第N話――はんせいかい(あとがき)
このお話は『神曲』のパクリが始まりでした。
地獄と天国が出てくる1話がそのまんまです。
ただし、結末でソフィアは1歩だけ外へ。
妖精なので、歩幅はとても小さいものの。
ロックンロールのラブアンドピース抜き……
これを伝えたいと思いつつ、とても困りました。
ソフィアの考えを翻訳しようと足掻いたものの。
下手っぴもいいところです。
私的には老子の無為自然を手がかりにしています。
火は暖かいですが火事が起きます。
水は喉を潤しますが洪水は嫌です。
風は涼しいですが台風も困ります。
土の恵みには地震がつきものです。
金は綺麗ですがたいてい無縁です。
砂場で欲張っても取りこぼします。
何事も思い通りにいかないのです。
それが無為でも自然でもないから?
愛と平和を建前とするのは、私の専門外でして。
なのでご都合主義の悪用をすることにしました。
それではエンディング曲をどうぞ。
ネコの日のお祝いです。
Tom Jones - It's Not Unusual ――猫誤訳――
飼い主よああ飼い主よ飼い主よ……別に待ってないが
睥睨する妾に傅くべし……ってなんぞ? その匂い?
さてはまた猫カフェに赴いたのであろう! 許さぬ!
我が耳と尻尾を見よ、近づくなかれ……弁解無用ぞ!
庭と縄張りの警邏こそ、高貴な妾のつとめであろうか
失せよ雀! シャー・カカカ……カラスは管轄外じゃ
卑賤の野良に、チュールをやるでない……浮気は駄目
こなたに妾があると承知でこの狼藉か……オヤツ頂戴
地域猫にも仕えるのが、人の使命とは惚けた佞言ぞよ
貴殿の猫じゃらし捌きにやや冴えがない……嫌な予感
妾への忠誠心がちと空回りしておる……さてはあれか
キャリーバッグ……まさか! なにゆえ! 病院っ!?
ギニャァアアアアアア! ニャォオオオオオオオン!
もはや寛恕ならぬ……人払いしこなたによって慰めよ
妾の忘我と憮然を、思い知らせてしんずる……撫でて
これより挽回の機を賜う……チュール! そうそれ!
立場の違いをかように知らしめるのじゃ……ゴロゴロ
トイレ! 爪とぎ! 遊ぶ! お昼寝……ご飯まだ?
にゃーん……にゃーん! はて妾はなにを? 解せぬ




