表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/47

第43話『時の神判者』

【主な登場人物】


『師匠』

名前:マナ・アスター

性別:女性

種族:ハイエルフ(絶滅危惧種)

年齢:400歳オーバー

容姿:身長140cm エルフ耳 色白 華奢な体型

紫がかった白く長い腰まである髪 金色の瞳

服は白系のワンピースタイプの服が多め

外出時はその上に黒のローブとツバ広の魔女帽子


備考:一人称は「ワシ」 天才魔法技術者、及び魔術師。別名魔術おばけ。

王宮直属の魔術研究機関に勤めていた過去を持ち、数え切れないほどの魔術やそれに関する技術を開発した。

しかし、ものぐさな上に人嫌いであり、面倒事に巻き込まれる気配を察して逃げるように研究所を退職。

それ以来、研究者時代に稼いだお金で買った土地と森で、ダイナを拾うまでは悠々自適な一人暮らしをしていた。

未来から来たという大人になったダイナの話を聞いて強い後悔と責任感を覚え、共に未来を変えようとしている。


『弟子』

名前:ダイナ・アスター

性別:男性

種族:幻魔族(絶滅済みとされていた)

年齢:12歳

容姿:身長152cm(ケモミミを含まない) 狼のような黒い獣耳と尻尾 浅黒い肌 可愛い系な顔立ち 標準体型

赤みがかった黒色で前髪長めの無造作ショートヘア こめかみ辺りからは灰色で小ぶりな巻角 赤い瞳

冬以外は半袖半ズボンで居る事が多い 中でもドラゴンが刺繍された赤いシャツがお気に入り

学校へ行くときは、その上から学校指定の黒いフード付きローブを着用


備考:一人称は「僕」 マナの弟子にして、古に絶滅したとされる幻魔族の末裔の少年。

ある雨の日に、母親からの手紙と共にマナの家の前に置かれた籠の中に入れられていた。

12歳になって学校に通い始めるまで森の外に出たことが無く、少し世間の常識とはズレている所がある。

好きな事は読書と料理、マナに教えてもらう魔術の勉強。最近はそれに学校へ行くことも追加された。

マナの事はもちろん好きだが、その感情の正体や意味を本人はまだ完全には理解していない。

ずっと怪しんでいたデュオスの事を現在は「未来から来た自分とマナの子供」だと勘違いしている。



『もうひとりの弟子』

名前:デュオス(未来のダイナ)

性別:男性

種族:幻魔族

年齢:不詳(見た目は20代後半くらい?)

容姿:身長178cm(ケモミミを含まない) 狼のような白い獣耳と尻尾 浅黒い肌 すっかり大人の顔立ち がっちり体型

ストレスで真っ白になった長いやつれ髪 こめかみ辺りからは黒色で立派な巻角 本来赤の瞳はマナと同じ金色に偽装している

時間遡行の影響で部分的に真っ黒に変色してしまった身体を隠すため、長袖長ズボンでいる事が多い

外出時には、こっちに来てからマナに買い与えられた黒いロングコートを身に纏う不審者スタイル


備考:一人称は「俺」 マナと結婚した未来から来たというダイナ。

ある雷雨の日に落雷と共に全裸で家の前に現れ、不審者だと思ったマナに拘束・保護された。

同じ時間軸に現在と未来の同一人物が存在するという時間的矛盾の発生を回避するために、過去の自分であるダイナには記憶喪失という事で通していたが、現在はダイナの思わぬ勘違いによって2人は父子という事になっている。

未来から来た理由は、この先に待ち受ける最悪の未来を変える為だという。


【その他の登場人物】


『彼方よりの征服者』

名前:エクデス(未来)

