第37話『やり直し』
【主な登場人物】
『師匠』
名前:マナ・アスター
性別:女性
種族:ハイエルフ(絶滅危惧種)
年齢:400歳オーバー
容姿:身長140cm エルフ耳 色白 華奢な体型
紫がかった白く長い腰まである髪 金色の瞳
服は白系のワンピースタイプの服が多め
外出時はその上に黒のローブとツバ広の魔女帽子
備考:一人称は「ワシ」 天才魔法技術者、及び魔術師。別名魔術おばけ。
王宮直属の魔術研究機関に勤めていた過去を持ち、数え切れないほどの魔術やそれに関する技術を開発した。
しかし、ものぐさな上に人嫌いであり、面倒事に巻き込まれる気配を察して逃げるように研究所を退職。
それ以来、研究者時代に稼いだお金で買った土地と森で、ダイナを拾うまでは悠々自適な一人暮らしをしていた。
未来から来たという大人になったダイナの話を聞いて強い後悔と責任感を覚え、共に未来を変えようとしている。
『弟子』
名前:ダイナ・アスター
性別:男性
種族:幻魔族(絶滅済みとされていた)
年齢:12歳
容姿:身長152cm(ケモミミを含まない) 狼のような黒い獣耳と尻尾 浅黒い肌 可愛い系な顔立ち 標準体型
赤みがかった黒色で前髪長めの無造作ショートヘア こめかみ辺りからは灰色で小ぶりな巻角 赤い瞳
冬以外は半袖半ズボンで居る事が多い 中でもドラゴンが刺繍された赤いシャツがお気に入り
学校へ行くときは、その上から学校指定の黒いフード付きローブを着用
備考:一人称は「僕」 マナの弟子にして、古に絶滅したとされる幻魔族の末裔の少年。
ある雨の日に、母親からの手紙と共にマナの家の前に置かれた籠の中に入れられていた。
12歳になって学校に通い始めるまで森の外に出たことが無く、少し世間の常識とはズレている所がある。
好きな事は読書と料理、マナに教えてもらう魔術の勉強。最近はそれに学校へ行くことも追加された。
マナの事はもちろん好きだが、その感情の正体や意味を本人はまだ完全には理解していない。
ずっと怪しんでいたデュオスの事を現在は「未来から来た自分とマナの子供」だと勘違いしている。
『もうひとりの弟子』
名前:デュオス(未来のダイナ)
性別:男性
種族:幻魔族
年齢:不詳(見た目は20代後半くらい?)
容姿:身長178cm(ケモミミを含まない) 狼のような白い獣耳と尻尾 浅黒い肌 すっかり大人の顔立ち がっちり体型
ストレスで真っ白になった長いやつれ髪 こめかみ辺りからは黒色で立派な巻角 本来赤の瞳はマナと同じ金色に偽装している
時間遡行の影響で部分的に真っ黒に変色してしまった身体を隠すため、長袖長ズボンでいる事が多い
外出時には、こっちに来てからマナに買い与えられた黒いロングコートを身に纏う不審者スタイル
備考:一人称は「俺」 マナと結婚した未来から来たというダイナ。
ある雷雨の日に落雷と共に全裸で家の前に現れ、不審者だと思ったマナに拘束・保護された。
同じ時間軸に現在と未来の同一人物が存在するという時間的矛盾の発生を回避するために、過去の自分であるダイナには記憶喪失という事で通していたが、現在はダイナの思わぬ勘違いによって2人は父子という事になっている。
未来から来た理由は、この先に待ち受ける最悪の未来を変える為だという。
【その他の登場人物】
『真実を求めるお姫様』
名前:ソフィエル・マベリスキア
年齢:見た目10代後半くらいのレディ
種族:エルフ
性別:女性
容姿:身長165cm 長い金の髪 翡翠色の瞳
綺羅びやかな銀色のクラウン ふわりとしたスカートのピンク色のドレスが特徴的 とても大きい
備考:王宮内部の協力者 好奇心旺盛なお転婆姫に見えて、その実かなり賢く強か。
王宮がひた隠しにし続けてきた真実を知り、兄の企てを暴いた今、これからこの国をどうすべきなのかを悩んでいる。
『国王暗殺を企てる王子』
名前:ラギル・マベリスキア
年齢:20代くらいの見た目 妹とは結構離れてる
種族:エルフ
性別:男性
容姿:身長180cm 金髪 翡翠色の瞳 すらりとした体型
髪を後ろへまとめて前髪を片側だけ垂らしたような髪型 外面は良い
権威を主張するようなギラギラとした装飾派手めの白スーツが特徴
備考:策謀家にして危険な野心家
次期国王に選ばれる事は確実という立場ながら、いくつもの黒い繋がりを持つ。
父リュケウスの毒殺計画をソフィエルに看破されて危うく投獄されそうになるも、エクデスの用意したスケープゴートのお陰で何とかその場を凌いだ。
傲慢かつ小心者であり、エルフ以外の種族を心の中では見下している。
