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トラブル発生

天羽「なんか、飛んできてね?」

4人「え?」

天羽のその言葉に私達は同時に声が出る。天羽を見るとどこかに指を指している。そちらに目を向けると確かに何かがこちらに向け飛んできている。

神崎「あれは...」

香織「なんか燃えてない?」

滝壺「!!白、回避しろ!」

白「御意!」

そう滝壺さんが白に指示を出すと白は回避行動をとる。何かが当たる寸前で白は躱しきり私達は事なきを得た。

蓮斗「滝壺さん、これって...」

滝壺「間違いないね、今のは確実にこちらを狙った攻撃だ。しかも、一切の加減がない殺す為の魔法だった。」

白「来ましたね。」

天羽「いきなりトラブルかよ...」

眼前、私たちの目の前には百を超える武装した兵が竜に跨り現れた。

滝壺「竜騎士、神聖国家アルベシアの国王直属の騎士団か...いきなり歓迎されてるね。」

蓮斗「あれ、こちらの事殺す気ですよね?」

天羽「ま、さっきの魔法を見ればそうなんだろうな。で、どうします?滝壺さん。」

滝壺「うーん、本来だったら話を聞く所だけど、いきなり命狙われたら、ねぇ...」

滝壺さんは笑っていた。しかしその目は一切笑っておらず、据わっていた。

天羽「じゃぁ、決まりですね。準備は良いか?祇梨。」

蓮斗「もちろん。白さんは神崎先輩と香織さんをお願いします。2人は私たちの援護を。」

神崎「了解!」

香織「任せて!」

再度竜騎士達に目を向ける。相手もこちらの意図を理解したのか陣形が変わる。その瞬間、戦いの火蓋が切られた。

竜騎士ABC「火系統上位魔法・青炎龍咆」

3人同時に上位魔法を展開。狙いは、白だ。

滝壺「白、回避。」

白「御意。」

その短いやり取りで滝壺さんは白に指示を飛ばす。回避している間に何騎かの竜騎士達がこちらに迫る。その時、

天羽「空間系統根源魔法・次元覇者」

天羽は白から飛び降りながら根源魔法を発動させる。それに続き私も飛び降りる。

蓮斗「(闇魔法は禁止...でも今ならアレが使えるかも...!試してみるか!)」

蓮斗「火系統根源魔法・炎神神化」

滝壺&天羽「!?」

そう詠唱したと同時に一騎の竜騎士が私めがけて攻撃を放つ。しかしその攻撃は爆炎によって掻き消される。

滝壺「まさか、火魔法の根源魔法まで...はは、流石は祇梨の息子って所か。」

蓮斗「よし、成功だ!」

その言い終わると同時に爆炎は晴れ私の姿が露になる。その姿は紛れもない炎神神化そのものだった。私が喜んでいると一足先に根源魔法を発動させていた天羽が私のもとへ来た。