年齢:20代くらいの若さに見える

種族:幻魔族

性別:男性

容姿:身長176cm 青髪 糸目 標準体型 頭部に犬系獣耳 ツノ 腰に尻尾 左腕が義手


備考:復讐を掲げた侵略戦争によって他の全ての種族と国を焼き、再び大陸の支配者となった未来からやって来たエクデス。

ラギルを唆してリュケウスを暗殺させる事に成功し、傀儡の王となったラギルを通じて数多くの同胞を国内へと招き入れ、国が陥落する要因を作り上げた真の黒幕。

同じ幻魔族の血を引き、師弟の娘であるキャロルに偽りの憎しみを植え付けて暴走させ、彼女が死亡する原因となった人物。

 時間的矛盾(タイムパラドクス)を引き起こし、この時代の自分自身と合体する事で更なるパワーを得たエクデスに、弟子を逃がし独り残ったマナは苦戦を強いられる。

 そんな彼女の窮地を救うべく颯爽と現れたのは、自らの正体を明かし同じく時間的矛盾(タイムパラドクス)を発生させる事によって1つとなった愛弟子であった。


「流石です師匠!あんな大きな星を消しちゃうなんて!(師匠なら当然だ!)」


 意趣返しとばかりに放たれたエクデスの龍滅の光(ドラグ・ルイン)を、周囲への被害を出すこと無く完璧に対処して見せたマナはゆっくりと地面へと降り立つと、こちらを睨みつけるエクデスの方へと静かに目を向ける。

 例えどれ程パワーアップをし、魔術の出力が上がろうとも2人の魔術師の間には決して埋められない、圧倒的な()()()()という物があるのだ。


「さぁ、次はどうする小僧。それとも()()()はもう終わりか?」

「くっ……。(()()()されていないとはいえ、あの魔術はあまりに消費が大きい……これ以上は()()ですね。)」


 挑発するように静かに問いかけるマナの言葉に、エクデスは僅かに眉をひそめながら、その隣に並び立つダイナの方へとちらりと目を向ける。

 出力面では勝っても経験の差による技術面では勝てないマナと、そんな彼女をサポートする厄介な力を持つ弟子。

 そんな2人を同時に相手にするのは、いかに力を増したエクデスといえど危険な状況であった。


「……ふふふ!まさかアレを凌ぎ切るとは……流石は天才魔術と言われるだけの事はありますね。」

「──ですが、よろしかったのですか?私に大事な()()()を晒してしまって。」

「むッ──!?」


 肩を竦め小さく苦笑したエクデスの左手が奇妙な虹色の光を放ったその瞬間、その掌の上に不安定に揺らめく小さな窓のような物が現れる。

 その次元の裂け目とも呼ぶべき窓こそ、時間の移動を可能とする時空の穴(タイムホール)だ。

 もはやこの時間軸でマナに勝つことは難しいと判断したエクデスが選んだのは、()()

 そして今回得た経験を糧にして、また()()()()()にて改めてマナとの再戦を果たすつもりだった。


「(時空の穴(タイムホール)だ!あいつ逃げるつもりだぞ!)」

「師匠っ!あいつ逃げるつもりみたいです!」

「何!?待てッ!逃がしはせんぞ!」


 このまま逃走を許せばまた強さを増し、別の時間軸で更なる被害を出すであろうエクデスを何としてでもここで仕留めたい師弟は、拘束魔術と攻撃魔術による妨害を試みる。

 しかしそれは、突如としてエクデスの周囲に展開された光の障壁によって弾かれてしまう。


「む……!聖域(サンクチュアリ)か……!」

「如何にも。前の時間軸で貴女が使った魔術です。」

()()()()()()()など何の役に立つのかと思っていましたが……皮肉な物ですね。」


 こことは異なる時間軸でマナが用いたというその防御魔術は、ひとたび発動すれば中から外への干渉が出来なくなる代わりに、その効果が切れるまで外部からの干渉も一切受け付けなくなるという最強の防御結界術だ。