長かった夏休みも終わりを告げ、ついに迎えた新学期の登校初日。
何日も前からミナへの約束の返事について考え続けて、結局昨晩もよく眠れなかったらしいダイナはふらついた足取りで校門をくぐっていった。
そんな小さな弟子の背中を見送った後、マナはもう1人の弟子と共に王宮へと赴く。
何でもリュケウス王直々に、マナ達に向けて話があると言うのだ。
今回ばかりは正式に王の客人という事で、堂々と王宮内へと足を踏み入れた師弟は、謁見の間ではなくリュケウス王の寝室へと通されたのだった。
「……何じゃ、この間見た時より随分と元気そうじゃな。リュケウス。」
「!?(王様を、呼び捨て!?)」
「ええ、お陰様でこの通り、だいぶ体力も戻りました……。」
王の寝室へと入るなりリュケウスを見て冗談めかしく笑うマナに、初対面となるデュオスは驚愕のあまり思わず彼女を二度見する。
しかし彼女の言う通り、以前に比べれば血色も魔力量もかなり正常へと近づきつつあるリュケウスは小さく苦笑して、改めて感謝の意を示すように自らの胸へと手を当てた。
「じゃがまぁ、ワシがお主から勲章をもらった頃の肌艶に比べれば、まだまだじゃな。」
「っふふ、ご冗談を……あの時の私は父が急逝したばかりで、まだ王に成り立ても良いところ。何も知らない若造だったのです。」
「ああ、よく覚えておるぞ。ガチガチに緊張して、ワシに渡す勲章を1度落っことした事もな。」
「……それは忘れてください。ですが、そんな私ももう良い歳です。いつまでも昔のようには……。」
冗談交じりに昔を懐かしむような会話をするマナとリュケウスの姿に、何故自分までもが呼ばれたのかわからないデュオスは少しそわそわと尻尾を揺らしている。
マナはそんな弟子の様子をちらりと横目で確認すると、大胆にもリュケウスのベッドへと腰掛けた。
「……して、ワシらを呼んだ理由は?よもやまたラギルが何か企んでおるのか?」
「いえ、そうではなく……今日呼んだのは、貴女方にこれをお見せする為なのです……。」
単刀直入なマナの問いかけに、リュケウスはそう言ってベッド脇の机の引き出しから1本の古びた巻物を取り出し、彼女へと差し出した。
紙の劣化具合やその質感から見ても、かなり古い物のようだ。
「む?これは……古代エルフ文字?ふむ……。」
「(あれ、これって……。)」
受け取った巻物をベッドの脇に慎重に広げると、マナは中身を検め始める。
そんな彼女の様子に横から覗き込むように巻物を眺め出すデュオスだったが、すぐに何かに気がついたようだ。
「ご覧の通り、そこに描かれているのは古の時代の幻魔族に関する事です。」
「確かに……しかしこれは──。」
「ええ、貴女方が既にご覧になった戦争の記録とはまた別……言わば、幻魔族という種族についての生態を記した物です。」
「……!」
幻魔族の生態を記したという言葉を聞いてデュオスは獣耳を反応させ、マナの背中越しにもう一度巻物へと目を落とす。
かなり古めかしく、やや誇張されたような絵柄ではあるものの、確かにそこには獣耳と2本の角という幻魔族の特徴を持った人物の姿が描かれていた。
「し、師匠っ……!」
「わかっておる、そう焦るな。……『我ここに記す、悪獣に秘められし強大なる魔の力──。』」
詳しい内容の解読を催促するようにマナの肩を揺らすデュオスを彼女はそっと宥めると、やがてゆっくりとその内容を読み上げ始める。
以下はそれを要約した内容だ。
幻魔族は一見すると獣人に近いような姿を持ちながらも、その実エルフ以上に魔力の扱いに優れた種族である。
彼らの多くは魔力の流れや量、質と言った物を視覚的に捉えることができるらしく、その探知能力は例え子供であっても侮れない程だ。
成長しある程度の年齢を過ぎると、老齢に達するまで殆ど容姿に変化が見られないという点においては我々にも似た特徴を持っていると言えるだろう。
しかしながら彼らにはその身に秘めたる強大な力があると言い、それは自らの意思によって頭部の角を破壊する事により発現するらしい。
その力を用いれば一瞬にして遥か彼方の地へと移動できるだとか、はたまた街1つ国1つを簡単に焼き滅ぼせる等と言われているが、どれも真偽の程は定かではない。
それでもわかっている事は、破壊された角は二度と再生する事はなく、両方の角を失った幻魔族は例えどれ程若く健康であっても長くは生きられないという事だ。
「(角を……。そういえば、遺物に封じられていた記録の中の女の人も、片方だけ折れてたっけ……。)」
