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激闘の後。

悪魔の様なバケモノ魔獣を悪魔の中の悪魔がマヨネーズをかけて食べる。


そのあまりにも現実とはかけ離れた異質な様に船の上の人々に衝撃が走る。


「ちょっとカカオ!

あれは一体どういう事?」


玲子がカカオを問いただす。


「俺だって知らねえよ。

どういう事だラムネ?」


「えっと…、俺なんかやっちゃいました?」


「さすがラムネさん。

じゃねえよ説明しろ!」


よし!

どうやらカカオはそんなには怒っていない様だ。


俺がそう思いなんとかカカオを言い包め様と考えた時だった。


キューーーィイイ!


ドカーーーン!


玲子さんから放たれた式神がカカオを吹っ飛ばす!


玲子さんはそのままカカオと俺に襲いかかり俺達を式神で拘束した。


謎の巨大なヌメヌメした生き物が俺とカカオ

を捕らえて離さない。


「フレークとチョコとモナカちゃんも動かないで!

これからあなた達を詰問するわ。」


そう言うと玲子がさんはフレークをカカオを拘束するスライムに投げ込み、チョコとモナカを俺が捕まっているスライムに押し込んだ。


こんな場面で申し訳ないが、俺はチョコとモナカと一緒にヌメヌメするスライムに閉じ込められて、俺の俺が元気になって暗黒剣になりかけた。


ふとカカオとフレークの方を見ると二人のおっさんがスライムの中で仲良くヌメヌメになっていた。


俺の俺が元気をなくす。


「今から彼等を尋問します。

誰かカカオとフレークを見張っていて頂戴。」


そう言うと玲子は式神を動かし俺達を船室に運ぶ。


m9のおっちゃんが玲子さんを止める。


「おい!玲子ちゃん。

何もそこまでする事じゃないだろう。」


玲子さんはおっちゃんの言う事も聞かずに俺達を船室に蹴って押し込むと脱走防止用に多重結界を張る。


結界を張り終えた玲子さんは俺達の方へ歩きより、式神のスライムから俺達を出してくれた。


「ふう、これでいいわ。

これだけの結界の中なら外から話しを聞かれる事はないでしょう。」


玲子さんはどうやら俺達の味方だったらしい。


みんなに疑われない様に俺達を捕らえてくれた様だ。


俺は事実を端折って説明する。


「実はこの間悪魔に喰われかけまして、その時に代わりに人間の食べ物あげたら悪魔に気にいられてしまい…。」


「そんなバカな!

あれほどの悪魔がそんなフレンドリな…。」


玲子さんは俺の言葉を否定する。


「先程悪魔が言っていたタコパが証拠です。

悪魔がたこ焼きを気に言ってしまい、俺達が悪魔を前にしても平気で座ったり食事が出来る様になった時にタコパしようと…。」


「悪魔は人間の魂を食べるんじゃないの?」


「悪魔が食べたいのは人間の絶望感黒いオーラです。

そのついでに魂ごと食べているだけで…。


そもそも本当に魂を食べたいなら俺はもちろんここにいる全員食べられていたはずでは?」


俺達と一緒に武具についた黒い物を食べて浄化してもらった事がある玲子さんは知っているはずだ。


「はぁ…、そうだったわね。

冷静さを失っていたわごめんなさい。

でなに?

黒いオーラが美味しい過ぎて悪魔に気にいられていたラムネ君は今度は悪魔に人間の食べ物を食べさせて益々気にいられたと?」


「はい、そうです。」


玲子さんは頭を抱える。


「若い子ってなんでこうなのかしら?

うまく言い訳考えてみんなに説明しないとね。」


「何言ってんですか玲子さんも若くてきれいじゃないですか?」


「悪魔の次は私を口説くつもりかしら?」


そう言うと玲子さんは結界を解除して船の看板に戻っていった。


ーーー


看板に戻るとやはりそこは騒がしかった。


「やーい、悪魔の手先め!」

「おいやめろ!バカ!」


よく見るとカカオのヒゲが剃られていた。


フレークにはサインペンで鼻毛が書き足されていた。


その他にもカカオのおでこには犬の文字が、フレークのおでこにはヤリチンと書かれている。


普段のフレークの活躍のせいか、なんだかんだのここにいる大半は最初から俺達を信じてくれていたらしい。


「あらカカオ。

ヒゲのない姿素敵ね。

昔を思い出すわ。」


玲子さんはカカオをからかいながら二人に近づいていった。


「うるせえよ玲子。

その様子だとラムネ達は無実だったんだろ?

さっさとこの式神外しやがれ。」


玲子さんはちゃっかりスマホを取り出してラクガキされた二人の顔を撮影してから二人を解放した。


「みんな彼等は無実だったわ。

色々と思う事はあるだろうけど、とりあえず魔獣討伐と生存を感謝して飲みましょうか?」


そう言って玲子さんは島の方に向かって歩きお酒を開けて海に流した。


「我らの仲間、優秀な戦士達に黙祷。」


ここにいる全員が一斉に島の方を見て目を瞑る。


俺も目を瞑り死んだ人達の事を思った。


屈強な男達だらけの船の上で、所々ですすり泣く声が聞こえてきた。


俺達は生きている。


死んだ者の中には俺達より優秀な者や小さな子供を抱える者も居ただろう。


俺達の黙祷は全員のすすり泣く声が止むまで続いた。


そしてその後はじまった飲み会はいつも以上に激しかった。


生き残りを感謝する者、死んだ仲間を想う者、死に所を探している者…。


闘う戦士達の飲み会は荒々しかった。


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