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情報部   作者: 如雨露
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僕の高校デビュー

4月11日、入学式を終えて

1年8組の教室に集められる。

皆が席についたところで、先生の自己紹介が始まる。


「私が1年8組の担任になった、橋浦美鈴(はしうら みすず)です。よろしくお願いします。」


28歳くらいだろうか?若い女性の先生だ。


教師という存在はこの学園にいる必要はない。なぜなら、授業は教育委員会の生徒によって行われるからだ。生徒達は勉強したい科目を選択し、それに応じた授業料を教育委員会に払って授業を受けるという形で授業が行われている。教師役は教育委員会の生徒で、大人が入ってくることは無いに等しい。しかし、ここも日本の一部なのであるため、教育をするからには大人の存在が必要なので、この学園には形だけの教師が80名程いる。

橋浦先生が自己紹介を終え、用紙を配る。


「今配ったのは、入部希望用紙です。入部を希望する部活動を記入して、それぞれの部活動の活動場所へ行って、入部試験を受けてください。それでは、今日は解散です。」


この学園はどの部活動にも入部試験がある、会社の入社試験と同じようなもので、それに合格しなければ、部活動に入部することができない。入部した1年生は6ヶ月間の研修を終えた後、本格的に活動する。各部活動には給料の配給があり、その額は部活動によって異なる。ほとんどの学生はそれで生活する。基本的には部活動よりも委員会の方が給料は高い。


僕は教育委員会に入ろうと思っているが、募集人数が少ないので、入れるかはわからない。

とにかく、何にしても早い方がいいだろう。


そうして、僕は教育委員会の本部がある教育塔へ歩き出した。

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