第38話『この拳は誰が為に』
【主な登場人物】
『師匠』
名前:マナ・アスター
性別:女性
種族:ハイエルフ(絶滅危惧種)
年齢:400歳オーバー
容姿:身長140cm エルフ耳 色白 華奢な体型
紫がかった白く長い腰まである髪 金色の瞳
服は白系のワンピースタイプの服が多め
外出時はその上に黒のローブとツバ広の魔女帽子
備考:一人称は「ワシ」 天才魔法技術者、及び魔術師。別名魔術おばけ。
王宮直属の魔術研究機関に勤めていた過去を持ち、数え切れないほどの魔術やそれに関する技術を開発した。
しかし、ものぐさな上に人嫌いであり、面倒事に巻き込まれる気配を察して逃げるように研究所を退職。
それ以来、研究者時代に稼いだお金で買った土地と森で、ダイナを拾うまでは悠々自適な一人暮らしをしていた。
未来から来たという大人になったダイナの話を聞いて強い後悔と責任感を覚え、共に未来を変えようとしている。
『弟子』
名前:ダイナ・アスター
性別:男性
種族:幻魔族(絶滅済みとされていた)
年齢:12歳
容姿:身長152cm(ケモミミを含まない) 狼のような黒い獣耳と尻尾 浅黒い肌 可愛い系な顔立ち 標準体型
赤みがかった黒色で前髪長めの無造作ショートヘア こめかみ辺りからは灰色で小ぶりな巻角 赤い瞳
冬以外は半袖半ズボンで居る事が多い 中でもドラゴンが刺繍された赤いシャツがお気に入り
学校へ行くときは、その上から学校指定の黒いフード付きローブを着用
備考:一人称は「僕」 マナの弟子にして、古に絶滅したとされる幻魔族の末裔の少年。
ある雨の日に、母親からの手紙と共にマナの家の前に置かれた籠の中に入れられていた。
12歳になって学校に通い始めるまで森の外に出たことが無く、少し世間の常識とはズレている所がある。
好きな事は読書と料理、マナに教えてもらう魔術の勉強。最近はそれに学校へ行くことも追加された。
マナの事はもちろん好きだが、その感情の正体や意味を本人はまだ完全には理解していない。
ずっと怪しんでいたデュオスの事を現在は「未来から来た自分とマナの子供」だと勘違いしている。
『もうひとりの弟子』
名前:デュオス(未来のダイナ)
性別:男性
種族:幻魔族
年齢:不詳(見た目は20代後半くらい?)
容姿:身長178cm(ケモミミを含まない) 狼のような白い獣耳と尻尾 浅黒い肌 すっかり大人の顔立ち がっちり体型
ストレスで真っ白になった長いやつれ髪 こめかみ辺りからは黒色で立派な巻角 本来赤の瞳はマナと同じ金色に偽装している
時間遡行の影響で部分的に真っ黒に変色してしまった身体を隠すため、長袖長ズボンでいる事が多い
外出時には、こっちに来てからマナに買い与えられた黒いロングコートを身に纏う不審者スタイル
備考:一人称は「俺」 マナと結婚した未来から来たというダイナ。
ある雷雨の日に落雷と共に全裸で家の前に現れ、不審者だと思ったマナに拘束・保護された。
同じ時間軸に現在と未来の同一人物が存在するという時間的矛盾の発生を回避するために、過去の自分であるダイナには記憶喪失という事で通していたが、現在はダイナの思わぬ勘違いによって2人は父子という事になっている。
未来から来た理由は、この先に待ち受ける最悪の未来を変える為だという。
【その他の登場人物】
『国王暗殺を企てる王子』
名前:ラギル・マベリスキア
年齢:20代くらいの見た目 妹とは結構離れてる
種族:エルフ
性別:男性
容姿:身長180cm 金髪 翡翠色の瞳 すらりとした体型
髪を後ろへまとめて前髪を片側だけ垂らしたような髪型 外面は良い