「……やはりそちらの方は、幻魔族なのですか?」
「ッ!?あ、いや俺は……っ!」
「そうじゃよ。……遠い昔にワシらエルフが滅ぼした、幻魔族の生き残りじゃ。」
話を聞く内に無意識に自らの角を触っていたらしいデュオスを見て、魔術によって隠された角が見えていないながらも、何となく察していた様子のリュケウスがそっと問いかける。
当然慌てながらも咄嗟に否定しようとするデュオスだったが、意外にもマナがあっさりとそれを肯定してしまい、デュオスは唖然とした表情を浮かべた。
「そう、なのですね……。やはり生きて……これも因果か……。」
「たわけ、しっかりせぬか!奴の有罪を証明できん以上、今お主が倒れたらこの国は終わりじゃぞ!」
かつて自分たちの先祖が滅ぼしかけた種族の末裔によって、間接的ながらも命を狙われていた事を知ったリュケウスは、それも王家の犯した罪に対する罰なのだと考え、あまつさえ受け入れようとしていた。
だがもしここでリュケウスが王の座を退くことがあれば、自動的に次に王となるのは息子であるラギルであり、そうなればいよいよもってこの国はエクデスにとって都合の良い傀儡と成り果ててしまうだろう。
「あれこれと考えても、結局のところは黒幕たる彼奴を捕らえねば何も進まぬ……か。」
「そうなりますかな……いやはや、このような恥ずべき身内の問題に巻き込んでしまい、貴女方には本当に申し訳なく……。」
「そんな!頭を上げてください!……奴には俺としても因縁があるんです、だから──。」
結局のところはそういった結論に落ち着き、リュケウスは師弟へ深々と頭を下げる。
王に頭を下げさせる等という気が気でない状況に慌てるデュオスが、エクデスとの時を超えた因縁について口にしようとした、その時。
「お父様ッ!お兄様が──!」
突然寝室へと飛び込んできたのは、随分と慌てた様子のソフィエルだった。
彼女は何故か師弟父の寝室に居ることに一瞬驚いたような表情を見せながらも、手短に状況を報告する。
「お兄様を乗せたと思われる馬車が、先ほど王宮を出たと報告が……!」
「……そうか。はぁ……バカ息子め……。」
有罪とまではならずも謹慎を言い渡され、しばらく大人しくしていた筈のラギルがどうやらついに痺れを切らし動き始めたようだ。
危うく毒殺されかけながらも、それでも親として息子の事を最後まで信じていたかったらしいリュケウスは、額に手を当て深い失望の溜息を零す。
謹慎中であるラギルには会合の予定などもちろん存在しない為、彼は自身が黒である事をこれによって実質的に証明してしまったのだった。
「今ならまだ追える!行くぞデュオス!」
「はい師匠ッ!」
かくしてついに動き出したラギルを追い、そしてその先に待っているであろうエクデスとの決着をつけるべく、師弟は共に王宮を飛び出すのであった。
◆◆◆
王宮を出発したラギルの馬車を追いやがて辿り着いたのは、以前にマナが尾行調査にて訪れた事のあるレミノフ伯爵の屋敷だった。
だが屋敷の主人であるレミノフはラギルへの殺人教唆の罪によって未だ投獄中であり、その関係者の殆ども屋敷を離れてしまった為に中はもぬけの殻の状態だ。
にも関わらず、屋敷の前に馬車を止めるなり迷うことも無く早足で中へと入っていくラギルの姿を確認すると、師弟はそれぞれ魔術で鳥の姿へと変身し、手分けして空から中の様子を伺った。
「──ふむ、どうやらまだ奴は来ておらんようじゃな……。」
「そうみたいですね。でもあの様子を見るに、誰かを待っている事は確かなようです。」
一通りを見て回った2人は標的であるエクデスがまだ到着していない事を確認すると、ラギルの居る部屋にいつでも突入できるよう屋根上に陣取り、遮音や認識阻害機能などを有した潜伏用の小規模な魔術結界を展開する。
先ほどラギルの様子を確認した限りでは、何やら何かに怯えるように落ち着かず、それでいて苛立った様子で貧乏ゆすりなどを繰り返しているようだった。
「動きがあるまでは、しばらくここで待つとするか……。」
「了解です!……、……そのー、師匠?こんな時に何かとは思うのですが……。」
「む……?」
標的に動きがあるまで待つ事となった2人だったが、少しの間を置いて唐突にデュオスが少し気不味そうに話を切り出し始める。
「この間言っていた……この時代の俺と結婚しないって、本気なんですか……?」
「……その事か。……ああ、本気じゃ。ワシはあやつと結婚する気は無い。」
「っ……やっぱりそう、なんですね。」
どうやら先日のマナの『弟子とは結婚しない』という宣言について色々と彼なりに思う所があるらしい。
