第4話『はじめての』
【主な登場人物】
『師匠』
名前:マナ・アスター
性別:女性
種族:ハイエルフ(絶滅危惧種)
年齢:400歳オーバー
容姿:身長140cm エルフ耳 色白 華奢な体型
紫がかった白く長い腰まである髪 金色の瞳
服は白系のワンピースタイプの服が多め
外出時はその上に黒のローブとツバ広の魔女帽子
備考:一人称は「ワシ」 天才魔法技術者、及び魔術師。別名魔術おばけ。
王宮直属の魔術研究機関に勤めていた過去を持ち、数え切れないほどの魔術やそれに関する技術を開発した。
しかし、ものぐさな上に人嫌いであり、面倒事に巻き込まれる気配を察して逃げるように研究所を退職。
それ以来、研究者時代に稼いだお金で買った土地と森で、ダイナを拾うまでは悠々自適な一人暮らしをしていた。
未来から来たという大人になったダイナの話を聞いて強い後悔と責任感を覚え、共に未来を変えようとしている。
『弟子』
名前:ダイナ・アスター
性別:男性
種族:幻魔族(絶滅済みとされていた)
年齢:12歳
容姿:身長152cm(ケモミミを含まない) 狼のような黒い獣耳と尻尾 浅黒い肌 可愛い系な顔立ち 標準体型
赤みがかった黒色で前髪長めの無造作ショートヘア こめかみ辺りからは灰色で小ぶりな巻角 赤い瞳
冬以外は半袖半ズボンで居る事が多い 中でもドラゴンが刺繍された赤いシャツがお気に入り
学校へ行くときは、その上から学校指定の黒いフード付きローブを着用
備考:一人称は「僕」 マナの弟子にして、古に絶滅したとされる幻魔族の末裔の少年。
ある雨の日に、母親からの手紙と共にマナの家の前に置かれた籠の中に入れられていた。
12歳になって学校に通い始めるまで森の外に出たことが無く、少し世間の常識とはズレている所がある。
好きな事は読書と料理、マナに教えてもらう魔術の勉強。最近はそれに学校へ行くことも追加された。
マナの事はもちろん好きだが、その感情の正体や意味を本人はまだ完全には理解していない。
『もうひとりの弟子』
名前:デュオス(未来のダイナ)
性別:男性
種族:幻魔族
年齢:不詳(見た目は20代後半くらい?)
容姿:身長178cm(ケモミミを含まない) 狼のような白い獣耳と尻尾 浅黒い肌 すっかり大人の顔立ち がっちり体型
ストレスで真っ白になった長いやつれ髪 こめかみ辺りからは黒色で立派な巻角 本来赤の瞳はマナと同じ金色に偽装している
時間遡行の影響で部分的に真っ黒に変色してしまった身体を隠すため、長袖長ズボンでいる事が多い
外出時には、こっちに来てからマナに買い与えられた黒いロングコートを身に纏う不審者スタイル
備考:一人称は「俺」 マナと結婚した未来から来たというダイナ。
ある雷雨の日に落雷と共に全裸で家の前に現れ、不審者だと思ったマナに拘束・保護された。
同じ時間軸に現在と未来の同一人物が存在するという時間的矛盾の発生を回避するために、過去の自分であるダイナには記憶喪失という事で通しているが、ちょくちょく怪しまれている。
未来から来た理由は、この先に待ち受ける最悪の未来を変える為だという。
デュオスから未来での衝撃的な出来事を聞かされたマナは、同時に自分が行ってきたダイナの育て方が誤ったものであった事を知る。
それでも諦めること無く、今からでもダイナに外の世界を学ばせようと考えた彼女は、弟子達を連れて外食に向かう事にしたのだった。
「──よし、これで角は隠せておる筈じゃが……お主ら?ワシが言った事は覚えておるな?」
それぞれの角へと曖昧の魔術をかけた後、互いにそっぽを向いている2人を交互に見て、マナは小さくため息をこぼす。