 師弟と戦う事を諦め、後は時空の穴(タイムホール)が完全に開くまでの時間稼ぎをすれば実質的に勝利となるエクデスにとってそれは、最適解とも言える選択であった。


「(どうする!?通常の攻撃手段はおろか、転移術でさえあの中には干渉できんぞ!)」

「くそぉっ!逃げるなっ!卑怯だぞっ!!(やめろ!無駄に連射しても魔力の無駄使いだッ!)」


 刻一刻とその大きさを増していく時空の穴(タイムホール)を見て焦りを募らせながらも、マナは必死に聖域サンクチュアリの結界を打ち破る方法を考えが、焦れば焦るほどに見つからない。

 その隣でがむしゃらにダイナが攻撃魔術を連射するが、破壊はおろか聖域サンクチュアリに傷1つつける事もできない。

 そうしてあと僅かで時空の穴(タイムホール)が完全に開ききってしまう、そう思われたその時。


「──何じゃ!?」

「うわぁっ!?」

「ぐッ……何の音です!?」


 突如として鳴り響いたのは、空気を震わせる程の大きな鐘の音。

 しかしその音は街の方から聞こえてくるわけでは無く、まるで直ぐ側で鐘楼が打ち鳴らされているかのようだった。

 そのあまりに大きな鐘の音に、聴覚に優れた幻魔族であるダイナとエクデスはたまらず顔をしかめ獣耳(ケモミミ)を手で塞ぐ。

 やがてその音の出処がはっきりしないまま、1()2()()()の鐘の音が鳴り終わった、次の瞬間。


「な──ッ!?」


 突如としてエクデスの掌の上の時空の穴(タイムホール)を押し広げ、突き破るようにして現れた()()()()が、彼の身体を()()()にした。


「何じゃっ!?」

「お、大きな……手!?」


 時空の穴(タイムホール)から覗く時空の狭間と同じ不可思議な色をしたその巨大な手は、死者の、老人の、若人の、そして赤子の物に見え、幾つもの(イメージ)が重なり合ったような実に不気味な存在であった。

 それでもはっきりと1つだけ理解できるのは、見る者の生存本能へと強く訴えかけるような、()()()()()()()()()()()という危険信号だけだ。


「バカなッ!?この結界を打ち破る魔術など──ぐぁッ!?」

「っ……!」

「何だか良くわかりませんけど……凄く、()()()()がしますっ!(ああ、あれは絶対ヤバい!)」


 巨大な手はエクデスの身体を握り潰すように強く掴み、あたりに生々しい破砕音を響かせた。

 必死にもがき苦しむエクデスではあったが、その手から逃れられる気配は無い。

 そんな宿敵の悲惨な姿に思わずマナは目をそらし、ダイナもまた何か危険な物を感じ取って尻尾の毛を逆立てる。


「い、嫌だッ!!こんな所で終わりなんてッ!絶対に!」

「だって私はまだ何も……()()成し遂げられてなど──!」


 断末魔の悲鳴を上げるエクデスを時空の穴(タイムホール)内部へと容赦なく引きずり込んだ手は、更に両手で穴を押し広げると()()とも呼べるその顔を出し、ついに真の姿を顕にした。


「なんっ……じゃぁ!?」

「と、とっ時計──のおばけ、ですか!?(おい、あいつこっち見てないか!?)」


 最強の防御能力を誇る聖域(サンクチュアリ)を風船でも割るように内側から容易く破壊した()()は、巨大な体躯と時計盤のような頭に曲がりくねった何本もの針を持つ、()()()()()を師弟らの方へと向ける。