デュオスがその事を気にするのは当然で、未来にて大切な妻と娘を失い、それを取り戻すために過去へとやって来た彼からすれば、自らの知る歴史の流れと同じように師弟が結ばれる事だけが娘と再会できる唯一の方法だからだ。
「……娘の事が気がかりなのじゃろう?じゃがなデュオスよ、良く考えてみるのじゃ。」
「未来からお主が来た事で、確かにワシとダイナのこの先の運命は、本来の物からは大きく異なる方向へ進んでいるかもしれん。」
「じゃがそれは、お主という本来この時代にはいないはずの存在が無ければ、起こり得なかった変化が起きたという事じゃ。」
「ッ……じゃあつまり、俺が来たせいで師匠はこの時代の俺と結婚してくれなくなった、って事ですか!?それじゃあ俺は一体何のために──ッ!」
こうなってしまうであろう事がわかっていたマナは、なるべくデュオスを刺激してしまわないようにと慎重に言葉を選びながら話すも、娘とはもう二度と再会できないという現実を突きつけられた彼は当然とても冷静ではいられず、興奮して立ち上がろうとする。
「落ち着けッ!……そもそもの話、お主の願い通りにワシとダイナが結婚し、娘を産んだとしても……それはもう、お主の知る娘では無いかもしれんのじゃぞ?」
「それはっ……!そう、かもしれません……けど……。」
立ち上がり危うく頭が結界からはみ出そうになった所を、マナに強く手を引っ張られなんとか冷静さを取り戻したデュオスは、しゅんと落ち込んだようにその場に座り直す。
出会うはずの2人が出会わなかったり、あるいは出会うきっかけやタイミングがズレてしまったのならば、その先に続く未来は間違いなく本来の未来とは別の物になる。
どれだけ本来の歴史に沿って再現をしたとしても、微細な部分では必ず異なる未来になってしまうのだ。
そのため例えデュオスの想定通りに事が進んだとしても、彼という想定外な介入者の存在によるこの先の未来への影響は、とても計り知れない物になるだろう。
「全てを諦めろ、とまでは言わん。……じゃがせめて、これを好機と捉えることはできぬか?」
「お主は確かに多くを失った。じゃがその先に、こうしてやり直すまたとない機会を得た。」
「この時代を生きる1人の人間として歩み、新たな幸せの形を探してみるのも、そう悪くは無いのではないか……?」
「……。」
まるで諭すように語りかけてくるマナの言葉にデュオスは何も言わず膝を抱え、そこに両目を押し付けるように頭を埋める。
強い後悔と大きな孤独感に押しつぶされそうになりながらも、何とか苦難を乗り越えて彼は過去にやって来た。
だと言うのに、例え過去を変えても元居た未来は何も変わらず、その上自分がこの時代に来てしまった事により、最愛の人は本来の歴史とは大きく異なる道を進もうとしている。
それを知ったデュオスの心はもう、正直に言って限界寸前だった。
「まぁ……そうじゃな。前にも言ったかもしれぬが……例えばそう、再婚でも──。」
「だったら!……だったら、師匠が俺と再婚してくださいよッ!」
「っ……デュオス……。」
それでもなお弟子の幸せを願い再婚の提案をしようとするマナに、もはや自暴自棄のようになってしまったデュオスは顔を上げ、叩きつけるように叫ぶ。
そのあまりに悲痛な彼の叫びと、小さな子供のように泣きじゃくった表情を見て、マナは小さく動揺した。
そうして2人は気不味さからか互いに目も合わせる事もできず、俯きながらじっと黙り込む。
「──そうじゃな……それもまた、良いのかもしれん。」
「……えっ?」
永遠にも感じられた沈黙を破り、ぽそりと呟かれたマナの言葉に一瞬反応が遅れたデュオスは顔を上げ、自らの獣耳を疑うように彼女の方へと傾ける。
するとマナはそんな彼の方へと目を向けると、小さく笑った。
「じゃが、まずは相手を真剣に探してみろ。……その上でどこにも貰い手がなければ、ワシが貰ってやる。」
「えっ!?そ、それ……っ本気、ですか!?本当に師匠と──!」
本気かはたまた弟子を元気づけるための冗談か、そんな事を言い始めたマナに再びデュオスが興奮して立ち上がらんとした、まさにその時。
ラギルの居る下の部屋から誰かの話し声のような物が聞こえ、2人の動きが同時にぴたりと止まった。
「ふ……話の続きは帰ってからじゃ。準備しろ、デュオス!」
「っはい!師匠!」
師匠の小さな手にぴしゃんと尻を叩かれ、デュオスは急ぎ涙を袖で拭い去る。
かくしてついに師弟にとって、そしてダイナら子供達の未来を守る為の戦いが始まるのであった。