喧嘩をした事について2人はマナへの謝罪はしたが、互いへの謝罪は未だに行っていない。
だが今2人が機嫌を損ねているのは、喧嘩が原因では無かった。
ダイナを街へと連れ出すに当たってマナが思いついたのが、誰かに自分とダイナの関係性を聞かれてしまうと説明が難しい為、デュオスはマナの知り合いの半獣人で、ダイナはその弟という事にしよう、という物だった。
「人が多い所だから、色々と注意しなければならないのはわかりますけど……だからって……。」
「……俺だって嫌だよ、こんな可愛げのない弟。」
不服そうな目でちらりと横の兄を見るダイナを、デュオスが同じような目で軽く睨み返す。
最初は父子という案もあったが、それでは自動的にマナが母になるのはともかくとして、その夫がデュオスになってしまう事を危惧したダイナが激しく反対した為、兄弟という案で妥協する事になったのだ。
「ワシとてお主を息子として堂々と連れ歩けるならそれが良いのじゃが……こう見えてもワシはそれなりに有名人でな?」
「……そのワシに隠し子が居た等と噂が立てば、不用意に目立ってしまう事になる。」
その小さな手を自らの胸へと置いて自嘲気味に笑った後、マナは少し悲しげな表情をして、そっとダイナの頭を撫で、優しく抱きしめる。
「そうなれば、お主にもどんな危険が及ぶか……これもお主を守る為じゃ、許しておくれ、ダイナ……ワシの愛しい子よ。」
「……はい、師匠。」
「……。」
この森から出ることを禁じられているのも、こうして素性を隠さなければならないのも、全ては自分を守るためのマナの優しさなのだと彼は小さいなりにちゃんと理解している。
デュオスはそんなダイナを複雑そうな目で見つめながら、かつて自分もこうして願えば、師匠と共に街へと行くことを許されただろうか、と不意に頭に浮かんだどうしようもない疑問を、誤魔化すように静かに空を見上げた。
◆◆◆
マナ達やってきたのは、普段彼女も買い物等で良く利用する近場の街。
ダイナを真ん中に挟むようにして、たなびく黒コートを着ているデュオスが左、ダイナと揃いのローブに身を包み、外出用の三角帽子をかぶるマナが右へと位置して、3人仲良く並んで歩くような形だ。
事情を知らぬ者から見れば、その見た目の特徴からデュオスとダイナは血縁者で、マナはダイナの歳の近い友達のようにも見えるだろうか。
実際のところは、一言で説明するのはかなり難しい関係なのだが。
「さぁダイナ、どこへ行きたい?今日はどこへでも連れて行ってやるぞ?」
「ど、どこへ……!?え、ええっと……!」
「……ふ。」
ゆったりとしたペースで街を歩きながらも、生まれて初めて生で見る街の光景や、そこを行き交う無数の人々に目移りを繰り返し、忙しなく目と頭を動かし続けているダイナへ、マナがにひひと笑って問いかける。
もちろん何もかもが初めてなダイナに、そんな事を聞いてもすぐに答えられるはずも無く、あれにしようかこれにしようかと更に忙しなく耳を動かすばかり。
そんなダイナの初々しい様子を見て、デュオスは遠い昔の自分の事を思い出し小さく笑った。
「(俺が初めて森の外に出たのは……確か16の時だったか……。)」
「(師匠とちょっとした事で喧嘩して、家どころか森まで飛び出して……。)」
「(戻るに戻れなくて、しばらくこの辺りで彷徨ってた所を師匠に連れ戻されたっけ……。)」
「(思えば、あの時が初めてだったな……泣いている師匠を見たのは。)」
在りし日の事を懐かしむように、デュオスがマナの横顔を見つめていると、その視線に気がついたらしい彼女が不意に振り向いて、ばっちりと目があった。
