ほのぼのしたいのです。へびさん編
第四回です。
たとえ需要がなかろうと~♪
書けるネタを書いていくスタイルです。
残酷な描写もあるっちゃあります。
『へびのようなヤツ』
執念深くどこまでも追い詰めてくるような感じの嫌ーな人のことですね。
今回は、特に需要はないものの、へびさんについて語ってみます。
苦手な人は無理しないでくださいね?
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さて、これから先を読む覚悟がある人だけお付き合いくださいね?
冒頭の言葉は、へびさんの感知能力から来ているといいます。
ピット器官……無線誘導兵器のことではないのです……ですが、熱感知センサーと聞くと、ずいぶんハイテクな機材を積んでいると思いませんか?
……まあ、蚊などの鬱陶しい虫けらと同レベルと聞くと、凄まじい下げ発言になりそうですが。
爬虫類愛好家の方からは、つぶらな瞳がかわいいと聞いたことがあります。
でも、へびさんの目はほとんど見えないっていうんですよねぇ……。
代わりに、ピット器官が発達していることで、夜の闇に紛れても確実に獲物を追うハンターであるというわけですね。
さて、私の周りにいるへびさんは、『アオダイショウ』、『ヤマカガシ』、『マムシ』の三種です。
それ以外にもいるかも分かりませんが、見たことはないです。
アオダイショウはともかく、ヤマカガシとマムシは毒があります。
赤い色は血の色、自然界での攻撃色と言われるケースもありますね。
また、毒を持つものは、その毒が敵に対して有効であることを知っています。
つまり、逃げる以外に立ち向かうという選択肢が発生するのです。
自慢の毒で対峙した敵を退治すれば、それがエサになるかもしれませんからね。
そして、自然界のどうぶつたちは、長い歴史の中で、そいつが毒を持っていることを本能に刷り込まれます。
人喰い鮫だって、ウミヘビを見ると速攻逃げ出すというくらいですし。
そんなわけで、へびさんは自慢の毒を『おれっち、もってるぜ?』とアピールするわけなんですね。
色とか、柄とかで。
赤い色したあんちくしょうは、自慢の毒持つニクいヤツ~♪
山菜採りやキノコ狩りで山に入ったときは、ばったり遭遇しないように気を付けましょう。
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お次は、アオダイショウです。
青でありながら緑とは、これいかに?
そう言われましてもね、『緑』自体が明治入ってからできた新しい漢字といいますし、緑が生い茂っている様子を、『青々としている』というでしょう。
昭和初期生まれの人は、緑のことを青と呼ぶ人もいると思います。
さて、そんなアオダイショウ。
結構大きいです。1メートル越えるくらい。
それが、にょろにょろと這って逃げていきます。
自分よりからだの大きな人間に対して、歯向かったりしません。
毒を持たないどうぶつは、性質が(比較的)穏やかで基本逃げます。
それが肉食動物なら、威嚇して怯ませ、牙で手傷を負わせて隙を作り、逃げます。
熊でも基本はそうです。
ですが、アオダイショウは、威嚇することなくとにかく逃げます。
人間には敵わないと知ってるから。
……と、いうかですね、へびさん、昔は貴重なタンパク源だったことでしょう。
本能に刻まれているのですよきっと。
『たべられたくないっ!』
と。
まあそんな感じで、自然の保護色たる緑色をしたアオダイショウは、人に危害を加えません。
むしろ、家の床下からにょろりと出てきたへびさんは、その家の守り神と言われています。
『絶対に悪戯するな。祟られるぞ』
と教えられた私。
その理由は簡単ですよね。
壁や床に穴を開け、大事な食料を食べてしまうネズミを獲って食べてくれるからです。
そうでなくとも、へびさんは世界各地で神や龍の化身として信仰の対象になっています。
水神だったり、龍の幼体だったり、虹の化身だったりと。
都会では馴染みのない感覚かもしれませんが、へびさんのこと、嫌う……のは仕方ないにしても、いじめないであげてくださいね?
黙って距離をとれば、勝手に逃げていきますから。
青い色した大将は~、影で働く粋なヤツ~♪
やべぇですね。へびさんに関してまだまだ語れることに気づいた私。
あと少しだけで締めることにします。
爬虫類を飼育している方の家から、ニシキヘビが逃げ出したことがニュースになりました。
ニシキヘビは基本おとなしいですが、絞め殺した相手をエサとして食べる習性上、人間が締められる対象にならないとも限りません。
実際、ニシキヘビに締められた人が過去にいたそうですし。
鍵付きのケージだからと油断した結果が、脱走です。
私個人としては、爬虫類が基本的に保菌しているサルモネラ菌のこともあり、爬虫類の飼育には否定はしませんが難色は示します。
カミツキガメなどの危険な爬虫類が、飼育放棄され捨てられ繁殖し、生態系を狂わせている話は有名ですよね。
爬虫類に限らず、どんなペットも飼育を始めたのなら、看取りまで責任を持つことが飼い主の義務と考えます。
今生きている命に対して、責任を持ちましょう。
その上で、他の人に迷惑をかけないのなら、好きなペットを飼育すればよいのです。