権威を主張するようなギラギラとした装飾派手めの白スーツが特徴
備考:策謀家にして危険な野心家
次期国王に選ばれる事は確実という立場ながら、いくつもの黒い繋がりを持つ。
父リュケウスの毒殺計画をソフィエルに看破されて危うく投獄されそうになるも、エクデスの用意したスケープゴートのお陰で何とかその場を凌いだ。
傲慢かつ小心者であり、エルフ以外の種族を心の中では見下している。
『暗躍する謎の幻魔族』
名前:エクデス
年齢:20代くらいの若さに見える
種族:幻魔族
性別:男性
容姿:身長176cm 青髪 糸目 標準体型 頭部に犬系獣耳 ツノ 腰に尻尾
備考:ラギルに「先生」と呼ばれる幻魔族の男。
ラギルからの資金援助を受ける見返りに、毒薬や新兵器の技術などを提供していた。
狡猾で計算高く、自らのメリットのために他者を切り捨てる事を厭わない。
王宮から抜け出したラギルを追ってレミノフ伯爵の屋敷へと辿り着いたマナとデュオスの2人は、いつでも突入できるように準備を整え屋根上にて時を待つ。
そこへついに師弟にとっての因縁の相手であるエクデスが現れた。
「──今回の計画の失敗は、誠に残念です。」
「は、はい……申し訳ございませんっ!愚妹が余計な知恵を働かせたようで……!」
大きな平机を挟んで向かい合ったソファに座るエクデスとラギルだが、その印象は実に対照的だ。
軽く足を組み落ち着き払ったエクデスに対し、王子ともあろう筈のラギルは焦りを隠せない様子でへこへこと頭を下げるばかり。
「ですが貴方が無事で何よりですよ、ラギル殿下。」
「それは本当に……っ!やはり、レミノフの自首も先生の……?」
「ええ。彼には申し訳ありませんが……これも全ては貴方の為。致し方の無い尊い犠牲です。」
優しい声色でにっこりと微笑みかけてくるエクデスの反応に、もっと失敗を咎められる物だと思っていたラギルは、少しだけ安堵しつつも尚も顔色を伺うように問いかける。
本来であれば未だ投獄されている筈のラギルが今こうしてここに居られるのは、精神操作の魔術によって謂れなき罪を被せられた、この屋敷の主たるレミノフ伯爵の犠牲があっての事だ。
「(やはり……な。じゃが、これでその件に関してはラギルを揺すればどうとでもなる。)」
「(後は奴を倒すだけ……ですね!)」
屋根の上から2人の会話を盗み聞きしていた師弟が、次の目標を確認するように頷き合う。
全ての黒幕にして最悪の未来を引き起こした元凶でもあるエクデスさえここで止める事ができれば、この先には二度と悲劇が訪れる事は無い筈だ。
「そ、それで!次はどうすれば……!?」
「……失敗を取り戻したい気持ちはわかります。ですがここで功を焦っても良いことはありません。」
「次の計画が決まり次第、また追って連絡します。それまで貴方は大人しくしていてください。」
「は、はい……痛み入ります……。」
机に手をついて必死に縋るように尋ねる焦ったラギルの様子に、エクデスは宥めるように言って落ち着かせると、すっとソファから立ち上がる。
どうやらもう2人の密会はこれでお開きといった雰囲気のようだ。
やがてラギルは部屋を出ると、とぼとぼとした重い足取りで屋敷の前に停めていた馬車へと戻っていく。
「はぁ……使えませんね、まったく。まぁ、王族とはいえ所詮はエルフですか……。」
「(良し……行けデュオス!手筈通りにな!)」
「(はい師匠!任せてください!)」
ラギルが屋敷から去ったのを確認すると、エクデスはそれまでの紳士的な態度とは一転して悪態をつくように乱暴にソファへと腰掛け、机に足まで乗せるとぼやくように深いため息を零す。
