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プロローグ、帝国の殺し屋
わたしはフィナーク。職業は殺し屋。
だが、わたしは無害な人間に手を かけはしない。わたしが殺すのは帝国の命。すなわち皇帝の命だけだ。皇帝とは言ったが、この時代の皇 帝は魔人と契約しており、〈魔術王〉と呼ばれていた。
今は魔術戦争時代。魔人に魂を明け渡し、欲望のまま に国を奪い合う時代だ。
わたしはその〈魔術王〉たちにす ら恐れられ、さまざまなあだ名で 呼ばれる。〈死神使い〉、〈国殺し〉、〈気まぐれな悪魔〉、〈地獄へ引きず る者〉――そして、〈背徳者〉。
わたしはフィナーク。職業は殺し屋。
だが、わたしは無害な人間に手を かけはしない。わたしが殺すのは帝国の命。すなわち皇帝の命だけだ。皇帝とは言ったが、この時代の皇 帝は魔人と契約しており、〈魔術王〉と呼ばれていた。
今は魔術戦争時代。魔人に魂を明け渡し、欲望のまま に国を奪い合う時代だ。
わたしはその〈魔術王〉たちにす ら恐れられ、さまざまなあだ名で 呼ばれる。〈死神使い〉、〈国殺し〉、〈気まぐれな悪魔〉、〈地獄へ引きず る者〉――そして、〈背徳者〉。