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マイペースな、おっさん放浪記  作者: きすぎあゆみ
引き籠りなおっさんの旅立ち編
16/34

おっさん町に入る

続きを投稿しました。

宜しくお願い致します。

 俺達は取調室を出て、さらに警邏隊の詰所を出た。俺はこのアスケレードの町に用事が有るので門の方に向かうのだがルーチェちゃんとアービィー君はどうするのだろうか?


 今日の朝にこのアスケレードの町を出発した筈なのに、午後には戻って来てしまった。今から再度旅立つのかそれともアスケレードの町で一泊して、明日に再度旅立つのかその事を聞こうと思い二人に話し掛けようとすると、そこでウォレンツ君に呼び止められた。


「とっくに昼を過ぎているから謝罪の意味も込めて、おれの奢りで昼を食べに行かないか?ルーチェ君とアービィー君の事情も上に報告が必要な事が有った時の為に知っておきたいので」


「奢って貰えるのなら俺はそれで良いぞ!兎に角腹が減った!」


「そうですね、お腹が空き過ぎていますし、私は地元ですがどの様な料理を食べさせて頂けるのか気になります!」


「僕は美味しければ特に意見は無いかな!」


 地元住人お薦めの地元飯か、確実に旨い物が食べられると思うのだが、余所者を驚かす為のネタ料理の可能性も有るが、同じ地元住人のルーチェちゃんとアービィー君が居るから大丈夫か?そう言えば二人は元貴族だった!ネタ料理が有っても知らない可能性も有るか…。


「俺の行きつけの料理屋が有るからそこで良いかな?俺的には味は旨いと思うぞ!」


「じゃあ、そこで良いぞ!」


「私も、そこで良いですよ」


「仕方が無いから、僕もそこで良いよ」


 アービィー君は今回の件に捲き込まれた事に怒っているのか、何気に絡むと言うか一言多いな。無意識に言葉を発するのも問題では有るが、意識して言っているのなら尚質が悪いな。俺やルーチェちゃんやウォレンツ君はそれなりに揉まれていたり慣れているので大丈夫とは思うが、メンタルが弱い人間が聞いたら相当堪えるかもな…。


「アービィー君は一言多いと良く言われないか?」


「それは誰もが思っている事だな!」


「今更過ぎですね、私は慣れているので聞き流しています、ですから殆ど気にはなりません!」


「本当に皆酷いなー!いくら僕のメンタルが鋼で出来ていても、傷付く事だって有るからね!」


 アービィー君が何か言っているけど待ちに待った食事にありつけるので、ここは聞かなかった事にしておこう!


「まあ、先ずは門から町に入ろうか、腹ごしらえをするには町に入らないと料理屋は無いからな」


「それはそうだな!」


「そうですね。しかし、町に入る為には門で身分証の審査を受けなければならないのではないのでは?」


「えーもう待てないよ!そして、皆僕の事スルーして無い?」


 もう一度身分証を見せたり犯罪歴を調べるとか勘弁して欲しいな。食べ物の話をするから、余計にお腹が空いて来たぞ!


「それは大丈夫だ!警邏隊の詰め所で審査をしたので、門では審査を受ける必要は無いし、俺が居るので問題は無い!」


「それは助かるな、やはりこういう時には立派な肩書きが必要だな!」


「そうですね、やはり皆からの信頼や信用有る立場の人が居ると違いますね!」


「早くご飯に行かない?お腹と背中がくっ付きそうだよ!」


 ウォレンツ君を先頭に門に行ったが何も調べられる事も無く、門を潜り町に入る事が出来た。事前にウォレンツ君から聞かされていたとはいえ、もしかしたらと言う思いも有ったので少々拍子抜けしてしまった。




 門を潜って町に入った。門を潜ると広場が有りそこから道幅を広く造られた大通りが通されているが、道が若干弯曲して見える。そして、大通りの先には建物が見えるので、大通りは途中で曲がっているのだろう。道沿いには商店等が軒を連ね人の出入りもそれなりに有り、通りも人や馬車が行き交っている。


 ウォレンツ君の案内で大通りを外れ裏通りへと入って行き更に小さな路地に入って行く。そこにも小さな店等が有り、人の通りも有る。しかし道が狭いので馬車は通れないか、通ったとしても何かしらの規制が有るのか?


 門から二十分程は歩いただろうか、更に道は狭くなり、普通の馬車では通る事が出来ない位狭い路地に入って来た。しかし、道は狭いのだが小さな食堂や商店が建ち並び、以外に人の往来も多く庶民が買い物をする為の路地裏の商店街の雰囲気を醸し出している。


 その商店街?の一角にやって来た。確かにこの辺りは地元の人間でないと中々来る事は無いだろう。


「ここが俺の行きつけの料理屋だ!」


 その中の一軒の料理屋の前で立ち止まりウォレンツ君がそう言った。≪創作料理ザ・ゼン≫と、看板が出ていた。木の窓が開いているので少し中が見えるが、昼をとっくに過ぎているのでお客の姿は少ない。それに何かいい匂いがしていてその匂いを嗅ぐと、余計にお腹が空いてきた様に感じる。


「創作料理?何だそれは?」


「何か不吉と言うか、危険な気がしてきますね!」


「あいたたた、お腹が痛くなって来たよ、失礼して良いかな?」


 大通りやから少し外れた通りなら地元民で無くても行く事は有るだろうが、ここは完全に地元民でないと道に迷うだろうし、大通りから随分外れているので治安の心配が有るので余所者が来る事は滅多に無いだろう。しかしウォレンツ君の様な犯罪を取り締まる立場で、しかも少しは名の知れた人間が来る様な所なので、この辺りで犯罪を起こす様な馬鹿な真似をする者も少ないと思う。


「昼をとっくに過ぎて夜に向けてのの仕込み中だが、お客が居るって事は営業中だ!」


「そうか、腹が減り過ぎているからご飯が食べられるので有れば俺は良いぞ!」


「そうですか、創作料理の創作の意味を知りたいです!何を創作しているのかを!」


「ごめん用事を思い出したので帰って良いかな?」


 ウォレンツ君と俺はそんな二人の声を無視して、創作料理ザ・ゼンに入って行った。店内は木窓の為少し薄暗いが、何か食欲をそそる香りが漂っている。


「ゼンさん四人だが大丈夫かい?」


「おおウォレンツ、大丈夫だよ適当に空いてる席に座ってくれ!」


 ウォレンツ君のお薦めの店だけ有って、常連ポイな。勝手知ったる何とやらって所かな?しかし、この匂いの正体が気になるな!食欲をそそるが何とも変わった匂いだ。甘い様な辛い様な酸っぱい様な苦い様な何とも言えない癖になりそうな匂いだ。


「わかりました、ライナーさんルーチェ君アービィー君この席で良いかな?」


「了解」


「はっはいっ…」


「う…ん…」


 俺達は四人掛けのテーブル席に座る事にした。食事中の他の客の様子を伺ってみるが、一心不乱?夢中になって何かを食べている。スープ?シチュー?的な汁気の有る物と薄く伸ばされたパンや、白く粒々した物をスープと交互に口に運んだり、ス  ープと一緒に口に運んだり見ていると余計に腹が減って来て、本当に目に毒でしかないので思わず目を反らしてしまった。


 ヤバい本当に腹が減り過ぎて、この謎な食べ物の事で頭の中が一杯になって来た…!

勢いと思い付きで書いております。

読んで頂いている皆様、内容の齟齬等はご都合主義と言う事でご容赦下さいませ。

感想やアドバイスを頂けると嬉しいです。

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