「……ん?どうした?デュオス。」
「っ……いえ、何でも無いです、師匠。」
優しげに小さく微笑むマナの姿に、何か熱い物が込み上げそうになるのをぐっと堪えて、デュオスはその拳を固く握る。
もう二度とこの笑顔を手放さなくても良いように自分は来たのだと、改めて決意するように。
だがそんな未来の自分の師匠呼びに対し、未だ何も知らない現在のダイナは今朝の喧嘩もあり、再び警戒心を高めていた。
未だにダイナからしてみればデュオスという男は、突然やってきたくせに何故かやけに師匠と親しげな、謎の記憶喪失男なのだ。
「……師匠っ!」
「ん?」
「デート!してくださいっ!僕とっ!」
「む!?」
「ッ……!?」
名も知れぬ感情に胸を焦がされたダイナは、衝動的にマナの手を突然強く握ると、人目も憚らずそう叫ぶ。
あまりに唐突なダイナのその行動にマナはもちろん、デュオスも目を丸くして驚いた。
道を行く人々はダイナの大きな声に最初は驚いたようだが、その微笑ましい様子に誰も彼もが何とも言えぬ笑みを浮かべている。
「……た、たわけっ!そのような事、こんな街中で……!」
「だ、駄目ですか!?」
「いや、駄目というわけでは……無いのじゃが……。」
懇願するように手を握りしめてくるダイナの必死っぷりに、思わずたじたじと言った様子のマナは、それでも周囲の目が気になってしまうようで、ぐっと帽子を深く被り顔を隠す。
一方で、それを見ていたデュオスもまた、何とも言えないもやもやとした気持ちを胸に抱きながら、小さく胸をおさえた。
「……じゃあ俺、ちょっと離れた所から見守ってますね。」
「なっなぬ!?待てデュオスッ!おーい!」
「……師匠!」
気を遣ったようにそそくさと離れて行くデュオスを呼び止めようとするも、ダイナに手を掴まれたままでは追いかけることも出来ない。
そんな男よりも自分の事を見てほしいとでも言うように、今一度ダイナがマナの手を強く引き、仕方無しにマナが振り返る。
するとそこには、緊張と恥ずかしさから手を震わせ顔を真赤にしながら、じわりと目に涙まで浮かべているダイナの顔があった。
「うぐっ……!そんな子犬のような顔をするな……はぁ、わかったわかった……。」「今日だけは特別じゃ。好きなだけ我儘を言うが良い。」
「師匠~~っ……!」
そんなこんなで何とかマナとのデートの機会を得たダイナは満面の笑みを浮かべ、風圧でローブが浮かび上がる程に激しく尻尾を揺らし喜んだ。
それから2人はしっかりと手を繋ぎ直すと、昼食前のちょっとした街デートへと繰り出すのであった。
◆
街を練り歩く途中、ダイナとの手繋ぎデートをばっちりと知り合いに見られ、もはや何も言わなくなってしまったマナに対し、開始からずっと変わらずハイテンションなダイナ。
そんな2人を後方保護者面しながら見守っていたデュオスが、その日2回目の職務質問からなんとか開放された、お昼過ぎ。
流石にそろそろお腹も空いてきたという事で、一旦昼食をとる事にした3人は街の飲食店へと足を運んだ。
「わぁ……!僕、外食って初めてです……!」
「……ワシもだいぶ久しぶりじゃのー。(前に来たのは……ダイナを拾うよりも前じゃったか?)」
「(師匠とのデートで良く来た店だ……店主がまだ若い。)」
丸いテーブルを囲うように並べられた椅子へとそれぞれ座り、早速卓上のメニューへと目を落とす。
外食初体験なダイナは、物珍しそうに店の内装や、厨房から漂ってくる美味しそうな匂いに反応して、わくわくが抑えきれない様子だ。
ダイナのそんな楽しげな姿を見れば、今までこうして連れてやれなかった事に、マナは少しだけ罪悪感のような物を覚える。
