大人になったら「自動的にしっとりした大人になる」と思っていたのですが、一向にしっとりしない件について
タイトルまんま。
皆さまごきげんよう。コロンでございます。
おほほ。
皆様は子どもの頃、大人がどう見えていましたか?
自分の思い描く「大人」はどんなでしたか?
大人。
コロンが子どもの頃「大人になったらこうなるのかぁ」と思っていた像は、テレビの中でゆったりと過ごし、お屋敷を優雅に歩き、ソファーに座って庭を眺め「あら嫌だ」なんて言葉使いしたり、事件があっても警察と速やかに解決するしっとりした女性。
あ、今、心の中で吹き出したそこのあなた。
その理由を詳しくお聞かせ願いたいですわね。
場合によっては鉄拳を交える事になるかもなので、周りの皆様にご迷惑をおかけする事のないよう、とりあえず表に出てもらってよろしいですか?
ああ、でもその前に話を戻しますね。
大人になったら自動的にしっとりした大人になると思っていたのですが、コロンはもう何年も前からずいぶん大人になっているのですが、一向にしっとりした大人になりませぬ。
取れそうで取れないクレーンゲームに「もう一回!ちょっと待ってもう一回!100円ある?」と、旦那様から100円を奪い、かなりの額を注ぎ込んだくせに(二千円が限界)取れなかったらぶーぶー文句を言って口を尖らす。
活動報告を振り返ってみると、書けない事を忙しさのせいにしている。
やる気がない事を猫のせいに…いや、これは本当に猫のせいなんだけど。
いつまで経っても「コロンおっとな〜!ふふん」と思えない。
前に友人に相談した時の事を思い出す。
「コロンちゃんの考える大人ってどんなの?」
「うーん。例えば、背後で「ガタンッ!」って音したら、今のコロンだと、ビックーー!!ってして、バッと振り向いて「きゃー!何!?なんの音〜??」って言うでしょ?」
「うん」
「そうじゃなくて「ガタンッ!」……「あら?何か音がしたわね?何かしら?」ってゆっくり振り向くような大人」
「ふっ(笑)それって大人って言うか、ボケちゃってる手前みたいなさ…反応鈍くない?(笑)」
ぐぬぬ…
的確過ぎて反論出来ない。
「それにさ、コロンちゃん大人になって池に落ちたよね?」
「うん。でも足半分だけだよ」
「どうして落ちたんだっけ?」
「寒い冬の日、池に凄い分厚い氷が張ってて「乗れるんじゃないかな〜?」と思って乗ったから」
「そういう事、大人はしないよ」
ぐぬぬ…
「いや!でも!!」
「うん。リビングの壁に…絵描いたりしないよね」
「はい」
「あと…」
「もうやめて!!」
大人になったらしっとり…
もうずいぶん…大人なのに…しっとりはどこいった。
でも、もしかして…
「俺はまだ本気出してない」みたいに、これから大人になったりするのかな?
池に落ちたのはずいぶん前なのに、いまだに友人が言う。よほど驚いたらしい。
どっかのエッセイで書いたかもしれない内容をまた書いてしまったかもしれないが、思い出せないので「まああっか」と思ってしまうようなにんげんにはなったと思う。
拙い文章、お読みくださりありがとうございました