 途端、カチカチと音を立て規則的に動いていた時計の針が急激に進み、12時を差し止まったかと思えば、先程も聞いたような大きな鐘の音が警告音のように鳴り響き始めた。

 どうやらあの謎の鐘の音の発信源はこの異形の存在だったようだ。


「よもや、正しい時の流れを守る、()()()だとでも言うのか……ッ!?」

「うわっ!こっち来たぁっ!?(逃げろ!捕まったら多分あいつ(エクデス)みたいになるぞ!)」


 突如として現れた正体不明の異形存在。

 一定間隔で鐘を鳴らし続ける()()()()とも言うべきその存在は、明確にダイナの方を狙って腕を伸ばしてくる。

 もしその巨大な手に捕まるような事があれば、()()()()()()()()()は明白だ。

 あまりにも突飛で現実味の無い状況に、ダイナはもちろんマナでさえも混乱し、師弟(ふたり)は魔術を使うのも忘れ一目散に走ってその魔神から逃げ始める。


「はぁ……!っはぁ……!っく……さ、先に行け……っ!」

「し、師匠!?大丈夫──あっ!?(わっ!?バカ!よそ見するな!)」


 元からあまり走るのが得意では無いマナはすぐに息切れを起こし、己の限界を感じてダイナに先に行くように促す。

 だがそんなマナを心配し、少し先を走っていたダイナが振り向いた瞬間、目の前に落ちていた石に気が付かず躓いてバランスを崩し、そのまま勢いよく転倒してしまう。


「っ……!やめろ!連れて行くならワシを──!」

「師匠ッ!──わっ!?(なんだ!?)」

「ダイナッ!?」


 転んでしまったダイナを庇い身を挺したマナが、迫る魔神へ立ちはだかるように両手を広げた、その時。

 時間的矛盾(タイムパラドクス)が引き起こされた時のような不可思議な色の眩い光がダイナの方から放たれ、マナは思わず振り返る。


「……ふぇ!?」

「あ……!?」


 するとそこにはどういうわけか、時間的矛盾(タイムパラドクス)によって1つとなった筈が再び2人へと分離してしまったらしい、()()()ダイナとデュオスの姿があった。

 そのあまりの突然の出来事に、本人達はもちろんマナも、そしてダイナを狙っていた魔神でさえも困惑したように分離した弟子達を交互に見つめている。


「戻った……のか?!」

「そうみたい、ですけど……。」

「……。」


 未だ困惑の表情を浮かべながらも、師弟達は恐る恐る魔神の方へと目を向ける。

 もしこの魔神が、時間的矛盾(タイムパラドクス)を起こした者()()を狙うような存在であれば、分離して2人になった今なら見逃される可能性があるのでは無いかと思っての事だ。

 そんな微かな期待がこもったような視線を向けられた、時の魔神の判断(ジャッジ)は──もちろんNO(ノー)である。


「──やっぱダメだよなっ!?」

「デュオス!」

「デュオスさんっ!」


 未来から来た時間遡行者(タイムトラベラー)であるデュオスを捕らえようと、魔神の腕が容赦なく迫る。

 デュオスはそれを既の所で回避すると、2人を巻き込まないように独り走り出した。


「はぁっ!はぁっ……!ちくしょう!エクデスを倒して、やっとこれからだってのに!()()()()()()()ありかよっ!?」

「こんな事ならもっと──もっと師匠に好きって言っとけば良かった!」

「怒られても毎日抱きしめて!キスして!愛してるって伝えておけば良かった!」


 逃げても逃げても無限に伸びる体と腕でどこまでも追いかけてくる魔神に、後悔を喚き散らしながらそれでも必死にデュオスは走り続ける。

 最初からわかっていた事だ。

 ただもう一度、愛する人達に会いたいという身勝手な理由で、時間という絶対的な規則(ルール)に反した者が、何の(ペナルティ)も受けない筈が無い。

 

