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使い魔飼育

悪魔はチョコを無視して俺の方を向いた。

「ラムネは使い魔が欲しいのだったな。」


悪魔は謎の闇を生み出しその中に手を入れて何かを捕まえる。


悪魔の手にはドラゴンの赤ちゃんがいた。


悪魔は俺の手から魔力を吸い出してドラゴンに食べさせる。


「ラムネっち。よろしく頼むぜベイベ!」

ドラゴンの赤ちゃんは元気に挨拶する


「ドラゴンなのか?」


俺の疑問には悪魔が答えた。

「いや手足と角と翼の生えたヘビだ。

ドラゴンと同じくらい強く、知能も高いのにヘビだ。

ラムネと一緒で良い捻くれたオーラを出す。

美味いぞ。

さあ名付けよ。」


「悪魔ゆかりのものだからあっくんで良いかな。」


「いやラムネよ、こいつは雌だ。

我からもらったという所は素晴らしいが

あっくんはかわいそうだ。」

悪魔は以外とヘビに優しかった。


「じゃあ悪魔ゆかりのものだからゆかりで。」


「それで良かろう。

ところでお茶が冷えてきたおかわりじゃ。」


玲子さんが新しいお茶を持ってやってくる。


「新しいお茶でございます。

それともしよろしければこの短剣もよろしくお願いします。」


「我に剣を強化させるつもりか?

なかなかキモノ座った(おなご)だ、見た目も美しい。

良いだろう。」


悪魔は玲子さんの短剣を美味しそうに舐める。


「何人か知り合いが切られているな。

お主の先代達も中々の使い手のようじゃ。」

そう言って悪魔は玲子さんに短剣を返す。


玲子さんの短剣はチョコの剣と同じくらい神聖な光を放っていた。


「貴方様を切ることはできますか?」

玲子さんは何食わぬ顔で悪魔に恐ろしい事を聞いた。


「まだ無理じゃな。

何代先かわからんがその時がきたら楽しませてくれ。

ぶっちゃけると暇なんじゃ。」

悪魔は余裕で答える。


「他にも業物の武器があるならラムネに持たせてみよ。

美味しそうならまた食べにきてやる。」

そう言って悪魔は消えた。


悪魔が去ると玲子さんはチョコの治療を部下に任せて俺を宝物庫に連れていった。


玲子さんは沢山の武器を俺に持たせたが悪魔は出てこなかった。


「この短剣は我が家に伝わる伝説の一本。

やはりこれを越える物はないか。」


俺と玲子さんはチョコの治療が行われている部屋に戻った。


まだ動けないものの奇跡的にチョコは回復しはじめていた。


「さすがチョコ様です、鍛え方が違いますね。」

治療していた玲子さんの部下がそう言った。


チョコは悲しそうな顔をして、カカオと玲子さんは目を逸らした。


「いいえ、悪魔が手加減してくれたのよ。

我が家の家宝が美味しいそうだったからね。」

部屋に沈黙が流れる。


その沈黙を破ったのはモナカの使い魔ジャンボだった。


ジャンボはチョコの顔を舐めてチョコを癒す。


「いやだジャンボ。

くすぐったいよ。」


「我の唾液には回復効果がある。

モナカ様のお仲間は我の仲間も同じ事。」

そう言うとジャンボはチョコをまた舐めはじめた。


10分以上全身を舐められ汗だくになったチョコは何とか立てる様になるまで回復し、何か見てはいけない様な物を見たような気不味い空気の中玲子さんの部下にお風呂まで案内されていった。


「あれがラムネに宝珠を授けた悪魔か、

ありゃ無理だ。

仲良くしといた方が人類の特だな。」

カカオが言った。


「そうね、今日あの場にいた者達には今日の事は秘密にさせましょう。

そういう意味ではチョコが一番不安ね。

しっかり注意しといてね。」

玲子さんも頷く。


その後話しあった結果、都の作戦も近いためしばらくチョコはここで式神の訓練をする事になり、俺とモナカは使い魔との仲を強化する事になった。


ーーー次の日ーーー

モナカはボールを投げてジャンボと遊んで…、訓練していた。


使い魔との仲を強化しているのだ。


朝から一緒にご飯を食べたり走ったり凄く楽しそうだった。


一方で俺とゆかりは芝生に横になって寝ていた。


ゆかりは多くても月に一回くらいしか食事せず少し水を飲むくらいで終わりだ。


散歩も必要なくこうして暖かい日差しの中俺と昼寝をするのが一番の幸せらしい。


爬虫類がペットとして優秀とは聞いていたがお陰で俺は全然訓練している気にならなかった。


「ダーリンは暇なら訓練してても良いわよ。

私を日差しで温めてられた石の上に置いてちょうだい。」


あまりに暇過ぎたので、俺はゆかりを石の上に置いて素振りする。


ゆかりはそんな俺をずっと眺めていた。


ーーーーーー


放課後や休日はモナカの方が使い魔の訓練が進むが普段は俺の方が使い魔訓練が有利だった。


ポケットに入れておくだけで訓練になるので、学校でも訓練が出来るからだ。


人目につかない所ではゆかりは大体俺に直接絡まって寝ていた。


ゆかりと俺の繋がりが強くなって魔力が合わさるのを感じる。


ゆかりは俺の宝珠や暗黒剣の魔力には手を出さない。

本能的に黒い魔力は悪魔の物だと知っているからだ。


そのお陰で俺は普段使わない俺本来の魔力を認識出来て使える様になってきた。


一度チョコに式神を見せてもらったが式神の方は一切感情が無く、特殊な能力という感じだった。


チョコが魔力をタグに流すと現れチョコの指示通りに飛行して攻撃を繰り出す。


少しならチョコを持って飛んで運ぶ事も出来る様だ。


「何で私だけ使い魔じゃなくて式神だったのかわかる気がするわ。

こっちの方が使い勝手がいい。」


式神は餌も必要ないし心を交わす必要もない。


ただただ式神に適切な命令を出す事だけが求められる。


チョコ向きと言えばチョコ向きだった。


一方で俺のゆかりは大体俺に絡まって呑気に寝ていた。


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