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使い魔の毒ブレスとオッサンペアが吐く毒。

俺達はとあるダム湖に来ていた。


俺・チョコ・モナカの三人と玲子さん達で急いで担当箇所の除霊をしてしまって式神や使い魔に乗って霊的爆破の前に逃げる作戦だ。


俺とモナカは都に存在を知られてはいない。


俺とモナカでカカオとフレークの担当分をこなしてその隙にカカオとフレークが霊的爆破を止めてしまう作戦だ。


ショットガンと大剣を背負ったカカオとフレークが登山靴と動きやすい服装をして大型バイクに二人乗りしている。


「作戦が始まったら俺達はすぐに行動するから後は頼んだぞ玲子。

三人とも玲子の言う事をきちんと聞いてムチャはするなよ。」


「はーい。」


「おやつは300円までだぞ。」


「はーい。」


「バナナはおやつに含まれないぞ。」


「はーい。」


「それから除霊・討伐は家に帰るまでが討伐だ。」


そこまでカカオが言った時結界が発動しだす。

結界班が動き出したのだ。


「くだらない事言ってないでさっさと行って来なさいよ!」

玲子さんがカカオのヘルメットをどついて出発を促す。


俺達は結界が完成するのを待って除霊をはじめる。


モナカは使い魔ジャンボにまたがって高速移動しながら次々に敵を撃ち倒していく。


チョコは式神をうまく使って敵を次々と狩っていく。


二人はまるで西部劇の馬に乗ったガンマンとアイヌの狩人のように華麗に敵を倒していった。


一方俺は。


「マイロードやっちゃうじゃん。」


使い魔のゆかりに熱烈に応援されながら普段通りに戦っていた。


「おまえも活躍しろよ!」

俺は戦いながらゆかりに注意する。


「嫌、怖いし…マスターのカッコイイとこ見たいから頑張って。」

ゆかりは戦う事を拒否しだした。


「それからマイロードとかマスターとかなんとかならないのか?

最初はご主人様とかダーリンだっただろ。」

この際だから俺の呼び方についても注意する。


「ダーリンが良かったの?」

ゆかりは一切戦闘には参加せずに、呼び方を聞いてくる。


「ちゃんと他の使い魔と同じ様にご主人様にしてくれ。

その方がなんかカッコイイしな。」


ゆかりとそんな話しをしているうちに、チョコとモナカにどんどん差をつけられていってしまう。


「なあ俺を高速移動させたり、おまえも戦いに参加したりなんか出来ないのか?」

俺はゆかりに聞く。


「ちゃんとご主人様もおまえじゃなくてゆかりんって呼んでね。」

ゆかりはゆかりんって呼んで欲しいらしい。


「ゆかりんもなんか活躍してくれ。」

俺はどうせ無理だなと諦めつつゆかりに頼んだ。


「う〜ん、近づくのは怖いからブレス攻撃でいい?」


「何でもいいから参加してくれ。」


ゆかりは俺の腕に巻きついたまま

大きく息を吸い込むと口を180度開いて毒のブレスを履いた。


「うわわわーーー助けてくれーーー。」

「くっ苦しい!」

「やめてくれーーー。」


大勢の人型の霊達が辺り一面、苦しそうにのたうちまわっている。


その数は優に千体以上いると思われる。


俺はその様子を見てゆかりに戦闘参加を頼んだ事を後悔した。


「褒めて褒めてご主人様。」

ゆかりは満足気に得意顔をしている。


「おっおう、さすが俺のゆかりんだ。」

俺は動揺しながらもゆかりを褒めた。


予想外のグロい展開で持ち場の除霊を終えた俺達。


モナカは無言で苦しむ霊達に銀弾を撃ち込み成仏させてあげている。


どんな霊や悪魔でも問答無用で切り捨てるあのチョコですら少しヒキ気味だ。


そこへ玲子さんが駆けつける。


「少しこっちを手伝おうかと思ってきたけど必要なかったみたいね…、まさかいくらカカオでもここまでの作戦を指示するとは…。」

玲子さんも若干ひいている。


「いえ、こいつの仕業です。」

チョコは俺を指差した。


………。


少しの間なんとも言えない沈黙が流れて玲子さんが話しだす。


「私達の方に合流して頂戴、逃げるわよ。」


俺達は玲子さん達の使い魔や式神に乗せてもらい出来るだけ遠くに撤退しだした。


同じ事を考えていたグループも多く、持ち場の仕事を終えた者達はさっさと逃げ出しはじめた。


玲子さんは何事もなかったかの様に結界班が張った結果に穴を開けて通り抜ける。


俺達もその穴を通り抜け、出来るだけ遠くに逃げていく。


これで俺達の第1任務は終了だ。


ーーー山の中ーーー

一方その頃、カカオとフレークはバイクを降りて山を登っていた。


「あぢーーい、考えてみりゃなんで俺達オッサンペアが肉体労働なんだ?」

バン!

カカオは喋りながら霊をショットガンで撃つ。


「暑いって声に出して言うのやめてくれ、益々暑く感じる。」

バン!バン!

フレークの二丁拳銃も冴え渡る。


「おいフレーク!何で今日はデザートイーグルじゃないんだよ。」

バン!カチャッ。

カカオは霊を撃って弾をリロードする。


「だってあれ重いだろ。」

バン!バン!


フレークはルガーLC9sに自作の多段マガジンをセットしていた。


デザインも崩壊していて、重心もめちゃくちゃなはずなのに華麗にヘッドショットを決めていく。


「そんなだせえマガジンセットしてカッコよくヘッドショット決めてるんじゃねえよ。」

バン!


「重いからあんまり弾持ってきてないんだ。

ただの節約だよ。

たかだか霊一匹にショットガン撃ち込んでたら弾だけで荷物重いでしょ?」

バン!バン!


「くそ!何でそういう大事な事は出掛ける前に言わないんだよ。

大剣とショットガン持って来ちゃったじゃねえか。」

バン!カチャッ。


「それがカカオの戦闘スタイルなんだから仕方ないでしょ。

まったく少しはラムネとモナカを見習って下さい。」

バン!バン!バン!


「あってめえ俺の獲物取りやがったな。

早く撃って少しでも荷物軽くしたいのに。」

バン!


「のんびりリロードしてるからそうなるんですよ。」

バン!バン!


「それにしても数が多いな。

爆弾班の奴ら設置だけして除霊しないで逃げやがったな。」

バン!カチャッ。


「その様だね。

弾切れしたら後はよろしくお願いしますね。」

バン!バン!


愚痴だらけのオッサンペアは汗だくになりながら山頂を目指た。


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