「くそっ……!はぁ……っ!はぁ……!」


 もう十分やった。もう十分頑張った。

 討つべき宿敵はもう居ない。だったらここに居続ける理由はもう無い。

 最初から目的を達したら消えるつもりだったのだから、()()()を求めるのは最初から過ぎた望みだったんだ。

 そう言って自分を正当化して、悔いなんか無いみたいに振る舞っても、一度流れ出した涙はそう簡単に止まってはくれない。

 そしてデュオスは何もかもを諦めてしまったように、やがて足を止めた。


「──ああ、キャロル……ごめんな。」


 愛娘(キャロル)へと独り呟くように謝罪を口にして、デュオスは背後へと迫る魔神の手の気配を感じながらも、全てを受け入れるように静かに目を閉じる。

 もはやこれまで、と思われた次の瞬間。


 「諦めないでくださいッ!!」


 遠くから叫ぶダイナの声が響いたかと思えば、どこからか飛来した無数の光の粒が、まるでデュオスを魔神から守るように包みこんだ。


「っ……?」


 魔神に握り潰される痛みを覚悟していたデュオスだったが、その光がもたらす温かで優しい感覚を不思議に思い、そっと薄目を開く。

 するとそこには、デュオスへと掴みかかる直前でその動きをぴたりと止めたように、静止したままの魔神の姿があった。


「!?……この光、まさか──!」


 固まっている魔神に驚きつつも、どこかで見覚えのあるようなその漂う光の粒に、デュオスの頭に一つの()()()が過る。

 その光は、幻魔族が()()()()()()()()()()()()()()()()()に現れる物と同じだったからだ。

 そしてデュオスの予想の通りその光の発生源に居たのは、自らの左角を代償に奇跡を願ったダイナだった。


「デュオスさんはッ!デュオスさんですッ!!」

()()()()に生きる1人の!僕の()()()()()ですっ!だから──!!」

「どうか、連れて行かないでくださいっ……!!」


 懇願するように、天へと捧げるように叫び、ダイナが自らへし折った角を高く掲げると、より一層の輝きを放った光の粒がデュオスを完全に飲み込む。

 すると静止していた魔神がゆっくりと再び動き出し、眼の前のデュオスの事など見えていないように元来た時空の穴(タイムホール)へと吸い込まれるように消えていったのだ。


「……デュオスさんっ!」

「おわっ!?お前……。」

「デュオスッ!無事かッ!?」


 魔神が立ち去ったのを確認すると、2人は急ぎデュオスの方へと駆け寄っていく。

 泣きじゃくりながら飛びついてくるダイナを何とか受け止めながら、デュオスはマナへ向けてぐっと親指を立てる。


 「良かった!デュオスさん!良か──いたぁっ!?」


 デュオスが無事だった事に尻尾を振り喜ぶダイナに対し、突然何を思ったのかデュオスは唐突に彼の頭へと手刀を繰り出した。

 突然の謂れのない暴力に、ダイナは驚き目を丸くしてデュオスを見上げる。


「──バカ野郎!!お前ッ!この角が俺達、幻魔族にとってどれだけ大事なモンかわかってんのか!?」

「お、おいデュオス、ダイナはお主の為にじゃな……。」


 いつのまにかすっかりと泣き止んだと思ったら、今度は説教を始めたデュオスに、マナも流石にダイナを不憫に思って止めに入る。

 幻魔族の角は一度失えば二度とは戻らない。

 その上両方の角を失ってしまったら、もう長くは生きられない、ある意味で生命線とも言える大事な物だ。

 だからこそその力を使うべき場面は見極めなければならないのだが──。


()()()()で使っちまったら、次師匠になんかあった時どうすんだよ!?バカッ!!」

「っ……!!その時はデュオスさんが()()()何とかしてくれたら良いじゃないですかっ!!ばか!ばーか!!」


 やや理不尽とも言える仕打ちを受け、流石のダイナも我慢ならず口喧嘩のように言い返す。

 そうして泣いていた筈のダイナもすっかり泣き止んで、今度はデュオスと取っ組み合いの喧嘩を始めてしまったのである。


「……はぁ……バカ弟子共が……。」


 そんな2人の可愛い()()()()を眺めながら、マナは深~い溜息を零すのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