やはり普段の紳士的な振る舞いは相手の懐に潜り込む為の演技でしか無いようだ。
その根本は他種族を見下し、自分の野望のために利用し使い潰す事を何とも厭わない、冷酷な謀略者であった。
そんな完全に油断しきっている様子のエクデスに、今が好機と捉えた師弟はついに襲撃を開始する。
「ッ──!?(殺気!?)」
「──エクデスぅぅッ!!」
魔術によって身体を大幅に強化すると同時、デュオスは掴んだ屋根を支点としてスイングするような形で、両足で窓ガラスを勢いよくぶち破り室内へと突入する。
その寸前、外からの僅かな殺気を感じて警戒し立ち上がったエクデスは咄嗟に魔術で身体を固め、降り注ぐガラスの雨からなんとか身を守った。
「貴方は……ッ!」
「おっと逃がすか、よッ!!」
突如として現れたその見覚えのある同胞の姿を目にした途端、エクデスはあの時のトラウマが蘇ったのか即座に転移術での逃走を図る。
しかし前回みすみす逃げられたデュオスが、今回も何の対策もしてこなかったわけではない。
彼が素早く拳で床を殴りつけると、瞬時に展開された魔法陣が部屋の床いっぱいへと広がると同時、そこから飛び出した青い光のロープが2人の右手首同士を拘束して繋げた。
「これはッ──!?(対魔術用の遺物が一瞬で……!)」
本来であればエクデスに対する魔術は、彼の有する遺物の効果によって無効化されてしまう。
だがデュオスはそれを、効果が通るまで連続発動し続けるというとんでもないゴリ押しによって無理矢理に突破したのだった。
「どうだ見たか!お前を逃さない為に俺が編み出した新たな拘束魔術、その名も神狼捕縛陣!」
「お前は俺を倒さない限り、もうどこにも行くことはできない!」
「そしてこの部屋に囚われている限り、俺もお前も魔術を使うことはできないッ!」
真っ直ぐにエクデスを指差したデュオスは、高らかにそう宣言する。
それは言葉通り、どちらかが倒れるまで魔術無しで殴り合わなければならない事を意味していた。
もちろんこの部屋に逃げたり、隠れて身体を休められるような場所は存在しない。
しかも窓の外のバルコニー部分には、少しだけ心配そうな表情を浮かべながらも支援要員として配置されたマナが立っており、万が一の備えも万全だ。
そして何よりこの形式での戦い方は、デュオスが自らの手で決着をつける事を望んだ故にこその物だった。
「……わかるな?要するに素手喧嘩・チェーン・デスマッチだッ!!」
「ぐっ……!なんて野蛮な……!」
絶対にここでこいつを倒す、という強い意思の籠もった目を向けながら静かに構えるデュオスに、エクデスは不服そうながらも咄嗟に構える。
そうしてここに今、雄と雄の真剣勝負の開始を告げるゴングが鳴り響いた。
「歯ぁ食いしばれッ!!」
「うぐ……ッ!(ここは一旦体勢を……!)」
身を低くしてエクデスの懐へと潜り込んだデュオスの放つ猛烈なボディーブローを、エクデスは右足を使って何とかブロックする。
しかし殴り合うことを前提に身体強化の魔術を施したデュオスの拳は重く、エクデスの右足からはミシミシという嫌な音が響く。
それからすぐに次の攻撃の動作を取るデュオスを見て、エクデスは一旦距離を取ろうと後ろへと下がるの、だが──。
「これから国を落とそうって奴が、随分な逃げ腰だなぁッ!」
「っ!?こちらの事情に随分とお詳しいようでッ!」
右手首に繋がれた光のロープをデュオスが強く引くと、同じく手首を繋がれたエクデスは引っ張られ無理やりに引き戻される。
それでも何とか反撃に出ようとするエクデスは、その勢いを利用してデュオスへと体重を乗せたタックルを狙う。
