愛されない俺の話
- [ ] 病弱な兄が6歳の頃に俺は産まれた
- [ ] ひとつだけ普通の兄妹とは違ったが俺たち兄妹は仲が良かった
- [ ] 病弱な兄が6歳の頃に癌が見つかったらしい母は愛してやまない息子に癌があるとは信じ難く医者から勧められた方法で俺を産んだ
- [ ] 俺が生まれてからというもの輸血、臓器移植を繰り返した
- [ ] 母は言う「俺は兄の道具に過ぎない」のだと
- [ ] その意味は幼い俺でもわかった
- [ ] 母は俺のことなど1mmたりとも興味がないのだと
- [ ] 妹が産まれ生活が一変したが俺へのその行為は止まらなかった
- [ ] 母いわく「女の子に傷1つあったら結婚できない」だそうだ
- [ ] 母は兄と妹は守る
- [ ] んじゃ俺は、、?
- [ ] 俺はどうなるの?
- [ ] にぃちゃんの病気が治ったら俺はいらないの?
- [ ] それは嫌だ、、だけどそれでもいいと思ってしまうのはなんでだろう
- [ ] 今日もにぃちゃんの体に俺の血が入るそれを見ながら俺は苦しくなる
- [ ] それが俺の役目だからと頭ではわかってるけどこれが終わって欲しいとも思う
- [ ] でもねこんな俺でもね
- [ ] にぃちゃんを救いたいって思っちゃうんだ
- [ ] だってにぃちゃんは俺のにぃちゃんだから
- [ ] 俺の電話から1本の電話があった母からだと思ったがどうも病院かららしい
- [ ] 嫌な予感がした
- [ ] 電話を出てみると兄を担当しているお医者様からだったそして一言
- [ ] 「兄が亡くなった」と
- [ ] 俺は聞き間違えたと思いもう一度確認したがはっきり同じ言葉を言われた
- [ ] 急いで病院に向かったが母が既に到着していた
- [ ] そして
- [ ] 母は俺の顔を見た瞬間血の気が引くような真っ青な顔で俺を平手打ちした
- [ ] 俺は訳がわからなかった
- [ ] 俺を罵り蹴る母は他人の様でこれが実の母親がやる行動なのかと理解した
- [ ] 葬儀の日に見た兄の顔は病に開放されたかの様な笑みを浮かべていた
- [ ] その記憶を最後に俺はどのように家に帰ったのか分からない
- [ ] 気づいたら手に縄を持っていた
- [ ] そして俺は誰もいない部屋で意識を無くした




