。今この場にいるのは私とアルド・グレイヴの2名。

アルド「1人を犠牲に、多くを守るって考えか?はは、殊勝な考えだ。」

蓮斗「話、聞いてなかったんですか?」

蓮斗「雷系統最上位魔法・貫雷」

私が不意に放った魔法をアルド・グレイヴは簡単に避ける。

蓮斗「死ぬつもりもありませんし、負けるつもりもありません。私が貴方を倒して、戦争を止める。」

アルド「へぇ、勝算があると?」

蓮斗「えぇ、もちろん。」

アルド「はは、笑わせるなよクソガキ...本気じゃない俺にすら殆どダメージを与えれてないのに。」

蓮斗「なら、本気を出してください。本気の貴方を倒して勝ちます。」

アルド「はは、気に入った!お前、名前は?」

蓮斗「黒王戦鬼、祇梨蓮斗です。」

アルド「そうか、俺はパンデモニウム大幹部の1人、鏖殺公アルド・グレイヴだ。無謀で、そして勇敢なお前に敬意を持って本気を出してやる。」

アルド「強化系統極大魔法・災速之神」

蓮斗「やっぱり、極大魔法使えますよねー...」

アルド「この状態の俺は光より早いぞ。」

蓮斗「そんなこと重々承知です。」

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