だが強化されたデュオスの体幹は強く、彼はエクデスを受け止めるとそのまま腰へと両手を回し逆さ吊りのように持ち上げた。
「ま、待ってください!一度冷静に──!」
「うるせぇぇッ!!」
「が……ぁッ!?」
焦り制止を呼びかけるエクデスの声など聞こえないとばかりにその場で跳躍したデュオスは、自らの体重そして自由落下による重力を重ねた強烈な杭打ち攻撃をお見舞いする。
結果、床が割れる程に強く後頭部を打ち付けられたエクデスは、そのあまりの痛みと衝撃に一瞬意識を失った。
「テメーは前もそうだった!その前もな!同胞だ仲間だ何だと言って!」
「いざとなったら平気で切り捨てるクソ野郎のくせに──ッ!?」
頭部への激しいダメージにより出血し、エクデスはその青い髪が赤く染まってしまう程の重症を負った。
しかし未だその闘志は潰えてはいないようで、マウントでの追撃を取ろうと近づいてきたデュオスの腹部へ向け、不意打ちによる渾身の蹴りを放つ。
「はぁ……ッ!はぁ……ッ!何なんですか貴方は!私が貴方に何をしたというのですッ!?」
「何もされてねぇよ!今のお前にはまだなッ!!」
よろめきながらもなんとか立ち上がり、痛む頭部を押さえながら叫ぶように問いかけてくるエクデスへ、デュオスは意味不明ともとれる答えと共に回し蹴りを食らわせる。
痛みによって感覚が鈍る中、満身創痍のエクデスは必死に左腕でガードをするも受けきれる筈も無く、大型の獣に撥ね飛ばされたように机を巻き込みながら近くの壁へと叩きつけられた。
「わ、理由のわからない事を……!貴方は狂っている……!」
壁に背を預けたままもはや立ち上がることもままならないのか、睨みつけるのが精一杯の様子のエクデスへ、デュオスがトドメの一撃を決めようと近づいていく。
しかしエクデスの後ろ手には先程叩きつけられた衝撃で折れ、鋭利に尖った机の脚が握られていた。
「本当は今すぐぶっ殺してやりてぇ程お前が憎いさ!……けど、殺しゃしねぇよ。」
「師匠との約束だからなッ!」
デュオスにとってエクデスは、幸せだった未来の世界にて愛娘を、そして最愛の妻を失う原因となった許しがたい相手だ。
だがもし最初から本気で殺すつもりなら、わざわざ殴り合い等という原始的な方法を取らずとも不意打ちでカタをつける事もできた。
だがそれをしなかったのは、例えどれ程絶望し復讐に囚われようとも、人としての道を踏み外してはならない、という師匠からの教えがあったからだ。
そうしてデュオスがその怒りを込めた拳を振り上げた、その時。
「綺麗事を──貴方は相当甘いようだッ!」
「う゛ッ!?」
その手に隠し持った凶刃を、エクデスは力いっぱいにデュオスの腹部へと突き刺す。
魔術で身体を強化しているとはいえ生身である為、打撃はともかく刺突を完全に防ぐことは困難だ。
「デュオスッ!!」
「ッ……!」
「憎んでいると言うのならッ!復讐をしたいと願うのならッ!!」
「殺さなければッ!確実に根絶やしにしなければ!復讐は終わりはしないッ!!」
刺されたのを見て咄嗟に助けに入ろうとするマナを、デュオスは何故か手で制止する。
その間にもエクデスは、その心の内に秘めたあまりに強い憎悪を込めて抉るように深く机の脚を押し当て続け、それによってデュオスの腹部が真っ赤に染まっていく。
「……ああ、そうかもな。けど、それって誰の為の復讐だ?」
「虐殺された先祖の為か?それともお前自身の為か?」
「そんな物……ッ!──ぐぁッ!?」
腹部への凄まじい痛みに耐えながら、デュオスはエクデスへと静かに問いかける。
その問いかけに対し動揺したのか、エクデスの力がほんの一瞬緩んだ、瞬間。
