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会合

龍鬼「やあみんな。久しぶりだね。」

滅亡神「冠位神威と執行官合わせて30体か。俺達の人数もだいぶ多くなったな。」

龍鬼「それでも集まったのは15にも満たないけどな。」

殺戮神「......」

英雄「ねぇねぇ、殺戮神はさっきから何見てるの?あんな熱心に見るなんて相当だね!」

空王「こらこら、あまりはしゃいではお行儀が悪いですよ。さぁこちらへ。お菓子を持ってきましたので、一緒に食べましょう?英雄。」

英雄「うん!食べる〜!ありがとう、空王!」

冥王「あいつ、完全に餌付けされてるな。」

そう、この世界の最上位存在達が各々交流をしていた。あるものは子供を可愛がり、ある者達は自身の住まう国をどう発展させるかなど話し合っていた。

龍鬼「おほん。そろそろ良いかな?」

覇王、龍鬼阿修羅の一言で全員が口を閉じ、机に向き直った。

龍鬼「さて、今日みんなに集まって貰ったのは他でもない、厄災に関してだ。」

深淵龍「厄災か...最近は侵攻は無かったが、このタイミングか...」

緑都王「今は世界情勢的にも厄災に対処は厳しいだろうな。何せ世界規模のテロ組織が動いてるわけだしな。」

龍鬼「そう、それが今の所1番の悩みどころなんだよ。パンデモニウムの動きが最近明らかにおかしいんだ。特に日本での。」

空狐長「日本か...やっぱりそれってあの少年に関係するのか?」

龍鬼「いや、おそらくだが違う。おそらくではあるが奴らの狙いは1人の少女だ。」

氷狼時王「少女?」

龍鬼「あぁ。今俺が観測してる中で最も特異な力を持つ少女が件の少年と接触している。多分だが、そこを狙われる。」

天廻龍「件の少年、祇梨蓮斗か...」

滅亡神「.....」

時廻龍「天廻龍が転生に関与したっていう少年か。何やら数奇な運命を背負っておるらしい。」

龍神王「しかし、その少女とは?もしかしてその少年が通う学園の生徒か?」

龍鬼「いや違う。その少女は」

殺戮神「望月凛.....」

破滅龍「望月凛?その娘はどういった存在なのだ?主らがそこまで言うという事は余程稀有な力を持っていると思うが、そこらはどうなのだ。」

龍鬼「あぁ。彼女の力は簡単に言えば適応だ。」

大妖「適応?」

龍鬼「詳しく言えば、彼女は少し時間をかければこの世界の事象の全てに適応できるんだ。」

絶望神「それは...」

滅亡神「俺の破壊の因子や殺戮神の死の因子にも適応できる可能性があるな。」

戦戒神「もしその力を悪用されれば、国が滅びるね。どうする?龍鬼。」

龍鬼「もし、パンデモニウムが望月凛の力を使って厄災で何か起こそうというのなら、その時は我らが動けばいい。」

滅亡神「いいのか?」

龍鬼「大丈夫だと思うが、まぁ人間の相手は人間にしてもらおう。」

空王「さて、厄災と望月凛の件は分かった。それで?2つ目の議題はなんなのだ?龍鬼。」

龍鬼「2つ目が今回の本題だ。星海鬼からの通達だ。おそらく1年以内に、新たな冠位指定之獣が生まれる、らしい。」

殺戮神「冠位指定之獣...?それの規模は?」

龍鬼「数は一体。しかしその出力が常軌を逸しているらしい。出力だけでいえば、最高位の神が数体同時に虐殺されるレベルらしい。」

冥王「最高位の神が?それは、今までの連中の比じゃないな。どんな存在なんだ?」

龍鬼「それが、分からないらしい。ただ見えた光景は、全て黒かったらしい。」

英雄「なんか、抽象的だね。」

緑都王「それ、星海鬼でも先を見通せなかったって事?」

大妖「あやつでも見通せないとなると、執行官レベルか?それだと、明らかに我らが処理する案件になるが、そこはどうする?」

殺戮神「...おそらく鬼だろうな。」

空王「鬼?」

滅亡神「まず間違いないだろうな。」

龍鬼「おそらく、この鬼が出現するのはパンデモニウムが絡むと俺は思っている。」

空狐長「真っ黒、鬼.....え、これって。」

滅亡神「祇梨蓮斗が有力だろうな。」

深淵龍「あやつはこの世界でもイレギュラー中のイレギュラー。我らの想像を超えた動きをしても不思議ではない。」

英雄「天廻龍がその子を転生させる時に、なにかしちゃったの?」

天廻龍「いや、あの人間を転生させる時、私は特に何もしていない。だが、なにかの因果が絡まり、今に至っている。そこに関してはなんとも言えないのが今の現状だ。」

龍鬼「そうか。兄者、殺戮神。もしもの時は俺たち3人が動くぞ?」

滅亡神「...分かった。」

殺戮神「おーけーー。」

こうして冠位達の会合は終わった。すると英雄がいきなり殺戮神に飛びついた。

英雄「ねーねー、さっきから何見てるの?」

殺戮神「...お前うるさい。」

英雄「えー酷ーい!いいじゃん、教えてくれたってーーーー!!!」

空王「こ、こら、英雄!殺戮神に対してそんな失礼はしてはいけません!」

英雄「いいじゃーん!殺戮神いつ見ても暇そうなんだからーーー!!少しぐらい構えーー!!」

殺戮神「.........」

滅亡神「目が、死んでるな。」

龍鬼「あはは、あの子本当に誰に対しても物怖じしないよな。」

滅亡神「それはそうと殺戮神、さっきから何見てるのかは、俺も気になってる。教えてくれ。」

殺戮神「兄者まで...はぁ。件の少年と少女の訓練を見ているだけだ。」

空王「件の...あぁ、美月和香織と天羽綾人ですか。確か今は深淵世界で真祖達に鍛えて貰っているんでしたっけ?」

深淵龍「あぁ。我が子達も、教えたことを直ぐに吸収して面白いと言っていた。流石は特異点になりうる存在だ。期待しても良さそうじゃな。」

殺戮神「...騒がしい。」

滅亡神「まぁ、そう言うなって。」

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