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銃の訓練とチョコの改心

二人の大説教会が終わった後有名なハンドガンを触らせてもらった。


「これが昔島のおっちゃんが言ってたm9だよ。

人気の銃だから色々種類があるけど要は連射出来るハンドガンだと思ってくれ。

弾は9ミリだ。」


ダダダダダッ!


フレーク指導のもと俺は銃を撃たせてもらう。


「うん、その様子なら片手でも撃てると思うよ。」


ダダダダダダダッ!


なるほど。

よく知らないがこれは撃ちやすくていい銃だと思った。


「それからこれがグロック。

僕達は銀弾を霊に撃ち込むからあまり関係ないんだけど、9ミリ弾があまりにも人気になり過ぎて市販の防弾チョッキが9ミリ弾を防げる様に作られるようになったんだ。」


フレークは防弾チョッキを数着見せながら話してくれる。


「そこで9ミリ弾よりも強い弾を連射したいと作られたのがグロックだ。

こちらは反動が大きいから片手では撃たないでくれ。」


俺はグロックを受け取り両手で構える。


ドドドドドドドドッ!


なるほど確かに反動が違う。


「ハンドガンでも3点バーストやフルオート射撃が出来た方がいいっていうのが世界の流れなんだけど、僕達の相手は霊だから大体は銀弾1発で倒せるからそこは気にしないでいいよ。」


「じゃあなんでフレークはデザートイーグルだし、モナカは新しい銃を大きい弾にしようと思ったんだ?」


俺はモナカの方を振り向いて聞く。


「温泉の時の鎧を着た霊や相手が攻撃中に撃つのに便利だと思ったからだよ。

鎧も霊の一部だから銀弾1発で倒せるんだけど成仏する迄に時間がかかるのよ。

その僅かな時間で攻撃される事があったから。」


フレークが続ける。


「それに銀弾1発で倒せない悪魔や魔獣もいるんだ。

例のラムネに宝珠を渡した悪魔や、ペッパーなんかもそうだ。

霊が障害物の後ろにいる事もあるし、ある程度貫通力があると戦術が変わるんだ。」


フレークの言葉を聞いてペッパーは大きく口を開けて銀弾を吐き出す。


「俺様なんか銀弾を口の中に入れて運べるレベルよ。

それにな二人には大きい弾を使う理由があるのよ。

発射音や反動それになんと言っても…。」


「「「カッコイイから!」」」


しょうもないところで二人と1匹はコンビネーションを発揮して答える。


「あと君は古いリボルバータイプの銃の方が反動が少ないと思っている様だけどそれも違うよ。


グローバックや爆発の空気の流れをコントロールする穴などが空いてて新しい銃の方が反動が少ないんだ。


リボルバーの方が壊れ辛いももうないな。

パーツが少ないからメンテナンスしやすいのとせいぜい安く修理出来るのが魅力だと思うよ。」


「なるほど、ありがとうございます。

それで俺の銃なのですがモナカが弾切れした時に渡せればいいと思っているのでモナカに合わせて選びたいのですが…。」


フレークは俺の意見を否定する。


君の使い慣れたディフェンダーとm9とグロックでそこの的を撃ってごらん。


俺は銃を構えて的を撃つ。


ディフェンダーが一番中央に弾が集まっていて次がm9だった。


「ディフェンダーの集弾とm9の集弾が銃の慣れの差だよ。

m9とグロックに差があるのは弾の慣れの差だね。」


確かに両方共撃ち慣れていないm9とグロックではm9の方が真ん中に当たっている。


「グロックの方が全体的に下に当たってるだろ。

君の体はグロックの反動を知ってしまったから、無意識に前屈みになって銃が下を向いてしまうのさ。」


なるほど確かにグロックの弾は下に当たっている。


「君はカカオと一緒で剣も銃も扱う。

将来チョコとモナカを繋ぐスリーマンセルの要となれるから銃もある程度は訓練しとくといいよ。」


こうしてフレークの銃講座は終わった。


モナカはショットガンやマシンガンについてこれから学ぶ様だ。


フレークは体の小さなモナカには最終的には、ハンドガンとサブマシンガンとスナイパーライフルを覚えさせたいようだ。


俺は銃なんて引き金を引けば撃てると思っていたが、運用の為の知識や経験、それに銃にも訓練が必要な事を学んだ。


モナカはもう少し帰らないらしいので、俺はチョコを訪ねる。


「出ろ!捨て身タックルからファイナルボムだ。

終わったらすぐに私の中に戻って回復しろ。

回復したらもう一度同じ攻撃が出来るぞ。」



チョコは相変わらずエグい式神の運用を考えている様だ。


「おいチョコそのエグい運用やめろよ。」


「うるさい、式神には式神の戦い方があるのよ。」


「チョコ、お前は式神使いじゃないだろ。

式神はあくまで補佐的な使い方でいいだろ。

こっちで楽しもうぜ。」


そう言って俺は剣を構えた。


チョコは嬉しそうに微笑む。


「覚悟はいいわね。

今夜はゆっくり寝かせないわよ。」


チョコはそう言って剣を二本構えた。


俺はそれを見て慌てる。


「二刀流!

おいマジじゃないか!」


「問答無用!」


チョコの激しい攻めに俺はタジタジだった。

完全に受けに徹してなんとか耐える。


「今日はやけに大人しいじゃない。」


「これからだ。」


俺は隙を見て切りあげる。

チョコの二刀流は攻撃的に見えて実はかなりガードが堅いのだ。


普通に上段から攻めればあっという間に二刀流の餌食になる。


俺は下から丁寧に攻めてチョコの隙を伺う。


「下から下からいやらしい攻めね。

私には効かないわ。」


………。


俺達は疲れきって汗だくで床に寝転がる。


ハァッハァッハァッ。


チョコも呼吸が荒い。


「ハァッハァッ床が冷たくて気持ちいいわね。」


「ああ。」


「なんだか子供みたい。」


チョコはそう言って笑った。


「だな。」

俺は相槌を打つ。


「式神には遠距離攻撃を頼む様にするわ。」


「急にどうした?」


「だって式神に自爆させるより、私が斬った方が早いし気持ちいいもん。」


「だな。」


「私の説得成功ね。」


「いや、そういうつもりで来た訳じゃないんだ。

実はな、フレークの銃を勝手に撃って…。」


俺は銃の反動で頭を打って倒れた事やその後にフレークとモナカから説教&指導を受けた事を話した。


チョコは嬉しそうに笑う。


「ふふふっ何それ?バカじゃないの?

私も少しは銃の訓練もしないとね。

頑張ってね、私とモナカを引っ張ってくれるリーダーさん。」


この日以降チョコは今まで以上に剣の修行に励み、銃の訓練もして、式神を自爆特攻させる計画を中止した。


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