デュオスは右の拳で思い切り彼の頬を殴り、地面へとねじ伏せた。
「立場が違えば……俺もお前のようになっていたかもしれない。」
「だがそれでも、過去の復讐のために現在を生きる人達を傷つける、お前のやり方は間違っている……!」
「っ……それにさ、いつまでも過去に囚われ続けて生きるのは、すっごく辛いだろ……?」
深く腹部へと突き刺さった机の脚を苦痛に悶えつつも引き抜き投げ捨てると、デュオスは強く腹部を押さえながら悲しげにエクデスへと語りかける。
しかしもはやエクデスからの返事は無い。
どうやら先ほどの一撃で完全に気絶してしまったようだ。
それを確認した途端、デュオスは気が抜けたようにがくりと両膝を着き、同時に部屋に展開されていた拘束魔術の効力が失われた。
「デュオスッ!?しっかりせんか!」
「す、すいません師匠……こいつの拘束をお願いします。」
「後できれば俺に回復魔術も……痛くて泣きそうです。」
「っ……このたわけ!」
空元気のように笑顔を見せてはいるが明らかに具合が悪そうなデュオスは、ゆっくりとマナの方を振り向く。
対エクデス用にと編み出し連発使用した拘束魔術によって殆どの魔力を消費してしまったらしく、もはや自分で回復魔術を使用する事もできないようだ。
そんな弟子の様子に、少しだけ泣きそうになっていたマナは涙を拭うと、すぐに素早く指を鳴らし拘束と回復の魔術をそれぞれに施した。
「全く、とんでもない無茶をしおって……!」
「ごめんなさい……でも、師匠が側に居てくれるから大丈夫かな~って──痛ぁッ!?」
ずっと気が気でないままに弟子の戦いを見守っていたというのに、その当人がそんな事を言うのだから、これは頭を一発ぶん殴られても当然だ。
そうしてマナはデュオスへの治療もそこそこに、持参した拘束具を気絶しているエクデスへと装着する。
デュオスが初めて彼女らの前に姿を現した時にも使用した、魔術の発動を制限する特殊な魔道具だ。
「お、俺一応怪我人なんですけど……。」
「やかましいわバカ弟子がッ!また同じような事をしてみろッ!そん時は治療してやらんからな!!」
「ご、ごめんなさい……。」
凄まじい剣幕でデュオスを叱りつけるマナだったが、そんな彼女の目には安堵からかまた少し涙が浮かんでいる。
その大きな声に、本気で心配させてしまった事を深く反省したらしいデュオスは、しょんぼりと獣耳を平たくして俯きながら彼女に謝罪した。
兎にも角にも全ての黒幕であるエクデスをついに捕らえ、後は彼に然るべき法の裁きを受けさせれば万事解決──と、思われたその時。
「──居た!大変よッ!アンタ達!」
「む!?ミィオ!」
「ど、どうしたんです……?」
割れた窓から赤い鳥の姿として飛び込んでくると同時、変身魔術を解除して元の姿へと戻ったミィオが、慌てた様子で師弟に何かを伝えにやってくる。
しかしエクデスは現にそこで気絶しており、これ以上の厄介事など起こり得ない筈、だったのだが──。
「ついさっき、青い髪をした獣耳の魔術師が港町で暴れてるって、魔術協会から王宮へ報告があったのよ!」
「えっ!?」
「なん、じゃとぉ……っ!?」
突如として飛び込んできた衝撃的なニュースに困惑しながらも、気絶しているエクデスの方を思わず二度見する師弟。
港町と言えば王都に次いで人が多く集まる場所であり、しかも近くにはダイナが通うアステリア魔法学校がある場所だ。
そしてそんな港町で暴れていると言う、エクデスの特徴に酷似した魔術師の正体とは──?
かくして師弟の戦いは、まだもう少しだけ続くのであった。




