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200万円プレゼントと300万円のバイト

そして今俺達四人の前にフレークによりバラバラにされたショットガンとディフェンダーとチーフズがあった。


「さあ!各パーツの名前と役割を教えるよ。」

満面の笑みのフレークさんがホワイトボードに第一次大戦と書いた。


「だから嫌だったんだよ…。」

カカオさんがぼやいた。


俺達は銃のメンテナンスだけでなく、メーカーの歴史や銃の系譜を散々聞かされた。


そしていよいよ組み立てである。

チョコだけリボルバーなので、パーツが少なく素早く作りあげた。


「ありがとうフレーク、私は先に失礼するわね。」

フレークによる長過ぎる銃講座を聞いたチョコはさっさとチーフズを組み立て帰ろうとした。


「ダメだよ、チョコ!

まだ改造が終わってないじゃないか。」


そう言ってフレークはチョコに新しいパーツを渡した。


「改造?私はノーマルが好きだな…。」

チョコは逃げようとしたが捕まった。


「9ミリ弾撃てる様にだよ。

隊の中で弾丸を渡しあえる様に揃えないと、それにチョコはよく確認しないからお店行った時9ミリって言えばどこでも弾が買えるから9ミリにしなきゃ。」


お店に行ったらどこでも買える。

ここは日本だとツッコミたくなったがフレークが真剣に説明しているのでやめた。


俺達が組み立てている間フレークはでっかいダンボールを持って机の上に置いてくれた。


「9ミリ弾プレゼントするから好きなだけ練習してくれ。」

ダンボールの中には弾が三万発以上入っていた。


「これっていくらするの?」


「一発30円位だから大体100万だよ。」


「ちなみに銃は?」

「大体12万くらいかな。

チーフズはもっと安いけどね。」


俺は一丁だけだがモナカは八丁も貰っていた。


つまり今日だけでフレークは俺達に二百万以上プレゼントしてくれた事になる。


「こんなに高級な物貰っても良いのか?」


「もちろんだよ。日本じゃあんまり銃について話せる人が居ないし、ラムネが早く銃に興味持ってくれないかと待ってたくらいさ。」


俺とモナカにはフレークの銃の話が外国旅行の様に楽しく、いつのまにかオリジナルのグリップまで制作してしまった。


「ラムネとモナカは銃についてきちんと聞いてくれて最高だよ。

僕のとっておきの場所へ案内するからおいでよ。」


俺は銃を胸ポケットに、予備のマガジンをポケットにしまった。

モナカはスカートの中に三丁、量腰、両胸ポケット、胸と器用に銃を隠していく。


フレークさんが車で向かったとっておきの場所とはとある港だった。


フレークさんは得意げな顔で俺達に告げた。

「報酬は三百万、一人百万ずつだ。」


それだけ行って大きな船の中へ歩いていく。


船の大部屋には銀の弾が大量に納められた棚と、お札が入っている箱があった。


嫌な予感がする…。

モナカも何か感じるものがあったのか口数が少ない。


「今から向かうのは戦争で激戦区となったとある島だ。

この銀の弾を撃ち込むと彼等は成仏する。

さあ、今のうちに銀の弾丸を装填しといてくれ。」


そう言うとフレークさんは船の甲板に出ていった。


俺とモナカは無言で銀の弾丸を詰めていく。


「にいちゃん達はじめてかい。」

話し掛けてきたのは、全身傷跡だらけの筋肉質なおっちゃんだった。


「はい。」


「まあ心配するな、フレークが連れて来たんだ腕は確か何だろ?」


モナカが質問する。


「私達フレークさんに連れて来られただけでこれから何するかも聞いてないんです。

おじさん達は何者なんですか?」


「おじさん?嬉しいねお嬢ちゃん、俺達はこう見えてもみんな60代よ。

あっちにいる爺さんなんて70代だ。」


「筋肉が凄いので40代くらいかと思ってました。」


「おいみんな!こちらのガンマンの嬢ちゃんが俺達の筋肉が凄いから40代に見えたってよ。」


「おう!嬢ちゃん、男の価値をわかってるじゃねえか。」


「俺達がしっかり補佐してやるから安心して撃ちまくりな。」


むさ苦しい男達が色めき立つ。


「あの島にいるのはみんな戦争で死んじまった英雄達だ。

この船にはお祓いする者、お供えする者、遺留品を掘り出す者、色んな奴が乗っている。

俺達の仕事は拠点を築いてそいつらを守りながら、銀の弾丸で直接成仏させてあげる係よ。」


「撃って成仏ですか?」


「ああ物騒な話だが仕方ねえんだ。

それでも少しでも良いから心の片隅に置いて置いてくれたら嬉しいぜ。

ただあまり強くは思うなよ。

成仏したい奴らが大量に寄って来ちまうからな。」


「島が見えてきたぞー。」

その声と同時にみんな動き出す。


俺達は甲板に上がりフレークさんの元へ駆けつけた。


「あそこにいるのはそれぞれ事情は違えど、銃に命を預けて銃に命を奪われた者達だよ。

戦争は嫌いだけど僕はガンマンだからね。

思う事があるのさ。」


フレークさんはいつもと違った真面目な顔をしている。


「さあ暗い話しは終わりだ。

なんと言っても銃を撃ちまくって百万円だからね。

ガンガン行くよ。」

そう言うとフレークさんは心霊だらけの島へ飛び出していった。


他の人達よりもフレークさんの周りは霊が多い。

霊は成仏させてくれそうな人の元へ寄ってくる。

そこにはフレークさんの銃に対する真剣な想いが現れていた。


「ラムネ!私達も行くよ。」

「おう。」

モナカはディフェンダーを片手に飛び出していった。

モナカは銃と相性が良いのか次々と霊を成仏させていく。


あまり伸びていないので投稿時間調節しています。

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