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戦闘前に出来る事。

俺達はカカオに前に俺達がフレークと一緒に来た港に連れてこられた。


港には前に乗った船とは違う軍艦が停泊しておりその周りを沢山の兵士が走りまわっていた。


俺はその中に見知った顔を見つけた。


「あっ!m9のおっちゃん。」


「おう、ボウズと嬢ちゃんじゃねえか。

まさかお前達も行くつもりじゃねえだろうな。」


話しかけるなりすぐにおっちゃんは俺達を心配して警戒した。


「私達はフレークを迎えに行くだけだよ。」

モナカがそうおっちゃんに言う。


おっちゃんの顔は冴えない。


「実はな…。」


俺達は車の中でカカオから少しは話を聞いたが、実際に現場に居たおっちゃんから新たに話を聞いた。


おっちゃん達はいつも通り島の仲間達の除霊をしていたそうだ。


その時、突如見たこともない悪霊が現れて霊も人間も食いはじめた。


その悪霊には銀の弾も効かず為すすべもなく、船に飛び乗れた者達だけを乗せて島から逃げ出したのが昨日。


そして、残されたみんなを救出する為にフレーク達を乗せて出発したのが今日の朝の便。


そして朝の便の船からの連絡が途絶えて本格的に緊急対策チームを組んで向かうのが、今回の船というわけだ。


「あいつはやべえ、銀の弾が効かねえんだ。

フレークのデザートイーグルでも1発じゃ除霊出来ない筈だ。」


それを聞いてモナカは全身のコルトディフェンダーを外した。


「おっちゃん信頼して預けるからね。

ラムネも預けてHK45に持ち替えて。」


俺もモナカの言う通りにディフェンダーをおっちゃんに渡す。


「お嬢ちゃん今度はHK45なのか?

相変わらずフレーク絡みの奴はまともな奴がいないな。」


おっちゃんはそう言って持って居た箱からマガジンの束を渡してきた。


「嬢ちゃん信頼して預けるからな。

ちゃんとフレーク連れてマガジン返しに来いよ。」


「なんでおっちゃんHK45のマガジンの束なんか持ってるの?」

モナカはおっちゃんに聞いた。


「馬鹿野郎グロックはアホ銃だがHK45は世紀の名銃だぞ。

弾代は高えがm9の次に凄い銃だ。」


「じゃあ次に会った時にはHK45の話で盛り上がれるね。」


「おうよ。

絶対に帰って来いよ。」


モナカとおっちゃん堅い握手を交わす。


俺はこの銃マニア独特のテンションにどうして良いかと悩んでいると玲子さんが来た。


「あんた達は帰りなさい。

話を聞いて咄嗟に銃を持ち帰る戦闘センスは必ず未来の力になるわ。

まだ死なせる訳にはいかないの。」


そして玲子さんはおっちゃんに手描きの絵を見せる。


「あなた達を襲ったのはこいつじゃなくて?」


おっちゃんは絵を見て頷く。


「おう!ちょっと違うがこんな奴だ。」


「こいつは悪霊じゃなくて魔獣ね。

銀の弾じゃ中々倒せないわ。

モナカちゃんの言う通り銃で戦う人には出来るだけ火力を上げる様に言っておいて。

ちょっと違うというのはこいつの亜種か何かかしら?」


玲子さんはおっちゃんと手早く打ち合わせする。


そして打ち合わせの終わった玲子さんは再び俺達に帰れと言ってきた。


「気持ちはわかるけど、フレークの事はカカオと私に任せなさい。

だいたいカカオもなんでこの子達連れて来ちゃったのよ。」


玲子さんは戦闘前のプレッシャーもありだんだんイライラしてきた様だ。


そこへカカオがやって来た。


「まあそうカリカリするな玲子。

戦闘前にカリカリするのはお前の悪い癖だぞ。

それに悪い知らせがもう一つだ。

やっぱりフレークが乗った船にチョコも乗ってやがった。」


俺とモナカに緊急が走る。


俺達の表情を見て玲子さんも覚悟を感じてくれたらしい。


「いい?

あなた達はフレークとチョコを見つけたらすぐに船に戻るのよ。」


ーーー

軍艦の中で俺達はたくさんの仲間達と自己紹介や使う武器や敵の情報を交換をする。


カカオはみんなにリュッ君を見られて笑われていた。


和やかでいい雰囲気だが前回とは違いみんな協力な武器を所持していた。


自己紹介の段階で船から降りずに狙撃だけと宣言する者達もたくさんいた。


今回は前回とは違い船がベースキャンプとなる。


陸に拠点を置いていた前回よりも補給が困難になるし、緊急の場合は島に置いてけぼりになる可能性が高い。


俺とモナカはお互いの立ち回りを確認して、どれくらいの距離なら船が出た後もモナカの使い魔で船に戻れるかを話しあった。


その後も島に詳しい人を訪ねてフレーク達が生きているならどこに隠れて居そうかを聞いてまわった。


船からの狙撃担当の人達にも狙撃の距離と制度を確認したり、船を降りる前に出来る事は全てした。


一通り出来る事をした俺達はカカオの元へ戻った。


カカオから何やら謎の黒い玉を4つずつ渡された。


「一つは島に上陸する前に食べろ。

残り3つは緊急時の食料だ。

一粒で一日中走りまわれるエネルギーがある。

味は酷いとしか言いようがないから出来れば最初の一粒で戦闘が終わるか、船に戻って食事が出来ると信じよう。」


「あのフレークの居そうな所なんですが…。」

俺がそう聞くと玲子さんがすぐに答えた。


「まず間違いなく敵の目の前最前線よ。

弾切れしてたら、一番船着き場に違いここね。」


そういって地図を指差した。


「おおーい!

島が見えて来たぞーーー!

戦闘中だ生存者がいるぞ!」


俺達はそれを聞いて船のデッキにかけ上がった。



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