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ごかいめ

---【続編】


「分かったわ」騎士が肩をすくめる。「いい?女王の為だからね?絶対にお前の為なんかじゃないんだから」「強調するなよ。ツンデレくさいだろ」「だ、誰がお前なんかと」ドツボにはまってる。「ともかく!これ以上の続編は認めない。女王をあんたから取り返す」 @


---【BL】


「大体私とお前とじゃBLになってしまうじゃないか」「お前女だろ」「今はな!好き好んで女に生まれてきたんじゃない」「じゃ、また何で」「この世界なら同性のほうが女王を守りやすいと聞いてだな」「女王は今こんなだけど」懐で眠る女王の頭を撫でる。 @


---【親友】


沈黙。「しまったあ!」天然か。「魔王、騎士をからかうのはそんくらいにしときなよ」「別にからかってないけど」「からかってたのか!」「だからからかってないって」うるさいなあ…騎士の行き場のない怒りは今は親友である賢者のほうへ向かっている。 @


---【再会】


「あのさ」延々言い合いを続けている賢者と騎士に僕は訊ねる。「お前ら、いつ会ったの」二人は僕の顔を見つめる。「……大丈夫?数分前のこともう忘れちゃった?」賢者が僕の眼前で掌をひらひらさせる。「ちがぁう!いつ再会したのかってこと!」 @


---【アトランティス大陸】


「ん、あれだよー。騎士と僕は『アトランティス大陸』で会ったんだよ」にこやかに賢者が言う。「……ゲームの?」「本物に決まってるでしょー?」「え」「だからね、神はわざと僕達を先に転生させた訳。僕達が君達に入れ知恵しないように」 @


---【レリック・ラフランスの時計】


「うん」嫌な予感がした。「癪だよねえ、君との仲違いに巻き込まれてさ」「うんうん」騎士が深く頷く。賢者が懐から懐中時計を取り出す。Watch of relic la france。「だから、沈めちゃったんだ、アトランティス」「…お前が元凶か!」 @


---【止まったままの懐中時計】


「仕方ないじゃない、あのまんまじゃ転生を繰り返して記憶を薄められていくだけだし。一矢くらい報いてやりたいよね」賢者の掌にある懐中時計。ゲームアイテムのレプリカであるそれは中途半端な時間を差したまま動かない。「ところで」 @


---【画廊】


「気づかれたね」賢者が空を見上げる。「でも予想の範疇」動かない筈の懐中時計が秒針を刻む。「先に行っててくれる?」時計の針が12を差した途端、世界が白く光った。目を開けば見慣れた画廊の迷路。え、僕今装備何もつけてないんですけど! @

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