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「ジャングル・ブック」の作者
1889年に日本経由でサンフランシスコに向かった作家。
「お気の毒ですが、英語の文章がなってませんな。アマチュアじゃあ困るんですよキップリングさん」
彼はこうしてサンフランシスコ新聞をくびになった。
短編を書き上げた時で、のちに高く評価された作品についての評。
彼はのちに子供が生まれたときに世話をしてくれた乳母に自分の原稿を渡した。
「お金が必要な時に売るといい。いくらかの値はつくだろう」
何年か経ち彼女はそれを売った。
それは「ジャングル・ブック」の初稿で、彼女の年収何倍分にもなった。