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失楽園で眠る者――背徳者編  作者: 陸堂 戒
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戦神の脅威

「だから……生きることを選択しろ」

 彼は右手を血の池に浸し、エヴィレイの創造力を流し込んだ。出来上がったのは魔力で出来た投石機だった。フィナークは投石機の照準を合わせた。投石機が意志を持ったかのように動き出し、魔力の塊が放たれた。それが戦神の胸にぶつかると、爆発した。

 フィナークはまた別の血の池に手を浸し、新しい投石機から魔力の塊を放った。

「行ける……」

「喋ったりしたらだめよ」

 ミレイシアは駆けつけた衛兵を呼び、共にホーキンを運んだ。だが、彼女はフィナークがこのまま人間を失うのではないかと心配だった。

 戦神は雄叫びを上げた。両腕を上げ、興奮しているようだった。

〝まずいな。闘志で魔力が上がっている〟

「何だって?」

 戦神は剣を両手に握って振り下ろした。さらに強烈な風圧に押され、投石機も吹き飛ばされて大破した。

「そういう大事なことは最初に言っとくもんだぞ」

 戦神の攻撃は続いた。巨人の手がフィナークを吹き飛ばし、さらに息つく間もなく彼を握り締めた。戦神の握力は〈死神使い〉の身体を締め付けた。巨人は手を離した。フィナークは地面に落ちた。立ち上がる力もなく、彼はただ迫ってくる巨人の足を見て死を覚悟するしかなかった。

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