「ほれ、ダイナ。この中から食べたい物を選ぶのじゃ。」
「はいっ!えーっと……。」
「……。」
マナがメニュー表をダイナへと見せると、悩むダイナの横からデュオスがそっとメニューを覗き込む。
少しして何を注文するか決まったらしいダイナが顔を上げ、それをマナへと伝えようとした、その時。
「「ハンバーグ&ステーキ」!……えっ?」
横からメニューを指差したデュオスが、ダイナとぴったり声を合わせて同じ料理名を唱えた。
まるで頭の中を見透かされたかのように、同じ料理名を口にしたデュオスにダイナは驚き、目を丸くする。
「っ……ぷっ!くふ……っ!くははッ!」
そんな2人のシンクロ具合が余程面白かったのか、一瞬の間を置いてマナが噴き出し笑い始める。
要するに、デュオス《ダイナ》の好みは未来も現在も全く変わっていなかったのだ。
「へ、変ですか……?」
「……。」
「ああいや、そういうわけではないのじゃ……くふ、そうか……。ではワシも同じ物を注文しようかの?」
注文を笑われてしまった事に不安を覚え、変更しようかと再びメニューへと目を戻そうとするダイナと、完全にうっかりだったらしく、少し恥ずかしそうに目をそらすデュオス。
2人の弟子のそんな様子を見て、少しだけ嬉しそうに目を細めた後、マナは2人と同じ物を注文した。
「……のう、ダイナよ。」
「はい?何ですか師匠?」
料理が届くまでの間、しばらく忙しないダイナを眺めていたマナが、ぽつりと呟くように声をかけると、ダイナはその良く動く獣耳をぴょこりとマナの方へ向け、まだどこかそわそわとした様子で返事をする。
「……、……お主、学校へ通ってみんか?」
「……!」
「学校……ですか?」
どこか重たそうな口をゆっくりと開き紡ぎ出されたマナの言葉に、デュオス少し驚いたように獣耳を反応させる。
かつて自らは通う事は叶わず、後にその想いを愛娘に託した学校という場所。
そんな場所へ、マナはどういうわけだか過去の自分を通わせようと言うのだから、驚くのは当然だ。
「ワシの知り合いに、魔術の学校を運営しておる者がおってな?……今からじゃと時期外れの途中入学という形にはなるが、お主さえ良ければ……。」
「それは、えっと……。」
ダイナへとそう伝えながらも、ほんの一瞬だけマナはデュオスの方へと目を向ける。
それは、こんな話をして『自分の時には何故そうしてくれなかったのか』とデュオスが不愉快な思いをしてしまわないか、という一抹の不安から来る物だった。
だが当のデュオスはと言えば、少し驚きこそしたものの決してそのような表情は見せず、ただ真剣な眼差しでダイナの決断を見守るばかりだ。
「すぐに決めずとも良い……ゆっくりと考えるのじゃ。」
「は、はい……。」
今まではダイナを守る為にと狭い森の中へと閉じ込めてしまっていたマナだったが、デュオスから未来の話を聞かされた事によって、その考えを少し改め始めていた。
これからはもっとダイナに、外の世界の事を教え色々な物に触れさせてやりたい。
そんな、マナなりの贖罪という名の親心であった。
「(……ワシ以外の者との交流を持てば、違う未来もあり得るかもしれんしの。)」
「(これはある意味、俺を強化できるまたとないチャンスだ……師匠は確かに天才だが、学校でならまた違った事が学べる筈だ。)」
「(師匠とこの人を家に2人きりにするのはちょっと不安だけど……きっと師匠は僕の為にって言ってくれてるんだ……だったら……。)」
三者三様の考えを胸に秘め、互いの顔色を伺うような謎の沈黙の時間。
そこへ丁度、注文した料理が運ばれてきて、その時間は終わりを告げる。