天羽「お前、いつの間に火魔法の根源魔法を...!」

蓮斗「いやぁ、以前から最上位魔法の蛇炎は使えてたんでもしかしたらって思って特訓してたんですよ。それが今こうして実を結んだって訳です。」

天羽「はぇー、じゃぁ初根源魔法を祝って、こいつら全員潰すぞ!」

蓮斗「えぇ、楽しみましょう!」

竜騎士「皆怯むな!相手は子供、臆せず行k...」

蓮斗「走れ、蛇炎」

それと同時に喝を入れていた竜騎士めがけ蛇炎が走る。相手は魔法発動に反応できず、蛇炎をまともに食らっていた。

天羽「次元系統最上位魔法・次元龍〝跋扈〟!!」

私に続き天羽も魔法を発動。動揺している竜騎士に襲いかかる。

天羽「祇梨!どっちが多く倒せるか勝負だ!」

蓮斗「いいですね!負けませんよ!」

香織「あの二人、また競ってる。」

神崎「あっはっは!本当に仲がいいねあの二人!」

滝壺「元気だねぇ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

天羽「国王直属騎士団ってのは、こんなに弱くてもなれるもんなのか?お前はどう思う?祇梨。」

蓮斗「さぁ、聞いてみれば分かるんじゃないですか?」

香織&神崎「........!!」

私と天羽はそんな会話をしていた。その光景を見た香織と神崎先輩は開いた口が塞がらない様子だった。私と天羽の周りには気絶した竜騎士達が倒れる惨状が広がっていた。

天羽「もしもーし、聞こえますかー?」

そう言い天羽が竜騎士の顔をぺちぺちと叩くが完全に意識を失っているため返答は返ってこない。

滝壺「いやー、天羽君もそうだけど蓮斗君前会った時より格段に強くなってるね。まるで悩みが無くなったみたいだ。」

蓮斗「...やっぱり、滝壺さんは鋭いですね。まぁ色々ありましたからね。」

そう話している最中も天羽は竜騎士達に声をかけ続けていた。

天羽「だめだー。全員完全に気絶してるわ。これじゃあ襲ってきた理由聞けないなー...」

そう言い天羽は頭を抱えた。そんな様子の天羽に私は近づきこう言った。

蓮斗「私、56人倒しましたけど、天羽君はどうでした?」

その言葉に天羽はギクリと肩を揺らす。

天羽「...1....」

蓮斗「聞こえなかったんでもう1回いっt」

天羽「51人だよ!クソぉぉ!負けたぁぁぁ!」

そう叫びながら天羽は膝から崩れ落ち悔しそうにしている。

香織「あはは...すっごい悔しそう...」

神崎「で、でもほら!結構拮抗したんだしそこまで悔しがらなくても...」

天羽「悔しいものは悔しい!」

蓮斗「いぇーい私の勝ち〜。」

天羽「ちくしょうー!!!」

蓮斗「そんな事より、香織さん手大丈夫ですか?」

香織「うん、擦り傷だからなんともないよ!」

そう会話をしていると突然白が唸り声を上げ始めた。全員がそちらに注目する。

香織「白ちゃん?どうしたの?」

神崎「お腹痛い?」

白「そういう訳では無い。娘ら2人は我の後ろへ来い。小僧2人は大丈夫だろう。」

天羽「はぁー?どうしたんだよ白さん?.....!」

蓮斗「...!」

天羽が白にそう質問したと同時に私達はある事に気が付いた。

天羽「誰か、近づいてきてるな。」

蓮斗「1番最初のあの魔法、最上位魔法でしたよね?竜騎士の中に最上位魔法の使い手が居るならこんなあっさり戦いが終わる訳ない。つまり...」

滝壺「こっちが本命だろうね。」

近づいてくる気配は2つ。その両方から先程戦った竜騎士100名以上の圧を放っている。そしてその姿が顕になった。

蓮斗「うわぁ、強そうですね。」

眼前に現れたのは長髪を後ろで束ねた高身長の女性とマスクをつけた青年だった。その2人から発せられる圧は近づいた事によって更に強まっていた。

???「初めまして。」

蓮斗「えぇ、初めまして。」

???「君達は、敵かな?」

蓮斗「さぁ、どうでしょう。貴女の返答次第ですかね?一つ質問しても?」

???「どうぞ。」

蓮斗「何故、いきなり攻撃してきたのですか?」

謎の女性はその質問に一瞬驚いた表情を見せたがすぐに先程までの控えめな笑顔に戻り話し始めた。

