表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作詞集  作者: 因美美果
30/33

作詞・30

あの雷を昇って 曇りのない世界へ

あなただけでも連れてって 好きなものも好きなだけ連れ立って

そしたらいつか許してね



数多の死人が口揃え お空でみんなが待ってるの

手ぶらで行けるその場所で 終わらない死後を過ごすの

生き切れなかった人たちも 稼ぎ過ぎた人たちも

ばらばらになった人たちも 出迎えてはくれないけど


通り雨が急かした 白線の綱渡り ランドセルに擦り傷 転ばないようにね


花のない野原で踊ろう 足の落ちるまま蹴り散らそう

陽射しも降らず 春風も吹かず 生きる肌だけが揺蕩うの

火に焚べられた柿の枝葉 こんなはずじゃなかったろう

心を温う 灯火も暗く 生きるだけでは足りないの



明日は今日も来なかった それでもみんなは待ってるの

荷物も持てない空には 好きな曲や映画はないらしい

楽しみにしていたのにな 約束だってしたのにな

自分なりに頑張ったのにな 期待に応えたかったな


遠い夢が枯らした 廃線を後戻り 焦る夜の騒めき 今も忘れないよ


嵐の朝に船を出そう 高波の夜に帆を張ろう

漂うままに 流されるままに それがどうしていけないの

世界を繋いだ架け橋が 世界を陰りに近づけた

皮肉じゃないよ 嫌味じゃないよ ただね 少しだけ疲れたの



あの雷を昇って 曇りのない世界へ

あなたは行こうとしなくて 生意気な笑顔を浮かべて

他には何も要らないって


花のない野原で踊ろう 気が向いたら種を蒔こう

欲張ったこと 会いたかったこと 綺麗じゃなくても良かったの

きっと死ぬまで続けるよ あなたに込めた弓の声

許してね どうか信じてね それだけで嬉しかったの


あなたのおかげで笑えたの

 

『魔法』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