「……ともかく、冷めぬ内に食べるのじゃ。……デートはまだまだこれから、じゃからの?」
「っ!はい!」
悪戯っぽい笑みを浮かべながら小さくウィンクなどするマナに、ダイナは再びテンションが高まる。
だがそこへ水を差すように、デュオスが口を挟む。
「……でも師匠大丈夫ですか?この量、食べ切れますか?」
「何じゃと?ワシを年寄りみたいに言いおって……。」
「い、いえ……そういうつもりじゃ……。」
そうして3人は、美味しいハンバーグ&ステーキを堪能したの、だが。
普段から少食故に途中で満腹になってしまったマナは、案の定デュオスに残りを押し付けたのであった。
◆◆◆
昼食を終えた後も街に留まり、色々な店を回りながら買い物などを楽しんだ3人。
そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、日も傾き始めた帰り道。
街から森へと向かう道で夕日に照らされ仲良く並んでいるのは、大きな影の少し前を行く、手を繋いだ2つの小さな影。
半日かけてたっぷりと初めての街をはしゃぎ楽しんだダイナは、心なしか少し眠そうだ。
「ダイナ……今日はどうじゃった?楽しかったか?」
「はい!もちろん!夢みたいで……とっても楽しかったです!」
「くふ……楽しんでくれたなら良かったのじゃ。」
「……でも。」
「む?」
嘘偽りのないその正直な喜びを表すような、眩いばかりのダイナの笑顔を見て、マナの頬は釣られるようにほころぶ。
しかし、不意に立ち止まったかと思えば、どこか淋しげな表情を浮かべ俯くダイナに、マナは小さく首を傾げる。
「っ……お家に帰ったら、師匠とのデート……終わっちゃいます……。」
真剣で、それでいて少し涙ぐんだ震え声で、ぽつりとそう呟くダイナの言葉に、きゅっと胸を締め付けられるような感覚を覚えたマナは、小さく深呼吸をしてからゆっくりと口を開く。
「……、そうじゃな。」
「じゃが、これが最後というわけではあるまい?お主が望むなら……何度でも、ワシはそれに付き合おう。」
「し、師匠ぉ……っ!」
優しく諭すように言って、ダイナの頭をくしゃくしゃと撫でながら微笑むマナに、限界まで堪えていたらしい涙が一気に溢れ出し、ダイナはたまらず強く抱きつく。
そんな可愛い我が子を優しく抱き返し、安心させるようにマナはその小さな手で、今はまだマナと然程変わらぬ大きさの弟子の背をさすってやる。
「ぐす……っ師匠……あの……もう1つ我儘を言っても良いですか?」
「うん?何じゃ?」
「その……今日は小さい頃みたいに、師匠と一緒のベッドで寝ても……?」
「ッ!?(こ、こいつ……!?)」
泣き付いたついでとばかりにそんな我儘を言うダイナに一番驚かされるも、2人のこの雰囲気を邪魔するのも野暮かと考え、デュオスは黙々と荷物持ちに徹する。
当時の自分では考えられないような、やけにぐいぐいと攻めるダイナからマナへのアプローチに、デュオスは謎の焦りを感じていた。
「なんじゃそんな事か……もちろんじゃ。……とは言え、お主もちいとばかり大きくなっておるからのう。ベッドから落っこちぬように気をつけねばな?」
「くっついて寝れば大丈夫です!こんな風に……ぎゅーっと!」
「くふふ……そうじゃの。」
いつのまにかすっかりと泣き止んだらしいダイナがマナを力強く抱きしめると、彼女は小さく笑って同じように抱き返す。
だがその時、デュオスは見てしまったのだ。
マナを抱きしめながらも、様子を窺うようにちらりとデュオスの方を見たダイナの、そのあまりに腹立たしいドヤ顔を。
「ッ……!!(このッ……マセガキ……ッ!!)」