???「いえ、明らかに常識を超えた魔力が数個、とんでもないスピードで向かって来ていたので、襲撃かなと思いまして、迎撃したまでです。」

蓮斗「なるほどぉ。つまり何も考えていなかったと、言いたい訳ですね。」

???「あ?おいガキ。お前さっきから団長に向かってなんだその言葉遣い?調子乗ってんのか?」

そうマスクをつけた青年が私に食ってかかる。その瞬間、

天羽「調子に乗ってるのはお前だ。」

???「!?」

???「ほぅ...?」

青年が1歩踏み出したと同時に天羽の薙刀が青年の首筋に当てられる。

天羽「さっきから聞いとけば、確認も無しに迎撃って、お前ら頭悪いのか?」

???「てめぇ...!!」

天羽「だから、黙れって...」

青年が怒りを顕にした瞬間、天羽は青年を蹴り倒す。天羽も突然の攻撃に怒りを覚えていたのだろう。いつもなら取らない強引な手を使う。

???「お前...!僕に手を出してタダで済むと思ってんのか!?」

蓮斗「突然の攻撃、思考停止の馬鹿、戦力差を測れない低脳...今ここで貴女達と戦ってもいいですよ?」

???「なんだと!?」

???「抑えろリンド。」

リンド「しかし....!」

???「抑えろと、私は言っている。」

リンドと呼ばれた青年は長髪女性のその圧に押され押し黙る。すると女性の方が自己紹介を始める。

シエル「初めまして、私の名前はシエル・グレンタニア。神聖国家アルベシアの国王直属竜騎士団団長を務める者だ。君の名前を聞いても?」

蓮斗「日本国立魔法学園1年、祇梨蓮斗。ただの旅行者ですよ。」

シエル「祇梨蓮斗か。こちらにも落ち度があったとは言え、騎士団のほとんどが君達の手によって負傷したからね、ここで戦ってもらう。」

蓮斗「どの口が...こっちはアンタらのせいで怪我した娘が居るんだよ。そっちの理屈で言うなら、こっちもアンタらを潰さないと気が収まらないですよ。死んでも知りませんよ?」

そう私は怒りながら言う。その光景を目にして香織が声をあげる。

香織「蓮斗!落ち着いて!私は平気だから!」

蓮斗「いや、ダメです。ケジメは取らないと...」

天羽「そう事だ。お前の相手は俺だ、クソガキ。」

リンド「殺す!」

一触即発の雰囲気。両者が魔法を発動させようとした。その時だった。

滝壺「双方落ち着け。」

滝壺さんの落ち着いた声がその場に響く。緩やかで、落ち着いた声。しかし、その声にはとてつもない圧が混ざっていた。

蓮斗「滝壺さん...」

滝壺「蓮斗君、君が友人を傷つけられて怒ってるのは理解してる。でも、ここでこの国の人間を殺したら大問題になる。だから矛を収めてくれ。」

蓮斗「.....分かりました。」

リンド「あぁ!?俺たちが負けるとでも思ってんのか!?騎士団長と副団長舐めてんのか?」

滝壺「お前うるさい。黙ってろ。」

その言葉と同時にリンドの後ろに白が出現した。

白「お主、先程から聞いていればなんだその態度?弱者が、調子に乗るなよ...!?」

リンド「神霊...!?」

シエル「いや、第一級神霊よりも上、仙狐か...!」

滝壺「アンタならちゃんと話せそうだ。」

シエル「仙狐を従えている者がいる一団と争っても損しか生まれないな。分かった、話を聞こう。」

滝壺「応じて貰えて嬉しいよ。さぁ、天羽君も武器収めて!」

天羽「チッ、分かりました。あとそこのクソガキ、お前は後で絶対ボコす。覚悟してろ。」

滝壺「はいはい、挑発しない。それに弱いものイジメは良くないよ?」

天羽「滝壺さんが1番ナチュラルに煽ってますよ?」

リンド「くっ......!」

滝壺「まぁ、相手との力量差が測れない者が副団長何は些か問題アリだとは思うがね?」

シエル「ウチの者が申し訳ない。とりあえず貴殿らを騎士団本部に招待する。ついて来てくれるか?」

滝壺「いいでしょう。みんな、行くよ。」

4人&白「はい。/御意。」

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